昨年12月からandroidを使っていたのですが、もともと使っていたiOSに戻しました。その理由は色々あるのですが、最近のでっかいスマホはもうたくさんだ!と思いiPhone SEを購入しました。今回はそのレビューです。
軽い!小さい!懐かしい!
購入ボタンを押して次の日にはもう到着していました。外箱はこんな感じで見るからに小さい。
開けてみるとイソギンチャクみたいなパッケージでした。2016年のパッケージのイソギンチャクはオレンジ色だったみたいです。
ちゃんと128GBを購入しましたよ。今まで64GBでも十分だったのですが、100GB以上も容量がありますよ…何に使おうか…
電源を投入してみると「ロックされていないSIMカードがアクティベートに必要です」と言われた気がしたのですが、無視して次へを押してしまいました。「あれっ?SIMカードいらなかったっけ?」って思ってたら途中でストップが掛かりました。
mineoのDプランで使っていたSIMを移し替えたらすんなり起動することができました。
さて、実際に手にとってみて思ったのが「軽っ!こんなちっちゃかったっけ?!」ってこと。これはiPhone6以降のユーザや5インチスマホを使っている人なら必ず思うでしょう。私は以前iPhone6Plusを使っていたのでその差は歴然。でももともとiPhone5(昔使ってた)だってこの大きさだったんだよなぁ…としみじみ思いました。
アイコンがギュッと詰まった感じとか英語キーボードが小さい感じとか「そうそう!こんなんだった!」と懐かしい気持ちになりました。
iPhone SEを選んだ理由
今のiPhoneのラインナップって7系6S系とSE以外にも選択肢があります。でも私はSEを選びました。というのも「小さくて軽いのに中身はほとんど6Sと同じだから」です。ほとんどと言うのはインカメラの解像度が6Sと比べて貧弱になっている所と3Dタッチが無いところですね。
この辺が必須の人なら迷わず6Sか7を購入しましょう。あとSEには気圧計がないようです。毎日気圧をチェックしないと気がすまない人にもSEはおすすめできません。
逆に割り切れる人ならSEでも良いかもしれませんよ。安いし。他にも最近のスマホってポケットの中やカバンの中で結構な存在感を発揮するじゃないですか。でもSEはそんなことありません。ポケットにすっと収まって存在感を主張しません。内ポケットや胸ポケットに入れていても重量感を感じさせないのでとても気に入っています。
ジョギングやランニングをする人にとってもいい事ずくめです。6・7系やPlus系をポケットやポーチに入れて走るのは結構大変。特にPlus系だとそのサイズに合ったポーチを探すのも一苦労ですよね。その点、SEはランニング用のポーチならすんなり収まります。
最後にイヤホンジャックがあるということ。これがイヤで7系に移行しない人もいるのでは?確かにドングルをかませば昔のように使うことができますが、ひどくダサい。薄くするためにイヤホンジャックを廃止したけど思ったより薄くならなかったし、今より薄くなる必要あります?ケースつけたら同じじゃない?
SEのここがイイ!
SEは期待していたことのほとんどに答えてくれました。5インチのスマホが手に余っていたので、スマホを持ち替えずに画面の隅に親指を持っていけるっていうのは素晴らしい。上部からのスワイプダウンでメニューだってすぐに呼び出せますよ。
今回から追加された128GBバージョンですが、初回電源投入時では116.95GBの容量がありました。
5Sと違って筐体のエッジが鏡面加工されていないのでキズにも強そうですし、何と言ってもこの角ばりがイイ!最近のスマホって角が丸っこくなっていてツルッて落としそうじゃないですか?でも、SEは角ばったデザインだからグリップがすごく効きます。醜いバンカーリングを付けなくても操作感は抜群です。
上がiPhoneSEで下がiPhone5です。エッジの鏡面加工はわかりにくいかもしれませんが、フラッシュの形やカメラ周りの加工が違うのがわかりますよね。
アプリの機動性ですがモッサリカクカクということは今のところありません。スマホゲームは全くしないのでベンチマークは気にしませんが、3DMarkを実行した結果を乗せておきます。
バッテリーライフは経年劣化があるので断言できませんが、1日は十分に持ちます。朝充電ドックから外して家に帰る頃には50%前後になっています。SNS利用、Google Analytics・Adsense確認、ネットサーフィン(死語)、音楽再生をしていますが十分ですね。きっと3Dゲームなんかを遊んじゃうともっと減ると思います。
50%の状態から40分くらいのジョギング(GPS利用)に出かけても40%以上は十分に持ちますので1日充電無しで過ごせます。2日連続での使用はちょっと厳しいでしょう。
SEのここがダメ…
iOSをずっと使っている人なら操作感が…ってことは無いと思いますが、Touch IDの挙動や電源ボタンの位置に戸惑う人がいるかもしれません。残念ながらホームボタンは物理式で指をのっけただけではロックを解除してくれません。グッと押し込む必要があるのですが、前の機種(Nexus5x)と比べてこのワンプッシュが気になります。
他にも電源ボタンが上部に移動したことでちょっと押しにくくなりました。横についていたら人差し指で押せるのに、上についていると持ち替えが必要です。
次に画面解像度。この小ささ、軽さを維持するために必要だったのかもしれませんが、解像度が低いです。そのため1ページで表示できる情報が少なくてスクロールをせわしなくしなければいけません。例えばLINEやsafariなどでもひと目で見れる情報が少なめです。フォントやレイアウトの関係で気にならなくなるとは思いますが…
これがiPhone6Plusの画面です。
そしてこちらの画面がiPhoneSEの画面。
表示される記事数やアイコンの大きさが違いますよね。
ホーム画面のアプリのギュッとつまり具合も6系以降やPlus系からの乗り換えの人だと違和感があるかもしれません。すぐになれますが。あと、英語キーボードが小さくて同じような人だとちょっと苦労するでしょう。
万人にオススメはできないがよくできたスマホ
6S系や7系が発売されている2017年にiPhoneSEをすべての人におすすめできるというわけではありません。最新機種がいいなら素直に7系を買えばいいし、6S系を使っているのならわざわざ買い換える必要も無いでしょう。
でも収まりの良いスマホが欲しい!とかジョギングとかで邪魔にならないスマホがいい!って人には最適解になるでしょう。小さな画面の代わりに充電もバッチリ持ちますし、角ばったデザインのおかげでグリップもしっかりあります。あとケース付けている人は関係ないかもしれませんが、無様なカメラの出っ張りもないのでテーブルに置いたときの座りもいいですよ。