出来がいいだけに、接続切り替えが本当に残念…
AirPods Pro
以前の記事で散々悩んだ挙げ句、結局購入したのはAirPods Proだったということを書きました。
しばらくAirPods Proを使っているのですが、やっぱり買ってよかったと思っています。
その理由を一言で言うならば「小型軽量でノイズキャンセリング機能の性能が高く、遅延が少ないから」というところに落ち着きます。
軽すぎて耳に何も着けていなんじゃないかと思うくらいです。
確かにこれは多方面から褒めちぎられるなって、買ってみて確かに思ったのですが、それでも完璧ってわけではありません。
致命的とは言えませんが、かなり残念なところもありましたので、紹介していきます。
一瞬で別世界に
まず目玉だったノイズキャンセリング機能。こんな小さな筐体でなのに、こんなノイズキャンセリングが可能なのかと驚いてしまいます。
ノイズキャンセリングをオンにするとエアコンや冷蔵庫、電車のゴォーという環境音が完全になくなってしまいます。
人の話す声や、ドアを開ける音等は聞こえるのですが、環境音がなくなるだけでここまで静かに感じられるのかと体感できますよ。
まるで自分だけ別世界に入ったかのような感じです。体の周りに薄い膜がはられたかのような感覚にも似ているかもしれません。
同じくらい外部音取り込み機能にも驚かされました。
外部音取り込みモードで音楽を流していると、まるでBGMを流しているかのように、環境音と音楽が自然と馴染んでくれるのです。
外部音取り込みモードで音楽を流しながら友人と会話をしていたのですが、最後までわたしがAirPodsを着けていることに気づきませんでした。
ヒアラブルデバイスには劣るかもしれませんが、屋外でのランニングなどの運動時には危険が減っていいと思います。
ノイズキャンセリングと外部音取り込み機能がシームレスに切り替わるので、音楽の再生が途切れることはありません。
ただしポーンという切り替わりの音がなりますが。
遅延と接続性
わたしが一番心配していたのが遅延だったんです。
以前使っていたノイズキャンセリングイヤホンは遅延がとんでもなく発生して、動画を見ようものなら腹話術状態で非常に見にくくなってしまいます。
AirPods Proで遅延に関しては、ほぼ感じられませんでした。
本当によく気をつけて動画を視聴するとわずかに遅れているのかもしれませんが、普通に動画を視聴するだけでは、全く違和感はありません。
音楽ゲームなどを遊ぶ場合は遅延を感じるかもしれませんが、動画に関しては問題なしでした。
iPhoneとのペアリングは本当に簡単でした。
近くでケースを開けるだけでペアリングが完了します。
一度ペアリングをしてしまえば、耳につけた瞬間から音楽を再生可能です。
一方で接続の安定性に関してはやや残念。
混み合った電車の中で何度か接続が飛びました。使い始めて1ヶ月も経っていないのに、この音飛びは残念です。
せっかくノイズキャンセリング機能が完璧に動作していても、音楽がならなければ意味がありません。
最悪なのがデバイス切り替え
ノイズキャンセリングが快適だからいろんなデバイスで使いたくなってしまいます。
そんなわたしのためにH1チップが内蔵されています。
このチップによって同一のapple IDでログインしているAppleデバイス間で接続の切り替えがペアリングの再設定をしなくても可能です。
確かに接続の切り替えが可能なのですが、どういうわけか急に接続が解除されてしまうのです。
接続が解除されるだけならいいんですが、最悪なのがデバイスと接続しているのに音が出ないという状況になってしまうのです。
どうしてこうなってしまうのかわからないのですが、問題を解消するには一度ペアリングを解除して、もう一度ペアリングを取らなければいけません。
特にMacとの接続では1日に何度も接続が切れたりして使い物になりませんでした。
また、プツプツ接続が切れるのも気になります。
今後のファームウェアのアップデートでこういった問題も解消されるかもしれませんが、これは本当に残念でした。
AirPods Proが快適なので、いろんなデバイスで使いたかったのに、この不具合(?)はあんまりです。
これがわたしのAirPods Proだけの個体差だったらいいのですが…
単一のデバイスで使うのであれば最高のイヤホン
複数デバイスのペアリングには難がありまくりなAirPods Proでしたが、単一のデバイスで使うのであれば本当によく出来たデバイスです。
耳に何時間でも入れていても痛くなりませんし、充電も非常高速でちょくちょくケースに入れておけば、充電も一日はもちました。
片耳だけでも使用できますので、どうしても外の音を聞いていおきたいときにも利用できます。
ケースがつるつるしてて若干滑るのが気になりますが、デバイス間の接続が弱いのと比べたらかわいいもんです。
3万円近くするイヤホンは購入するのに少々ハードルが高いですが、十分その価値はあると感じられるものでした。
もしiPhoneを使っていて、低遅延・ノイズキャンセリングで防水の完全ワイヤレスイヤホンを探しているのなら2019年ならこのAirPods Proで間違いないでしょう。
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