昨年発売されたHungy GhostのMusic Video(MV)でPerfumeとのコラボで話題となったOKGoですが、そのリードシングルのI won't let you downのMVはドローンを使って撮影された非常に印象的なものでした。
私自身、OKGoの来日公演には必ず行くファンなのですが、今回は「固定アングルの」ひときわ目を引くOKGoのMVを紹介していきます。
まずは出世作!Here it goes again
www.youtube.comHere it goes againはOKGoの初期の2ndアルバム作品で合計8台のトレッドミル(ランニングマシーン)の上でコミカルにダンスする姿が評価され2007年のグラミー賞(Music Video部門)に輝いています。
Image:OK Go - Here It Goes Again - YouTube
折り目が残っている背景の銀幕など低予算っぷりが遺憾なく発揮されていますが、これがOKGoの特徴的なMVのスタートとなりました。
OKGOと仲間たち!White Knuclkes
www.youtube.comこのMV撮影にどれだけリテイクがあったのか…そんな苦労をにじませないところが彼らの面白いところでもあります。
MVを見てみるとわかるのですが、たくさんのワンコがOKGoの4人と共演しています。
題名White Knucklesは白いコブシ、日本語で言えば手に汗握ったコブシという意味で、強く手をにぎると手が白っぽく見えることから、そういった慣用句になったと言われています。
このメイキングフィルムを見た後にもう一度MVを見てみるとWhite Knucklesになること間違いありません。
www.youtube.comちなみにこのMV中に一匹だけヤギが写ったのですが、お気づきになりましたか?
超ローコストなMV!Million ways
www.youtube.com撮影場所、ダミアン(Vo.)のお家の裏庭、カメラは一台だけという超ローコストなMVがこのMillion waysです。
ティムのベースがすごくかっこいいのですが、この動画はある界隈で非常に見慣れた動画になっています。
それが「アメリカ人に踊らせてみた」シリーズです。
OKGoのメンバーがあまりにもBPMぴったりに踊るがゆえ、再生ピッチをいじるだけでいろいろな音楽にあってしまうという万能ダンスぷりを発揮してしまいました。
こんなアングルのMV見たことない!All is not lost
www.youtube.comまさかの床アングル!ガラスの床から撮影したので、まるで無重力空間を漂っているような幻想的なMVに仕上がっています。
このMVがスゴイのは撮影方法だけではなく、最後に現れる足文字のインパクトも素晴らしい。始めてみた時は鳥肌がたちました。
Image:OK Go + Pilobolus - All Is Not Lost - Official Video - YouTube
ここのサイトでは足文字は自分が入力したカタカナの日本語を表示させることができます。(Chrome専用です)
www.allisnotlo.st表示した日本語を保存&シェアできます。これは東日本大震災で被災した人たちを励まそうとOKGoのメンバーが立ち上げたプロジェクトとのことです。
ほんとに無重力!Upside down & inside out
www.youtube.com最後に紹介するのは最新アルバムからのUpside down & inside outです。
一つ前に挙げたall is not lostはまるで無重力空間の様なMVでしたが、この曲のMVは本当に無重力空間を作り出しています。
飛行機の中で急降下と急上昇を繰り返すことで人工的な無重力空間を作り出しています。
このMVを取るためにメンバーは何十回と嘔吐しながら撮影に臨んだということですが、MVからはそんな辛さを微塵も感じさせないプロ根性がにじみ出ています。
その苦労の結晶がこのような幻想的な映像を産んでいます。
Image:OK Go - Upside Down & Inside Out - YouTube
MVも素晴らしい彼らの音楽をチェックしてみて!
OKGoといえばMV屋さんのような印象が強くなってきましたが、彼らの本職はあくまでもミュージシャン。
音楽もMVに引けをとらないくらい素晴らしいです。
ライブでは盛り上がるGet over itやしっとり聞かせるLast Leafなんかも最高です。
ぜひ彼らの音楽をチェックしてみてください。
新しい順で並べていますが、どのアルバムから買ってもハズレ無し!
国内版は大した特典もないくせに高いので輸入盤でどうぞ。