こういうのを待ってたんだよ!
Everything Will Be Alright In The End(2016)
コワモテモンスターと中身は全然違います。
物事には必ず出会いがあるように、このアルバムとの出会いは今もはっきりと覚えています。めったに行かないTOWER RECORDに入ったんですけど、最上段にこのコワモテモンスターと目があったんです。「オレを聞きな…」と言われたようでアーティストも確認せずに購入しました。
家に帰ってから気づいたのが昔聞いていたWeezerの久しぶりのアルバムだったってこと。「うわ~懐かしいなぁ、ピンカートンから聞いてなかったや」と思いながら聞いてみたら、これがもう超特大の大々ヒットだったんです。
今までに何度かこういったアルバムを聞いたことがあるんですけど、傑作アルバムってまるでひとつの映画やオペラを見ているかのような感覚を覚えます。どの1曲が欠けてもアルバム全体ではしっくりこないのに、1曲だけでもオペラとしても感じられる、本当に素晴らしいアルバム。
収録曲とおすすめ曲
このアルバムのためにある曲、そしてこの曲のためアルバムがあるって思えるのが”Da Vinci”って純朴なラブソング。上の動画はカラオケジャムセッションにドッキリ参加したときのWeezer御本人の映像。
素朴な口笛とシンプルリフから始まるこの楽曲は1滴の水滴から始まって大海に流れ込むまでを想像とさせる構成をしています。静かに始まり段々と壮大となっていくメロディはいつ聞いても「いいなぁ!」って思わせてくれます。
カラオケジャムセッションバージョンだと微妙にニュアンスが異なるので絶対に正規のCD版で聴くべき。この1曲を聴くためだけにアルバムを購入するのもありなんじゃないか?ってくらいのおすすめ楽曲です。
- Ain't Got Nobody
- Back To The Shack
- Eulogy For A Rock Band
- Lonely Girl
- I've Had It Up To Here
- The British Are Coming
- Da Vinci←必聴!
- Go Away
- Cleopatra
- Foolish Father
- I. The Waste Land
- II.Anonymous
- III.Return To Ithaka
5曲目から始まる3曲の流れはこのアルバムのクライマックス。”I've Had It Up To Here”はどっかで聞いたことのある曲…って思ったら案の定、The Darknessのボーカルがクレジットに入っていました。
”Cleopatra” はちょっと移植の楽曲。ナイルの宝石について歌った曲。最初アルバムを通して聞いたときに一番印象に残った曲でもあります。
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洋楽に守備範囲の広いAmazon MusicではEverything will be alringht In The Endはもちろん配信されていますし、Weezerのほとんどすべてのアルバムが配信されています。
割と新し目のアルバムでWeezerに興味を持った人でも昔のWeezerアルバムから最新のアルバムまで一式カバーできます。CDでアルバムを2枚購入するお金でWeezerの全部のアルバムが聞けてしまうお得っぷりです。
Weezerって知ってるけど、どんなアルバムから入門するかわからない…って人に超オススメできる名盤です。