メジャーどころが多いけど…
今年読んだマンガの中でのヒット作
2018年ももう終わり…今年はマンガをだいたい30作品ほど読んだようです。今回はその約30作品の中から「これは面白かった!」って作品を紹介していきます。
この記事をまとめている間、なんてメジャーどころばっかりなんだ…って己のミーハーさに少々恥ずかしさがありましたが、メディアミックスも始まっている作品も多いので実力派間違いないですよ!
それでは今年一番はまったマンガから紹介していきます!
1.約束のネバーランド
今年、大人買いしたマンガその1。一言で言うならデスノートのファンタジー版みたいな世界観。ある意味ジャンプらしくない作品かも。
あまりにも面白すぎてレビュー記事を書きましたが、次が気になりすぎて止まらなくなること請け合い。食人鬼と人間の関係、そして食料として育てられた子どもたちの将来はどうなるんだろう…
悲しいかな、この作品の性格上、最初から読まないとストーリーの全体像がつかめないってところ。でも1巻を買ってしまったが最後、高確率で最新刊まで一気買いしてしまうでしょう。
2.ゴールデンカムイ
今年、大人買いしたマンガその2。本格アイヌグルメマンガ。こちらも好きすぎてレビュー記事を書きました。金塊を巡る旅はおまけ?日露戦争が終わったあとの北海道が舞台。どこかに隠された大量の金塊を探すサバイバルバトルマンガです。
建前はサバイバルバトルマンガなんですけど、個人的に好きなのがアイヌ文化の紹介。アイヌの神話や伝説だったり、狩りや食事の場面を見るのがとても好きです。よくぞここまで調べ上げて、いきいきと描いたものだと感心してしまいます。
大英博物館で開催予定の日本のマンガ展に先立ち、大英博物館公式Twitterのバナーにゴールデンカムイが選ばれるくらい海外での評価も高いようです。アニメ化もされましたがアニメでは描かれなかった(描けなかった)エピソードもありますのでアニメから知った人はマンガも見てみることをおすすめします。
3.少女終末旅行
今年、大人買いしたマンガその3。たまたまアマゾンのセールで見かけてタイトルに興味をそそられて購入しました。そして一気に最後まで読み通してしまいました。一貫したストーリーと世界観を説明しきらない余白が素晴らしい。
舞台は文明が衰退した推定西暦3000年くらいの世界。主人公の少女二人組が下層からまだ人類が残っているかもしれない、もしくは人類がどこへ行ったのかのヒントがあると言われる最上層へと旅する物語です。人類は一体どこに行ったのか。そして人類が残してきた文明にお別れを告げながら最上層に旅します。
最終巻では思わず泣いてしまうほど感情移入してしまった作品でもあります。この物語の終末は果たして幸せなものではなかったのかもしれませんが、少女二人の旅は幸せだったと願ってしまいます。
4.衛府の七忍
最新刊が出たらその日に買うマンガとなったのがこの衛府(えふ)の七忍。時代設定は江戸幕府が開かれて間もない時期。徳川家康が治めるピラミッド構造の体制を「覇府(はふ)」とよび、一方でその体制を否定する「衛府」。
「覇府」側の人間から一方的に虐げられる少数派の移民や異国や異形や異教の人々。その虐げられた人々が死に際に衛府の使いである龍の力を借りスーパー忍者となって現世に蘇って体制をひっくり返すべく活躍する物語。どこか胸がすくようなストーリーですが、どこか物悲しさも感じるのが不思議な魅力。
いろいろとぶっ飛んだ必殺技やアクションもあり、SF忍者活劇として楽しむ作品なのですが、小さいお子さんに見せられないくらいの人体破壊描写がおおいのでグロ耐性がない人は見ないほうが吉。
5.ゆるキャン△
山梨に住む女子高校生たちがキャンプを楽しむマンガ。言ってしまえばそれだけなのですが、作者の少ない線で描くキャンプの描写やレンズ歪みを巧みに生かした背景の書き方などで読者をキャンプに誘う、そんなマンガです。
よくある女子高生たちがゆるゆる楽しむ日常系マンガかと侮るなかれ。ちゃんとキャンプしています。むしろキャンプメイン。日常パートはキャンプとの対称として最小限描かれる程度にまとまっており、マンガの8割はキャンプやキャンプの準備シーンとなっています。
一番好きなのがキャンプ地と日常をゆるく繋ぐSNSアプリの描写。まるで自分がどこか遠くにいるキャンプ中の友人と話しているような気持ちになることができますよ。
いろいろ読んだ2018
昨年にkindleを購入してマンガや小説の読書量が一気に上がりました。移動中にたくさんの本を読めることはもちろん、お家に居ながらにして約束のネバーランドだったり、ゴールデンカムイだったりを大人買いできちゃいますもん。
今回紹介したマンガはかなりメジャーなものばかりだったのですが、おまけとして個人的ヒット作品も紹介しておきます。
まずは「極主夫道」。
2巻が発売されてプロモーションに力が入ってきています。ヤクザをやめた極道が掃除や炊事や家事に活躍するスタイリッシュ家事アクションマンガ。流れるようなコマ割りや効果線の入り方がまるで動画を見ているかのような感覚になりますよ。レビュー記事も書きました。
次に「いきのこれ!社畜ちゃん」。
都内でSEをやっている社畜ちゃんが大量の仕事に追われてヒーヒーいうマンガです。似たような仕事をやっている私からしても「あるある」と「うぐっ」ってなるような描写がたくさんある、ある意味リアルな現在のプロレタリアートマンガ
最後に「専門学校JK」。
この秋のKADOKAWAセールで第1位になってたので購入したマンガ。専門学校であるあるな出来事や人々について描かれたマンガですけど、サラリーマンやってる人でも、「こういう事あるよね…」って思うところがたくさんあります。
2018年もたくさんのマンガを読みました。きっと2019年もたくさん読むことでしょう。kindleでいろいろとマンガを読んでいると思ってもみない、おすすめ作品が出てきたり、セールでいろいろ買えたりしてマンガとの出会いが増えました。
あと最高なのが今回紹介したマンガを全部1つのデバイスに入れて持ち運べるってこと。いつでも買ったマンガをすぐに読めるってのは、電子書籍じゃないとできない体験です。マンガって大量に増えちゃいますけど、電子書籍ならその心配もないので、マンガをたくさん読む人は電子書籍に移行することをおすすめしますよ!