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楽器に触れたことがない超初心者がRockSmithに手を出してみた。〜経験編〜

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RockSmith2014を購入して、ベースを練習し始めて1年が経ちました。
途中あまりプレイしない期間もありましたが、一通り遊んでみて私の演奏スキルが向上したかどうかを振り返ってみます。

楽器演奏スキルは向上する!だがしかし…

楽器の演奏スキルは実際向上したと思います。
RockSmithのスコアもすごく伸びましたし、運指も人差し指が過労死するレベルからちゃんと4本指を使えるようになりました。

また何よりも、普段音楽を聞くときに「あっこの部分はきっとハンマリング・オンだ」とか「ここのフレーズはこういう運指だろうなぁ」とから指の動きやフレットの場所を推測することができるようになりました。
こういった変化は私自身ちょっとした驚きをもって迎えられ「所詮音ゲーだろ」とタカをくくっている人の鼻をあかすことになるでしょう。

ですが、ゲーム感はどうしても抜けきれません。
ゲーム内のスコアは上がっても、それは実際に聞いてみて上手い!と思える演奏には直結しません。
実際にスタジオに行ってアンプを通した音で練習した人の方がきっと自信を持って「うまくなった」と言えるでしょう。

ゲームから脱却する人に注意点!

初めてギターやベースを買ってRockSmithをプレイする人には特に注意が必要な事があります。
実際のプレイ動画を見てもらうとわかるのですが、ゲームのデフォルト設定が4弦(6弦)が一番上に来ていて、1弦が一番下に表示されています。

www.youtube.comこの表示方法は通常、ネットやスコアでみるTab譜とは逆の表記になっています。
つまりTab譜では1弦が一番上、4弦が一番下に表記されるので、RockSmithに慣れきった人にとってはTab譜が読みにくくなってしまいます。

いつかRockSmithを卒業していろんな曲をプレイしたい!という人はゲーム中の表示を調整した方がいいでしょう。
※RockSmithには弦表示をひっくり返す設定が用意されています。

私はRockSmith(デフォルト表示)をやりながらいろんなTab譜を見て練習していたのですが、弦表示がちぐはぐして混乱したという経験はないのですが、RockSmithばかりをやっていて急にTab譜を見せられたら混乱してしまうのでは?とちょっと心配になります。

私の場合、Tab譜とデフォルト表示のRockSmith両方を使って練習していたので混乱することはありませんでした。

フレットは自分で覚えましょう

ゲーム中、このフレットを押さえるとCの音が出るとかGの音が出るとかは一切ありません。
だから1年間ベースをやってきても、つい最近まで3弦3フレットが何の音なのか全く知りませんでした。

こういった知識の欠落は後々泣きを見ると思い、フレットに貼るシールを購入しました。
これで一気に5フレットまでの各位置を覚えることができました。

ギター用のものもあるので貼っておくと後々、コード進行や音楽理論をかじりだすころに得をするかもしれません。

素晴らしいゲームをモグラたたきゲームにしないために…

このゲームは楽器の練習だけではなく、日々音楽を聞くときの姿勢を変えることができる可能性を秘めたゲームです。
だから指定された場所(フレット)を押さえるだけのゲームという認識では少々もったいない。

指定された場所をタイミングよく押さえるゲームだったら、難易度の上がったモグラたたきゲームと同じです。
このよくできたゲームをそんな風に遊ぶのはとてももったいない!

もしRockSmithを音ゲーとしてプレイしたいのであれば、おすすめはしません。
何と言ってもうまくなるのに時間がかかりますし、実際の楽器を使うだけあって上手くノーツを拾ってくれないこともあります。

逆に、ギターかベースはやってみたいけど正直、自分だけで上達できる自身がない…という人にはRockSmithは良き相棒になるでしょう。

そして2016年10月に米国で「RockSmith 2014 Remastered」が発売される予定です。
ちょっと古くて手をこまねいていた人も2014 Remasteredでギターデビューしてみるのはいかがでしょうか?!