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【おすすめ音楽】Greta Van Fleet:From The Fires【音楽レビュー】

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まるで70年代にタイムスリップしたみたい。

From The Fires (2018)

新しく感じるのはジャケットだけ?そんなわけありません。

Aerosmithのベーシスト、トム・ハミルトンがお気に入りのこのバンド。わたしもトム・ハミルトンのインタビューを聞いて彼らを知りました。キスカ3兄弟がバンドをまとめています。ちなみにトムのお気に入りのベーシストはサム・キスカ。メンバーみんなバラード好きだって。

初めて彼らの音楽を聞いた時は思わずにやけました。だって21世紀になってこんな古臭い(褒めてます)ロックンロールを聞けるとは思ってなかったからです。まるで1970年代〜80年代の音楽。レッド・ツェッペリンに強く影響を受けたそうです。The Darknessがニュー・クラシック・ロックンロールとするならば、Greta Van Fleetはオールド・スクール・ロックンロールって感じ。案の定、当時が青春真っ只中だったおじさまたちに大ヒット。クラシックロックの正当後継者なんて言われるくらいです。

ここまで忠実なクラシック・ロックだからこそ、今聞くと逆にすごく新鮮に聞こえるんですよね。古臭さばかり強調されるような書き方をしてしまいましたが、3兄弟がバラバラの音楽を好み、コンセプトがきまったらメンバー一緒に作曲を行うという特徴のある作曲の方法をしています。昔のロックの丸パクリと断じてしまうのは完全に間違っていますし、ほのかに感じる新しさも持ち合わせています。

収録曲とおすすめ曲

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開幕から「うわ!これはとんでもないものを今から聞けるのかもしれない!」って感じてしまうのが最初の”Safari Song”です。わたしは彼らがオールドスクールなロックンロールをブッ放すとは思っていなかったので心底驚きました。メロディだけじゃなくてボーカルも雰囲気出ています。

  1. Safari Song
  2. Edge Of Darkness
  3. Flower Power
  4. A Change Is Gonna Come
  5. Highway Tune
  6. Meet On The Ledge
  7. Take On The Street
  8. Black Smoke Rising

"Highway Tune"はこのアルバムのリートシングルのようです。やたら短い曲の長さも70年代っぽいと感じるのは相当毒されているからでしょうか。でもリフからちょっと今っぽい感じもするのが2010年代の楽曲だと思わせます。

個人的一番の好みが”Flower Power”です。可愛い名前じゃないですか。花の力って。この曲は他の曲と違ってカントリー調です。きっとスティーブン・タイラーも気にいるはず。あとこの曲が好きな理由としてベースがかなり効いているってところ。これにはトム・ハミルトンもニッコリでしょう。

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一体、こんな若いバンドがここまでオールドスクール・ロックンロールに傾倒してしまったのか気になるところではありますが、まずは聞いてみましょう。もちろんAmazon Musicで配信されています。アルバム自体短くて聞きやすいですよ。

メンバーの一人はあまりにもジミー・ペイジを研究しすぎた結果、ジミー・ペイジがどう考えていたのかわかるほどになってしまったとのこと。あまりにレッド・ツェッペリンに似ていると言われすぎて少々怒っているようです。とある批評では「レッド・ツェッペリンの真似をするかわいそうな若者たち」とまで言われてしまったほど。でもわたしはそうは思いません。だってあのAerosmithだってデビュー当時は「ローリングストーンズのチープなコピー」って言われていたんですから。Greta Van Fleetはデビュー当時のAerosmithと同じことを言われているわけです。もしかしたら大化けするかもしれませんよ。