最後のトラックは雑音じゃないよ。
Oh No (2005)
絨毯みたいな壁紙みたいな不思議な立体なジャケット。
OK Goにとって大きな転機になったはずである、この”Oh No”というアルバム。そう、彼らを一躍有名にしたかのPVの楽曲が収録されているのがこのアルバムなんです。あのPVから彼らのPVの方向性がぼんやりと決まってきたのかなって思います。
あと某ニコニコ動画でやたら流行っていた「アメリカ人に〇〇踊らせてみた」っていう元ネタになった楽曲も収録されています。超低予算なPVですが、リズムにバッチリハマったややキレキレのダンスに注目です。
なお、このアルバムがリードギタリストであるAndy Duncanが参加した最後のアルバムだったりします。でもPVに写ってるのはどう見てもAndy Ross。脱退のタイミングはどこだったんでしょうね。
収録曲とおすすめ曲
全体的にTimのベースが超かっこいいのがこのアルバムの特徴。そのベースが一番かっこいいのがMillion Ways。このアルバムって全体的に暗くマイナー調の楽曲が多いですし、歌詞もハッピーな感じではないです。でも災厄を明るく歌うような雰囲気は好き。
災厄をそのままタイトルにした"It's a Disaster"も大好き。残念ながらPVは制作されていないようです。”Oh Lately It's So Quiet”の”オーノー”のコーラスがかわいい。
- Invicible
- Do What You Want
- Here It Goes Again
- A Good Idea at The Time
- Oh Lately It's So Quiet
- It's a Disaster
- A Million Ways←オススメ!
- No Sign of Life
- Let It Rain
- Crash The Party
- Television, Television
- Maybe This Time
- The House Wins
- 9027km
"Here It Goes Again"といえばこのPVを見れば「あぁ、あの曲ね」ってなるかもしれませんね。それくらい有名なPV。途中でバランスを崩して転びそうになるDumianに注目。
14曲目の9027kmって曲(?)はボーカルのDumianのガールフレンド(当時)が眠っているところを録音したものらしいです。何かゴソゴソ聞こえたりしていてなにか曲が流れるのかな?と思い30分間くらい流しっぱなしにしてましたが「ボフッ」っていう音で終わっちゃいました。
Oh NoをAmazon Musicで!
洋楽に守備範囲の広いAmazon MusicではOh Noは当然のように配信されています。
OK Goのアルバムは全部配信されているので好きなものから聞けるのもいいですよ。最近目のアルバムだと"Of The Blue Colour Of The Sky"から聞いてみるのもいいかもしれません。以前レビューしたりしています。
例によってAmazonの配信だと、凝ったアルバムジャケットの中身までは楽しむことができませんが、聴き応えのある楽曲ばかりなので、ぜひベース好きの人には聞いてほしいアルバムになっています。