筋トレ。あんまりやらないですよね。なんかむさ苦しそうだし…マッチョになりそうだし…でもこんな本を読んでみると筋トレに対する考え方が変わって筋トレしたくなるかもしれませんよ!
筋トレが最強のソリューションである
一体なぜこんなタイトルの本を買ってしまったのか…ただ表紙にちょっと惹かれたのは覚えています。
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法
- 作者: Testosterone(テストステロン)
- 出版社/メーカー: U-CAN
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本の言いたいことはただ一つ。
「自分でどうしようもないことにクヨクヨ悩んで人生を浪費するなら運動をしろ。ちなみに運動なら筋トレが超おすすめ」
ってこと。ね?シンプルでしょ?
ワンパターンながら何か引き込まれる内容
この本は一問一答形式で進んでいきます。「〇〇で悩んでいます。どうしたらいいですか?」→「筋トレ。あとプロテイン」
いやいやwそんなわけねーだろ!とお思いの方。嘘でも誇張でもありません。本当にこんな感じで筋トレについて熱く、そして詳しく、何よりも理論的に展開していきます。例えばこんな感じ。
困ってる人「仕事で得意先になめられて困っています。どうしたらいいですか?」
著者「筋トレ。いざとなったら力ずくで得意先をぶちのめせるという安心感が得られるから」
冗談みたいですがこういったやり取りとりが続きます。そしてこの本を読み終わるくらいには「筋トレ…ちょっとやってみようかな…」と思うようになってきます。
意外に響く著者の言葉
意外と言ってしまうと失礼ですが、著者の言葉に響くところが多々あります。例えば。
「筋トレすらめんどくせぇと思う時は精神力を、意志力を試すトレーニングだと思え」
「心は筋肉と同じで傷つくことで強くなる。失敗を恐れるな」
「気分や本能に行動を制御されるな。自分をコントロールするのは自分の意志だと体に叩き込め」
「弱い自分を叩きのめすことに快感を覚えろ。そうすりゃお前は最強になれる」
全部意訳ですが、こんな感じです。どうでしょうか?結構いいこと言ってません?
特に意外なのが「本能を理性で叩きのめせ」ってところ。筋トレって「根性」とか「気合」とかそんな精神や本能的な響きを彷彿とさせませんか?でもこの本では真逆の事を言っています。
この本は「お前の意思決定はお前がやれ。それを他人や環境、気分に流されるな」ということも主張しているのです。
筋トレは最強のソリューション?
こればっかりはわかりません。でも、筋トレをしていていいこともあります。例えば筋トレで体が変わること。
服がパツパツになってきたり、ベルトの穴が一つ小さくなると「おっ、俺もちょっと変わってきたのかな?」って思ったりします。仕事で嫌な事があってもベンチやデッドをやってみると「この重量を扱うこと」に集中して他の事象の一切を忘れることができます。
ジムに行くのも自分の意志。どんなトレーニングをするのかも自分の意志。どれだけの重量を扱うのも自分の意志。筋トレは結局自分の意思を試す場なんだとこの本を読んで気付かされました。
かわいい女の子がお好き?結構。
最近筋トレがブームなのか、かわいい女の子が筋トレしているマンガがあります。それが「ダンベル何キロ持てる?」です。
かわいい絵柄と侮るなかれ。中身は結構ガチの筋トレ本です。ベンチのフォームや初心者にありがちなミス。そして筋トレやってる時のあるあるネタなど、筋トレやっていなくても楽しめる。筋トレやっているともっと楽しめるマンガになっています。ちょっとエロいけど…
ちなみに「筋トレが最強のソリューションであるの漫画化」も進んでいます。
とにかくジムに行け。話はそれからだ。
この筋トレの本を読んで最初に試されるのが「近所のジムを調べられるか」ってところですね。つぎのハードルが「実際にジムに行けるか」ってところです。これって結構ハードルが高くて本当に精神力と意志力が試されています。
でもジムに行かない限り筋トレはできないですよね。家にパワーラックがあるなら話は別ですが…そういった葛藤を乗り越えてジムに行ってみて「見学したいんですが…」と小声でもいいので受付に話しかけて見ることからすべてが始まります。
実際にジムに行けたのなら、意志力は十分です!あとはどれだけ自分をコントロールできるかの話です。仕事で遅くなってジムに行くのだるいや…とか、今日ちょっと体調が…とか言い訳を探すのはすごく簡単ですが、それに負けない理性を保つのはものすごく大変です。
「筋トレが最強のソリューションである」というタイトルでは筋トレが最強と読み取れますが、実際には筋トレを続けられる自分が最強なんだと、筋トレを続けているといずれ気づくでしょう。