言葉にしないと伝わらない。文字にしないと残らない。

名作コンパクト分離型キーボード!corne keyboardを紹介します!

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指がおしゃべりになって、キーボード沼に浸かれます。

corne keyboardとは

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LED内蔵で輝きます。

キーボード沼にどっぷりとハマってしまうきっかけとなったのがこのcorne keyboard(以下crkbd)でした。foostan氏が設計したキーボードです。

twitter.com

42個のキーというコンパクトな配列なのに使いやすいということで自作キーボード界では常に一定の人気があります。

わたしも自宅用と会社用に2つ購入して使い込むほど、このキーボードに惚れ込んでしまいました。

 

最初こそとっつきづらいものの、慣れてしまえばこっちのもの。

キーボード本体がとても小さいのでデスクを広々使えますし、分離型キーボードなのでキーボードの間にタブレットなんかも置けちゃいます。

両手を窮屈な姿勢に持っていく必要もないので、楽な姿勢で長時間タイピングを快適に行うことができました。

 

組み立て難易度はLEDを実装しないのであれば、そこまで難しいものではありませんが、LEDを実装するとなると一気に難易度が上がります。

また、完璧に使いこなすとなるとそこそこの練習が必要となり、crkbdを会社で使うときは緊急時対応のためにHHKBを近くにいておくということもしていました。

 

初心者にはちょっとピーキーかもしれませんが、crkbdを使いこなせるようになったら、どんなキーボードも使いこなせると言っても過言ではありません。

特殊な配列と消えた数字キー

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キー数は42個とコンパクトです。

お店に並んでいるキーボードはだいたい100個以上のキーが並んでいます。

しかしcrkbdにはその半分以下の42個しかキーがありません。

 

ファンクションキーはもちろん、数字キーもありません。

よく見るとハイフン(ー)やカッコ(「」)のキーもありません!バックスペースやデリートキーも当然のように消えています。

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通常レイヤーでは数字キーなどはありません。

じゃあこれらのキーは入力できないのかというともちろん、そうではありません。

crkbdでは数字キーやファンクションキー、バックスペースやデリートキーはレイヤ機能を使って入力していきます。

レイヤ機能についての解説は下記の記事にまとめていますので、詳しくはそちらをどうぞ。

www.nenzop.net

要はあるキーを押している間は別の入力ができるのでそれを利用して、数字キーや記号などの入力を実現しているってわけです。

 

crkbdを使い始めたときは「なんて面倒なことをするんだ」って思っていたんですけど、なれてくると数字キーまで指を伸ばすのは実はとても面倒だったことに気付かされました。

カーソルキーもホームポジションに呼べるので、基本的にホームポジションから指が動きません。

エンターキーも右手の親指に設定したので、右手の小指の仕事が一つ減りました。

一番の難所は組み立て

crkbdは残念ながら完成品として売られていません。自分で組みたけなければ行けないのです。

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最初にLEDを実装しなければ難易度はそこまで高くないと書きましたが、それでも中学生の頃にやったハンダ付けと比べて難易度は高いです。

 

米粒のようなダイオード(しかも向きがある!)をピンセットで摘んで表面実装というはんだ付けしなければいけないので、初めてだとちょっと緊張するかもしれません。

わたしは手先が超器用ってわけではありませんが、落ち着いてゆっくり作業すれば問題なく組み立てられると思います。

 

不安な人はいい道具に頼りましょう。融点の低い鉛入りハンダや高いハンダゴテは扱いやすいですよ。

必要な道具はこの記事にまとめています。

www.nenzop.net

LEDの実装をがんばるぞ!って人は本当に頑張ってください。

熱に弱いLEDモジュールを表面実装するという、自作キーボードでも最上位の難易度を誇る作業があります。

今までにいくつか自作キーボードを作ってきましたが、LEDモジュールの表面実装ほど難しいものはありませんでした。

沼に最速で浸かるために。

最初は42個というキーの少なさに、使いこなせるかな?とちょっと不安になっていましたが、実際に使ってみると42個のキーというのは常用にちょうどいいキー数だと気づきました。

 

会社でも普通にコーディングに使用していました。過去形なのはLily 58というキーボードを使用しているからです。

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数字キーがあるとやっぱり安心。

こちらは58というだけあって数字キーが拡張されたcrkbdのような形をしています。

エクセル仕事などがあると数字キーがあったほうがやっぱり便利なことがあるため、保険として会社ではLily 58を使用しています。

それでもコーディングなどの仕事の時はcrkbdと同じキーマップ(数字キーを使わない)を利用しています。

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気分によってはキースイッチを変えてみたりできるのもいいですね。crkbdはソケット式なので、キースイッチを簡単に交換することができるのです。

わたしは定期的に新しいスイッチを試しています。

スイッチを変えたら音にもこだわりだして、いい音を鳴らすためにはキーキャップやキーボードのケースなどをいろいろ考えるようになってしまいました。

 

改造に費やしたお金でもう一台crkbdを買えちゃうくらいの散財っぷりですが、後悔はしていませんよ。だって楽しんでいますから。

こうやってどんどん沼にハマっていくのですが、最速で沼に飛び込むのに最適な自作キーボードはcrkbdだと思いますよ。

自作キーボードは怖くないですよ。自分に適したキーボードを選ぶことはとても有益なことです。だってコンピュータを使っている大部分はキーボードを使っているんですから。