ねじれや衝撃に注意
自作キーボードを持ち運ぼう!
自分で作ったキーボードは自身の分身とも言ってもいいでしょう。使い慣れたキーボードとそうじゃないキーボードだと生産性が雲泥の差になってしまいます。だからノートPCであっても自キerは自作キーボードを持ち運びます。
自作キーボードは変形配列や分離型キーボードが多いので持ち運びに苦労します。裸で持ち運ぶのもできないこともないですが、キーボードへのダメージも気になります。
今回はおすすめの自作キーボードの持ち運びケースを紹介していきます。
持ち運びのケースには耐衝撃性能を
自作キーボードを持ち運ぶ上で重要なのが「耐衝撃性」です。自作キーボードは市販されているキーボードと比べてどうしても弱くなってしまいます。はんだ付けのパーツが多く、ねじれや衝撃でパーツが浮いてしまうことがあります。
表面実装のダイオードやLEDはねじれに弱く、満員電車やバッグの落下で圧迫されたり衝撃をうけたりするとパーツが簡単に浮きます。そうすると反応しないキーが発生したり、LEDが点滅(俗に言うパリピ化)したりと故障してしまいます。
キーボードケースには耐衝撃性能のある厚みのあるものを選ぶのがおすすめです。
サンワサプライ低反発3Dメッシュケース
わたしも使っているのがこのケース。このケースで持ち運ぶようになってから、一度もパーツ浮きが発生していません。すばらしいです。crkbdを収納するとこのような形になります。
収納しているのはcrkbdですが、若干の余裕があります。なおcrkbdは非常に良くできた40%キーボードなので、ぜひ一度使ってみることをおすすめします。LEDを含めた制作難易度は高いですが、必要最低限のレイアウトでタイピングしやすいです。この記事もcrkbdで書いています。
隙間にケーブルを収納するとピッタリのサイズになります。まるでキーボードを持ち運ぶために作られたかのようです。
他にもやや大きめのサイズのLily58 Proも収納可能です。こちらはサイズ的にギリギリ。どちらかを裏返さないと少々苦しいかもしれません。
Lily58 Pro以上の大きさの分離キーボードの収納は、他のサイズの衝撃ケースもあるのでそちらを使ってみると良いでしょう。ポーチ本体も薄くできているのでバッグの中でもあまり気になりません。一番のおすすめです。
無印良品 ナイロンブックポーチ
CorneやLily58 Proサイズを持ち運ぶのであればこちらのポーチも検討してもいいかもしれません。耐衝撃性はありませんが、ケーブルとキーボード本体をコンパクトに収納することができます。
片側がメッシュ構造になっているので、ボトムのアクリル同士が干渉することなく、きれいな状態で持ち運ぶことができます。ポケットが多いので、ケーブル類を持ち運びすることも可能です。
サンワサプライのケースと違って厚みは出ますが、小さめのバッグでもコンパクトにキーボードを収納することができます。
60%キーボードケース
分離型キーボードでなければ、HHKBサイズのキーボードケースを流用するのもありです。純正のキーボードケースを持っていますが、60%キーボードにピッタリのサイズで耐衝撃性能も十分です。
ケーブル用の外付けポケットもついているので小物も一緒に収納できます。持ち手も付いているので持ち運びも楽です。
ただ、バッグ自体のサイズが少々大きいのでインナーバッグとして使うのは少し厳しいかもしれませんね。インナーバッグとして使うのであれば、そこそこの大きさを持ったバッグでなければ行けないでしょう。
ケース一体型のキーボードを作る
奥の手です。キーボード本体がケースと一体となっているキーボードを作るという作戦です。
キーボードの上に蓋を乗せることでキーボード自体がケースとなるようなキーボードのパーツが販売されています。
蓋は使うときにはパームレストになるので使い勝手も向上するというおまけ付き。ただ、チルト機能がついていないのでスタンドなどがないと長時間のタイピングで疲れるかもしれません。
大好きなキーボードを持ち運ぼう!
自作キーボードは作業効率を大幅にアップさせてくれます。特に普段から分離型キーボードを使っている人は一体型キーボードを使うと「こんなに肩をすぼめていたのか!」とびっくりしてしまいます。
そんな大事なキーボードですから大切に持ち運びましょう。いざ使おうとしてキーが反応しないなんて笑えないですからね。
ただし、スタバでもお洒落なバーでもビカビカにLEDを光らせながらタイピングして治安の悪化を招かないように…