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長時間ランには必須!有効なエナジージェルの選び方とは?

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走る前から勝負は始まっている!

エナジージェルの効用とは?

テレビでマラソンなどの中継を見ていると、なにやらランナーがドリンクを飲んでいるシーンを見たことはありませんか?「わざわざ走っているときに補給しなくても…」なんてランニングを始める前までは思っていたのですが、実際にランニングを始めてみるとあの補給は必須なんだって思いました。

 

トップランナーでも途中で補給するのは長距離ランでは体内のエネルギーが足りなくなってしまうからです。トップランナーでも必要な補給なのに、趣味のランナーが補給無しで走るのは自殺行為です。そういったホビーランナーのためにあるのがエナジージェルです。

 

エナジージェルは即効性のエネルギー源です。こまめに補給することで最後までフルパワーで走り切ることができるようになります。そんなホビーランナーの力強いエナジージェルですが、最大限にその効果を発揮するためには、ちょっとした知識が必要です。

 

今回はエナジージェルの効率的な補給の仕方とフルマラソンのときに必要なエナジージェルのプランを紹介していきます。私はこのエナジージェルの補給で練習ラン3ヶ月でサブ4を達成することができました。手っ取り早く自己ベストタイムを更新したい人は必見です!

 

走る前に飲むエナジージェル!

本番レースや長距離練習ランの前に飲むエナジージェルってものがあります。このエナジージェルには高カロリーな成分は含まれていません。なのにどうして飲むのかって言うと、体脂肪を分解しやすくしてすぐにエネルギーとして取り出せるようにするために飲むんです。

 

この手のエナジージェルを補給すると1時間から2時間程度体脂肪が燃えやすい状態を保ってくれます。スタートダッシュと早い巡航速度に体を持っていくためには必要なエナジージェルなので、ぜひ摂取しておくべきでしょう。

 

私が一番オススメするのがこのヴェスパスポーツから発売されている”ヴェスパハイパー”です。小さいので飲みやすいですし、確かに最初の2時間程度は体が軽くなるように感じます。

もし持ち運びを気にしないのであれば、少し大きめのこの”ヴェスパ スポーツ”もおすすめです。持ち運ぶにはちょっと嵩張りますが、ハーフマラソンの前に飲むくらいだとちょうどいいです。

最後におすすめするのがこの”ZENシリーズ”のタブレット。こちらも体脂肪の燃焼を促す作用があるので、序盤から即効性のあるエネルギーである糖分をセーブしながら走ることができますよ。

ただし要注意なのがこれらのエナジージェルにはカロリーが無いってこと。別途エネルギー源は補給しておく必要があります。私のおすすめはウィダーinゼリーとシュークリームのコンボ。レースの1時間くらい前にウィダーinゼリーとシュークリームを食べておいて、上記に上げたエナジージェルを摂取すれば準備万端!

 

体脂肪をエネルギーに変換する準備もできますし、即効性のあるエネルギーも補給できています。あとはスタートを待つだけです!

 

レース序盤〜中盤に取るべきエナジージェル

レース序盤から中盤にかけて必要なエナジージェルは体脂肪を燃料に変えつつ、体脂肪の分解に間に合わない分のエネルギーを補給できるようなエナジージェルです。レース序盤ってだけあっていきなり大量に飲むのはお腹が痛くなったり、尿意を催したりするので、エネルギー密度が高いエナジージェルがおすすめです。

私がよく飲むのはこの”Shotzシリーズ”のエナジージェル。一度開けたら最後まで飲みきらないとダメなのが玉に瑕ですが、一口で飲み込みやすいですし、味もソコソコに食べやすいです。フレーバーもたくさんあって好みの味を見つけやすいです。ただし決して美味しいわけではないので注意ですが…

レース序盤では10kmから15kmに一度のタイミングでこういったエナジージェルを補給することで終盤に向けてのエネルギーの貯金ができます。他にもフルマラソンの場合はハーフマラソンのタイミングで上記のエナジージェルを補給することもおすすめです。

 

走る前に飲むエナジージェルは効果が2時間程度しか続かないので体脂肪をエネルギーに変え続けるにも中盤あたりで補給しておくと、終盤で失速するリスクを回避することができます。

 

レース中盤〜終盤におすすめのエナジージェル!

レース中盤以降からは体力以上に集中力が落ちてきてレースプランが乱れがちになってきます。必要以上にペースを気にして体力を消耗したり、目標タイムへのペース配分が計算できなくなってきます。

 

そういったときにおすすめなのがカフェイン入りのエナジージェルです。コーヒー一杯分くらいのカフェインが入っているので一時的とはいえ頭が冴えます。最後まで集中力を途切れさせないための工夫です。

 

カフェイン入りとは言え、苦味があるわけではないのでコーヒーが苦手な人でも安心して補給することができますよ。おすすめなのがザバスのピットインシリーズ。疲れて最後まで飲みきれない場合はキャップで後にとっておくこともできます。

極限まで軽量化を求めるならShotzシリーズにもカフェイン配合のシリーズもあるので、荷物を軽くしたいランナーにはShotzシリーズの方がおすすめです。Shotzシリーズではカフェイン配合のジェルは波線が入っているのでわかりやすいですね。

ここで要注意なのがカフェインには利尿作用があるってことです。序盤からカフェインをガバガバ摂取していると後半でトイレに行きたくなってタイムロスの可能性があるので、カフェイン配合のエナジージェルはレース後半に飲むことを推奨します。

 

最後までペースを落とさないために!

ハーフマラソンを超える長距離ランの場合だとエナジージェルよる補給があったほうが安心して走りきることができます。脂肪をエネルギーに変換するのに時間がかかるので、どうしても失速するリスクを抱えたまま走るよりお守り代わりに数個のエナジージェルを持って走ることをおすすめします。

 

エネルギー切れに陥ってしまうことをハンガーノックといいます。こうなってしまうと走り続けることはおろか、歩くことすら危なくなってきます。これは人体で重要な機関である脳に優先してエネルギーを供給するために筋肉に与えるエネルギーをシャットアウトしてしまうからだと言われています。

 

エナジージェルは即効性のエネルギーが含まれていますので、レース終盤でもはっきりした頭で走りきることができます。脳にエネルギーが足りている状態なので筋肉にもエネルギーが行き渡り、最後まで筋肉のパフォーマンスを維持することができます。

 

もし長距離ランに不安があるのならカフェイン入りのエナジージェルをポケットに入れて走ることをおすすめします。大した重量もないのでテープで体に貼り付けて走っても大丈夫です。転ばぬ先の杖と思ってエナジージェルは持って走りましょう!