雨には雨の対策が必要。
雨の日ラン
雨が降っている日にランニングやジョギングをする人はいるでしょうか?走り行こうと思ったときに雨が降っていたら走るのをやめる人のほうが大多数ではないでしょうか?
しかしマラソン本番の日が100%であるという保証はありません。私自身、2018年の函館マラソンでは土砂降りの雨のフルマラソンを体験しました。大雨の中走る練習はしていなかったのですが、雨の日のランを想定した準備をしていたことによって、雨の日でもサブ4を達成することができました。
「雨のレースは雨の日にしか練習できない」その言葉を目にした時、そのとおりだ!と膝を打った思い出があります。雨の中走るのは気持ちい事ばかりではありませんが、少しでも快適に過ごすためのポイントを紹介していきます。
たった100円で快適に!
雨の日ランの苦しいところが雨に濡れて体温が奪われてしまうってところです。練習ランならすぐに走り出すことができますが、レース当日だと雨のなかスタート待機が発生します。
そんなときは100均のレインコートを着ておくことで体の冷えを防ぎましょう。もちろん水に濡れることは冷たいですが、それ以上にウェアが濡れないことが重要です。ウェアが濡れてしまうと、走り出してもなかなか体が温まらずパフォーマンスが悪化します。
だからこそ、待機中は雨に打たて体温を奪われないようにすることが重要です。
もちろんレインコートを着ながら走るのはシャカシャカいって快適なものではありません。汗も外に通さないのでウェアも次第に濡れてきます。そんなときはレインコートを捨てちゃいましょう。100均だから捨てるのにも抵抗はありません。
ただし道端にポイ捨てするのはマナー違反なので、給水ポイントのゴミ箱に叩き込みましょう。5kmも走ると暑くてしょうがなくなるので雨に打たれても対して寒さを感じなくなります。
レインコートがない場合、ゴミ袋でも代用できます。45リットルくらいのゴミ袋だと体がすっぽりと覆われます。首と腕を通す穴をボールペンとかで破って作れば簡易ポンチョの出来上がりです。
他にもランニング専用のレインポンチョがあります。透明度が高いのでゼッケンの視認性が高いのが特徴です。ただし100円以上のお値段がするので使い捨てにするにはちょっともったいないかも知れませんね。
足の爪を保護しよう!
雨に日に起こりやすいのが、足の爪や皮のトラブルです。ランニングシューズは通気性がいいように作られているのでちょっと走れば靴下までびっしょびしょになります。そんなときに爪や足の皮がふやけて怪我につかながるんです。
雨に濡れて足の皮がふにゃふにゃになって隣り合う指の爪でえぐれてしまったり、爪が柔らかくなって剥がれるように割れるってこともありえます。
そんなときは足の指が互いに干渉しないような5本指ソックスを使うことをおすすめします。そうすれば爪が隣の指に食い込んで皮が破れてしまうっていうトラブルを回避することができます。
また足の爪がシューズの内側にあたって傷ついてしまうことも防げるので、雨の日のランニングには欠かせないでしょう。
5本指ソックスは履き心地がかなり異なるので、本番でいきなり履くのではなく、晴れの日のランで何度か履いて足にならしておきましょう。
衣擦れにも注意!
雨の日だとウェアと皮膚が擦れてしまって、ヒリヒリと痛い思いをすることもあります。これは水を吸ったウェアが重たくなってしまうために起こります。
普段は衣擦れが発生しないウェアを着ていても雨の日だと股擦れなどの衣擦れのトラブルに見舞われることがあります。雨の日でもしかすると股擦れなどの服擦れが発生するリスクがある場合はワセリンを塗っておくことをおすすめします。
股擦れや衣擦れしそうな脇、股、首まわりにワセリンを薄く塗っておけばウェアとの摩擦が減って衣擦れを防止できます。またワセリンは水を弾くので雨水によって体温が奪われるのを防いでくれます。
私も雨の日のマラソンでCW-Xを履いていたら太もものお尻に近い部分が股擦れしてお風呂で痛い思いをしました。今までCW-Xで衣擦れを起こしたことはなかったので油断しましたが、雨の日のレースは何が起こるかわからないのが辛いところです。
スマホを持って走るならジップロックを!
これはランに直接関係ないかも知れませんが、ランのペースを把握するためにスマホをもって走る場合もあるでしょう。その時はスマホにも防水対策が必要です。
最近のスマホだと防水機能がついているときもありますが、もしついていないモデルの場合はジップロックに入れることをおすすめします。
ウエストバッグにスマホを入れるにしてもかなり濡れてしまいますのでスマホの安全をとるならジップロックは必須でしょう。
雨の日でもマラソンはできる!
天気予報でマラソン当日に雨が予想される時、体調を気にして出走しないことも選択の一つです。でもレースのために何ヶ月も準備したのに雨が降っているからって出走しないのはもったいないと思いませんか?
天気ばっかりは自分の力でどうしょうもないですが、雨の日の対策はすることができます。基本は体温を保持すること。レース開始までのレインウェアはもちろん、レース中のお肌や爪のトラブルを回避することもも重要です。
雨の日のレースの練習は雨の日にしかできない。たしかにそのとおり。もし可能ならレースまでに一度は雨の日に走っておくこと経験しておくことがいいでしょう。そうすれば「雨に日にだって走ったことがあるんだ」っていう経験を積めるので自信にも繋がりますよ!
少なくとも、レース当日に雨が予想される場合はポンチョと5本指ソックスだけは買っておくようしましょう。