まだロックンロールやってたころ。
Bounce(2002)
Bon Jovi史上で最高級にマシなジャケット。
前年2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件にが隠しテーマになっているこのアルバム。1stトラックとかモロにこのテーマを歌っていて隠す気あんのかい?!って感じですが…
Bon Joviの楽曲は聞いてはいたのですが、実際にBon JoviのCDを買うのはこのアルバムが初めてだったりします。1990年あたりのガツンとしたロックンロールの影がぐぐっと鳴りを潜め始めた頃かもしれません。実際このアルバムで気に入っているのが激しいロックンロールよりもバラード系のしっとりとした楽曲が多いです。
今やカントリーバンドと言ったほうがしっくり来るBon Joviですが、まだ2000年台前半まではこんなガチッとしたロックンロールをやってたんだっていうバンドの歴史を振り返ることのできるアルバムかもしれません。
収録曲とおすすめ曲
私が思うベストトラックは"Joey"ですね。とある少年が大人になっていく物語を第三者の目線から歌う楽曲です。当時の私の年齢とすごく近くて自分を投影したことをよく覚えています。
次に”Everyday”。いかにも9.11の影響を受けたって感じの歌詞とメロディ。そしてミュージックビデオ。このアルバム名を関した”Bounce”というトラックもあるのですが、”Everyday”の方がメッセージ性がぴったりきてる気がします。TVが降ってくるあたりBon Joviっぽいセンスを感じますが、パラボラアンテナのあたりとかすごくかっこよい。
- Undivided
- Everyday
- The Distance
- Joey ←ベストトラック!
- Misunderstood
- All About Loving You
- Hook Me Up
- Right Side Of Wrong
- Love Me Back To Life
- You Had Me From Hello
- Bounce
- Open All Night
”Hook Me UP”はブルースエリアに打ち込まれたアゲアゲなトラック。アルバム全体はしっとりとした楽曲が多いのですが、その分パンチの聞いた楽曲が目立つっていう効果もあります。
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Bounceには特別に例外な感じがしますが、Bon Joviのアルバムジャケットってなんか漂うダサさってのがあるんですよね…別にそれが悪いってわけじゃないんです。「あぁ、Bon Joviのアルバムだなぁ」って安心感すらあるんです。
Yngwieのアルバムジャケットで思い浮かぶのはFire and Iceだし、Yngwieを知らないとでもこのジャケット知ってる!って思えるような表現力でもありますよね。
Jon Bon Joviの白い歯がビカビカに輝くミュージックビデオもおすすめですが、最強にかっこいいアルバムジャケットにも注目ですよ!