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自作キーボードを組み立てるために必要な道具を紹介します。

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道具を言い訳にしないために…

自作キーボード組み立て

自作キーボードに夢中です。

最初ははんだ付けすら必要のないキットを買ったのですが、それ以降ははんだ付けが必要なキットを購入し、最近作ったキーボードでは表面実装というはんだ付けを行うキットを購入しています。

 

スイッチをPCBにはんだ付けするだけのような簡単なキットではそこまで高価な道具は必要ないかもしれませんが、細かな電子部品や熱に弱いLEDをはんだ付けするのであれば、それなりの道具を揃えたほうが良いでしょう。

今回は自作キーボードを組み立てるために絶対に必要だったもの、あったほうが良かったもの、別になくても良かったものを紹介していきます。 

一言で言えば、こういうキットを買っておけばだいたいなんとかなります。

絶対に必要なもの

はんだごて

これは絶対に必要です。はんだごてがなければキーボードは作れませんからね。

どんなはんだごてがいいのかって言うと、温度管理機能がついているもの。一番自作キーボード界隈で使われているはんだごてがこれ。白光のものです。

定番モデルとだけあって、遊舎工房の作業スペースでも見かけました。

温度管理機能がついているので、LEDをはんだ付けするときに低温ではんだ付けできます。

また高いだけあって、はんだ付けまでの熱の立ち上がりが速いです。

 

キースイッチをはんだ付けするだけなんだから100均に売ってるやつでもいいかって思うと後で痛い目を見ます。

自作キーボードは2つ、3つと自然と増えていくものですから。その時に道具が残念だとかなりストレスです。

わたしが購入したのはこのはんだごてではありませんでしたが、温度管理機能がついているものを選びました。 

こて台

はんだごてを使わない時においておく台です。これがないと机が焦げます。高級品である必要はないのですが、スポンジやブラシが付いているのが便利です。

はんだ

はんだには二種類あります。鉛入りのものとそうでないもの(鉛フリー)です。環境に優しいのは鉛フリーのものですが、自作キーボードに向いているのは鉛入のはんだです。

鉛フリーのはんだは220度が融点ですが、鉛入りのはんだの融点は190度程度と200度以下です。

自作キーボードに使用されるLEDパーツは熱に大変弱く、270度くらいでも長時間はんだごてをあてていると簡単に壊れてしまいます。

あったほうがいいもの

先に上げた3つで自作キーボードは作ることができますが、他にもあったほうがいいものがあります。

使わないこともありますが、買っておいて損はありません。

ハンダ吸い取り線

はんだ付けを失敗しなくても「なんかかっこ悪い感じになっちゃたな~」って時に活躍するので購入しておきましょう。

はんだ吸い取り線をはんだの上においてはんだごてを乗せると液状化したはんだが毛細管現象のようにハンダ吸い取り線に吸い込まれていきます。

はんだが染み込んだ吸い取り線は使えないのでニッパーやハサミで切り取ります。

ハンダ吸い取り線は非常に熱くなるのでやけどに注意してください。

ピンセット

表面実装のダイオードなどを実装するとき、ケースにPCBを取り付けるときなどに便利です。

電子部品は総じて小さいので指先で扱うのはとても大変ですので、ピンセット一つあれば安心です。

もし表面実装する部品があるのなら必ず買わなければいけません。

そうしないと指先をやけどしかねません。

フラックス

LEDパーツをはんだ付けするには必須です。

フラックスを塗布することではんだがスムーズに流れてしっかりとはんだ付けすることができます。

はんだごてを基盤に長く当てなくても済むようになるので、熱のダメージも軽減することができます。

精密ドライバー

 

最近100均にも売っています。

家に転がっている適当なドライバーでもいいのですが、トッププレートなどに使われている細かいネジを締める時は精密ドライバーのほうがねじ山をナメなくて済むので安心できます。 

正直なくても良かったもの

買ったけど、あんまり使わなかったなぁ…っていう道具たちです。金銭的な余裕がなければ、進んで購入する必要はあまりないでしょう。

ハンダ吸い取り器

キースイッチのはんだ付けを失敗したときなどに活躍します。

注射器のような動きではんだをシュポッと吸い取ります。ハンダ吸い取り線があれば正直いらないかも。

ただ、ハンダ吸い取り器のほうが一度にたくさんのはんだを取ることができるのでキースイッチを取り替えたりするときにはあったほうがいいかもしれません。

逆作用ピンセット

 

おすすめの商品らしいですが、個人的に普通のピンセットがあれば不要でした。

逆作用ピンセットというのは普通のピンセットと逆で常に閉じていて、ものをつまむときだけ、指に力を入れてピンセットを開かせます。

ものをつかめば力を入れずに済むのですが、このピンセット自体が重たく、先端も太くできているので結局普通のピンセットを使うようになりました。

こて先

普通のこて先と違い、先端が平たくなっているこて先です。先端が平たいことで熱を効率よく伝えることができます。

わたしもこのこて先を持っていたのですが、数回使って普通のこて先に戻しました。 

はんだごてはいいものを

どうせ自作キーボードなんてたくさん作らないし…って思って安いはんだごてを買ってしまうのはやめておいたほうがいいでしょう。

確かにキースイッチを取り付けるくらいなら、それこそ安物でも十分です。

でも人気自作キットでは非常に小さなパーツやLEDをはんだ付けする必要があるので、ピンセットや温度管理のついたいいはんだごてを買いましょう。

ちなみにわたしが使っているはんだごては、このはんだごてセットについてきたものです。安物ですが温度管理機能がついています。

温まりがやたら遅いとか、こて台がしょぼいとか、コードがとても短いとか、温度管理ダイヤルが簡単に回るから気をつけないといけないとか不満はありますが、セット内容が豊富です。

チープさは否めませんが、鉛入りはんだを使えばLEDの表面実装を含めたキットも組み立てることができました。