個人的には専用デバイス一択です。
電子書籍をなんで読む?
電子書籍っていろんなデバイスで読むことができて便利ですよね。しかもデバイス間でしおりを同期して、どんなデバイスからでも読み終わったところから読み進められるってのも超便利です。
ところで電子書籍ってどんなデバイスで読むのが良いんでしょうか?パソコン?スマホ?タブレット端末?はたまた専用デバイス?いろんなデバイスで読めるからこそ悩んでしまいますよね。
私自身、いろんなデバイスで電子書籍を楽しんできましたけど、個人的にはkindleのような専用デバイスが一番いいのかなって思っています。専用端末を選ぶ理由として、「すぐに読書を始められる」ってところと「読書の邪魔をするものが無い」ってところですね。いろんなデバイスを試してみて思ったことをまとめていきます。
専用デバイス
- メリット:すぐに読書ができ、集中できる。電池持ちが長い。重量が軽い。
- デメリット:白黒表示のみ。検索が遅い。UIがいまいち。解像度低め。
- 向いている本:小説、ライトノベル、少年〜青年誌コミック
まずはkindleやkoboのような専用デバイスです。読書以外なんにもできないのが大きな特徴ですね。スマホやタブレットがあるのにわざわざ専用デバイスなんて…って思われるかもしれませんが、売れているにはわけがあるんです。
その一番の理由がすぐに読書が開始でき、読書に集中できるってところですね。デバイスを開けば、すぐにさっきまで読んでいた場所から読書を再開できるってのは、紙の本以上に便利です。SNSなどの通知が来ないので読書にも集中できます。しかもネットワークに繋がっていれば、いつでもどこでも新しい本やマンガの続きを購入できるってのもとても便利です。
また、デバイス重量・サイズも軽く小さいので通勤電車の中で立っていても気軽に使えるのが良いですね。文庫本程度の重さで片手で保持できるってのはタブレットにない魅力です。
一方で電子ペーパーデバイスなので白黒表示しかできません。電池持ちは素晴らしいのですが、マンガや雑誌が白黒だとかなり物足りないですね。「このキャラの髪の色って青だったの?」みたいにPCやタブレットで読んで気づくことが何度もありました。雑誌や大判コミックに関しては解像度は足りていても画面サイズが小さいので、読むのはかなり苦しいでしょう。
青年誌のコミックはギリギリ読める程度です。キングダムの細かい表記は結構読みづらいかもしれませんね。まんがタイム系の大判コミックだと、読みにくく感じるでしょう。
スマートフォン📱
- メリット:持ち運び簡単。どこでもDL可能。大きな容量。
- デメリット:画面が小さい。読書に集中できない。
- 向いている本:小説、ライトノベル、少年誌
iPhoneなどのスマホで小説やマンガを楽しむ人も多いでしょう。手のひらに収まるデバイスといえばスマホ以外に無いでしょう。満員電車の中でも読書を楽しむことができます。一番いいのがサイズ。小さくて取り回しが良いですね。またカラータッチパネルなので操作性も高いです。携帯回線につながっていることで好きな漫画の続きをいつでもダウンロードできるのはスマホならでは強みです。
とはいえ、画面が小さいのはやっぱり見づらいですね…ピンチインを多用しないと細かいコマは読めません。6~7インチサイズのスマホだと少年誌サイズの漫画なら読めるとは思いますが、それ以上のサイズのマンガはスマホでは苦しいでしょう。小説もそこそこ読めますが、スクロール回数が増えるので快適とは言いにくいです。
個人的に一番イヤなのが通知が来まくること。SNSやらメールやらの通知がペコンという音とともに介入して来るのが嫌なんですよね。強制的に視覚的に読書を妨げてくるんです。一瞬でもこういったことが起きると集中力が切れてしまいます。読書好きにとってこれは致命的。
またスマホのロックを解除して、アプリを選択して…ってのもすぐに本を読むって経験とかけ離れていてあまり好きではないです。
タブレット端末
- メリット:大きな画面。大きな容量。
- デメリット:端末が重たい。片手で持てない。読書に集中できない。
- 向いている本:雑誌、コミック
iPadなどのタブレット端末は雑誌やコミックにピッタリのデバイスです。カラー表示ですし、大きな画面と余裕のある解像度で読書が捗ります。雑誌やコミックは見開きで余裕で表示できますし、カラータッチパネルの高い操作性も素晴らしいです。よく読みたいときはピンチインも簡単にできます。
とはいえ、大きな画面はお家専用端末と言えるでしょう。あの小さめのiPadminiでえ片手で持つのはしんどいです。重さもサイズも相まって、立ったまま使うのはあまり現実的ではありません。満員電車ではデバイスを取り出すことすら厳しいでしょう。
スマホよりマシですが、セルラーモデルでなくてもWiFi下では通知もそこそこに来ますので読書に集中的無いってのも気になります。
お家で雑誌でもパラパラ読むか…って時にはもってこいなデバイスであることに間違いありません。
コンピュータ端末🖥
- メリット:すぐに続きが読める。大きな画面。(とても)大きな容量。
- デメリット:読書感は低い。操作性はいまいち。
- 向いている本:雑誌・コミック
最後にノートパソコンやデスクトップPCTなどのコンピュータ端末です。ノートパソコンは多少持ち運びが出来ますが基本的に自宅で読む用のデバイスでしょう。
基本的にタブレット端末と同じような立ち位置なのですが、ネットワークに接続することで、すぐにマンガの続刊を読むことができます。特にkindleなどはこの辺の仕組みが優秀で、ブラウザベースでマンガを読み続けることができるのです。まるでyoutubeを見ているかのように、巻の続きをポチポチと買ってしまうことに注意が必要なくらいです。
コンピュータのディスプレイは目との距離が遠いのでディスプレイサイズの大きさにかかわらず、細かい文字は読みにくいです。またページ送りがマウスのスクロールやカーソルキーになるので操作性はあまり良くありません。感覚的な話になってしまうのですが、やっぱりディスプレイに映るのは読書感が低いと言わざるを得ません。やっぱり手元で文字や絵を見るほうが読書感があって好きです。
電子ペーパー?液晶ディスプレイ?
よく電子ペーパーは目が疲れにくくて良いっていう主張を見ますが、両者の違いはあまりないように思います。確かに電子ペーパーは自ら光を発しないので目が疲れにくいという主張には一理あるかなと思うのですが、細かい文字を見ていたら電子ペーパーでも目は疲れます。液晶ディスプレイのほうが反応性は良いので見にくいときにササッと拡大できるのも目の疲れを軽減してくれます。
あと、電子ペーパーは視野角がとても広いので、例えば電車の隣に座った人からでも余裕でのぞき見が可能です。特殊な趣味のマンガを読むときは電子ペーパーのデバイスは避けたほうが良いでしょうね…
やっぱりおすすめは専用デバイス
視野角が広くても、反応速度が遅くても専用デバイスってのはいいですね。理由の筆頭としてあげられるのが「すぐに読書を始められる」ってところと「読書の邪魔をするものが無い」ってところですね。さすが専用はデバイス。
タブレット端末やスマホ端末と比べて解像度やストレージ容量は控えめですけど、小説などの文字モノと少年誌を読むなら選んで正解です。非専用端末と違ってしっかりと読書に集中できます。
私自身、専用端末を購入して読書量がとても上がりました。スマホでも電子書籍の読書は出来ますが、やっぱり「読書しかできない端末」だと否応なく読書量が上がります。
たくさんの読書をしたい人にとっては専用端末が一番の選択肢になるでしょう。