安くて高機能。なのに注目されない名マウス。
Logicool M720R
Bluetoothマウスを探していました。しかも複数デバイスに対応しているやつを。
そういうBluetoothってのは内蔵バッテリー式でUSBケーブルで充電するのですが、内蔵バッテリー式では徐々にバッテリーが弱っていき、動作時間が短くなっていってしまいます。
だから、わたしが探していたのはこんな条件のマウス。
- bluetooth
- 乾電池式←重要!
- マルチペアリング対応
- 進む・戻るボタンがあれば嬉しい
こんなマウスを探していたらピッタリのマウスにであることが出来ました。
それがLogicoolのM720Rというマウス。別名トライアスロンマウス。
3つまでのデバイスのマルチペアリングが可能で、単三電池1つで最大24ヶ月使用できるというこのマウス。
しかもハイエンドモデルと機能はほとんど変わらないのに価格は半額程度という高いコストパフォーマンスを誇っています。
WindowsでもMacでもiPad OSでも使える非常に優れたマウスでしたので紹介します。
3つのデバイスを瞬時に切り替え!
まず特徴的なのがこの1,2,3と書かれたこの部分。
ここで現在ペアリングしているデバイスを確認することができます。
切り替えるには対象となるデバイスの電源が入っていることが条件ですが、切り替えは体感1秒と非常に高速。
プライベート用Macと仕事用Windows、動画用iPadと複数デバイスを同時に使っているわたしにとってボタン一つでデバイス切り替えができるのは非常に便利。
ケーブルを取り替えたり、アダプタを差し替えなくていいってのは想像以上に楽なので、複数デバイスを使用している人にはおすすめです。
意外と便利な親指ボタン
M720Rの親指周りにはデバイス切り替えボタンの他に、進む・戻るボタンとデバイス切り替えボタンの3つのボタンがあります。
前から進む、戻る、デバイス切り替えボタンとなっています。
進む・戻るボタンは無くてももいいやと最初は思っていましたが、実際使ってみるともうこのボタンがないマウスには戻れませんね。
マウス側面の小さな突起は多用途ボタンです。
この突起をピンポイントで狙わなくても、この辺を親指でぐっと押し込めば反応してくれます。
多用途ボタンとだけあって、専用ソフトを使えば様々な機能をもたせることが出来ます。
ボタンのカスタマイズは専用ソフトで行います。
デフォルトではアプリ切り替えとなっていますので、わたしはそのまま使っています。
もちろん他のボタンもかなり自由に変更ができます。
高速スクロールホイール
Logicoolのマウスのありがちなのがクリック感のない高速スクロールホイール。通称ヌルヌルスクロールとも言われています。
高速でページをスクロールしてピタッと止める感じは癖になり、無駄にスクロールしたくなります。
スクロールホイール下のボタンを押せばクリック感のあるスクロールになります。
もちろんスクロールホイールを押し込むとミドルクリックになります。
iPadでの動作
iPad OSがマウス対応になったのでM720RもiPadで使用することが出来ます。
ただし、このマウスの機能をフルに使用することはできず、進む・戻る・多機能ボタンは動作しません。
右クリックはちゃんと動作し、ちゃんとメニューが表示されます。
高速スクロールは健在ですので、長いページをスイスイと閲覧することが出来ます。
iPad自体が完全なマウス機能をサポートしていないので仕方ないとは思いますが、少々残念ですね。
微妙に残念なカラーリング
マウスの機能には概ね満足なのですが、ひとつ気になるのがマウス背面の色。
もっとも汚れやすい部分が何故か白色なのです。
これでは汚れが目立ってしまうのではないかと心配になってしまいます。
あと親指周りのボタンが密集しているので予期せずボタンを押してしまうことがあります。
特に多機能ボタンはマウスを掴んだときに反応してしまうことがたまにあります。
逆にデバイス切り替えボタンは進む・戻るボタンに隣接しているのに誤爆は少ないです。
親指を深く曲げないと押せない部分になっているので、不意にデバイスが勝手に切り替わるということはありません。
類似するマウス
同じLogicoolから似たような仕様のマウスが発売されています。
ハイエンドモデルのMX Master3です。充電はUSB-Cで行います。
こちらはサムホイールという親指で操作するホイールが追加されています。このホイールでタブの移動や水平スクロールが可能となっています。
通常のホイールも高機能になっていて、抵抗のない高速スクロールとクリック感のあるスクロールを自動で切り替えてくれます。
マウス裏のボタンで最大3つのデバイスの切り替えが可能です。
また、Flowというソフトウェアを導入することで異なるPC間を一つのマウスで操作することが可能となっています。
次にMX Anywhere3です。こちらも充電はUSB-Cで行います。
先述のMX Master3からサムホイールと多目的ボタンを取り除いたようなモデルです。
小型のマウスを探しているって人ならこれがいいかもしれませんね。
総じて満足!トライアスロンマウス
Bluetoothマウスで電池式ってのは意外と少ないんですよね。
内蔵バッテリー式はケーブルが必要だったり、内部バッテリーがヘタったりとケアが必要なので乾電池式のほうが気が楽です。
複数デバイスをお持ちで使い分けのたびにケーブルやアダプタを差し替えているのであればこのマウスを試してみるのをおすすめします。
サムホイールが不要であるなら安価なM720Rが非常におすすめです。