小さいものやデバイス系ならキレイに収納できます。
Thule Crossover2 30L
ThuleのフラッグシップのバックパックであるCrossoverの後継種であるCrossover2はノートPCやタブレット、それに使うケーブルや充電アダプタなどをキレイに収納することができます。
ノートPCやタブレット用の専用収納スペースはもちろん、外部からの衝撃を吸収する硬い素材で守られたポケットなど、デバイスや小物を収納するたくさんの工夫が凝らされています。
あまりにもたくさんのポケットがあるため、すべてのポケットを活用できていないほどです。
小物収納に特化しているわけではなく、大きなメイン収納部分は2リットルのペットボトルが3本も入る広さがあります。
荷物を最大に詰め込めば30リットルほどの容量があり、2泊3日程度の旅行だと十分すぎるほどの余裕があります。ジム通いなどにも使えることでしょう。
今メインバッグとして活躍しているCrossoverですが、使ってみてのいいところと、ちょっとイマイチなところを紹介していきます!
外観&質感
全体的に黒っぽい見た目ですが、よく見ると生地に白いドットがあります。
裁縫は丁寧でほつれ等は確認できませんでした。
重厚そうな見た目に反して軽く、1,340gと容量の割に軽量です。
Thuleといえばちょっとオタクっぽい青い差し色が特徴的で敬遠していたのですが、シックにまとまっており、デカデカと配置されがちのロゴもかなり控えめにあしらわれています。
背面パッドはメッシュ素材になっていて、蒸れにくいようになっていますが夏日はやっぱり蒸れてしまいます。
中央部分にはキャリーケースのハンドルに通すためのゴムバンドがついています。
ショルダーベルトや上部についたハンドルは肉厚で背負っていて負荷になりにくくなっています。
ジッパーは大きめのものが使われていて、軽い力で開閉が可能です。
なお、防水ジッパーではないので、大雨のときはバッグカバーが無いと雨がしみてしまいそうです。
どの収納スペースにも共通しているのですが、内部が青い生地で作られているので、内容物を確認しやすくなっていてとても気に入っています。
豊富な収納ポケット
Crossoverの良いところはまず、その収納ポケットの多さです。大小含めると10以上のポケットがあります。
それぞれの収納スペースには特色があり、充電用のケーブルを出すための小窓が空いていたり、眼鏡などの衝撃に弱いグッズ専用のハードシェルを搭載したり、スキミングを防止したりする収納スペースがあります。
それでは一つずつ収納スペースを見ていきます。
ノートPCを収納する最背面のスペースには15インチまでのノートPCと書類を入れるスペースがあります。
メインの収納部分。大きな収納スペースになっています。
この収納スペースの上部にはポケットが付いており、電源アダプタやケーブルなどの小物を収納することができます。
メインの収納スペースにはふわふわの素材で出来たタブレット収納スリーブがついており、書類を収納するためのスリーブもあります。
特徴的なのがハードシェルが保護する収納スペース。
プラスチックで保護されているので外からの衝撃にも強く出来ています。
メガネやスマホなどの壊れやすいものを収納するのに適しています。スペースは2つあり、仕切りにもポケットが付いています。
最も表側に配置されている収納スペースには複数のポケットが付いており、マスクや充電アダプタやモバイルバッテリーを収納するのに適しています。
上部のポケットにはモバイルバッテリーからケーブルを引き出すための小窓が空いており、充電に便利です。
両側面にもポケットが付いており、左側のポケットは1つの大きな収納スペースになっています。
左側のポケットは仕切りなどがなく、折りたたみ傘や500mlのペットボトルが収納可能です。
右側のポケットもほぼ同様なのですが、スキミング防止の素材でできた小さなポケットが付いています。
右側のポケットなので、バッグを降ろさずに簡単にアクセスできるので、定期券などのよく取り出すものを入れています。
ポケットは多いが大きいものは入らない
ここまで挙げたようにCrossover2には大変多くのポケットが配置されています。
ただし、ほとんどのポケットにはマチがないのでちょっとでも厚みのある小物は収納できません。
電源アダプタなどの厚みのあるものを入れようと思ったら、メインの収納部分のポケットに入れるか、ハードシェルの収納スペースに入れるしかありません。
よくわからないのが外側のポケットのゴムバンド。
せっかく便利そうな機能なのにこのポケット自体に厚みがほとんどないので、大したものを収納することが出来ません。
ケーブルも無理やり挟むことができるかもしれませんが、入れてしまうと他のポケットに影響が出てしまいそうなので、フリクションのボールペンを1本指しているだけです。
文庫本くらいの本がギリギリ入るくらいの厚みです。
これだけのものが入ります!
実際にものを入れてみます。収納するのは下記です。
- Macbook Air(2018モデル)
- Surface5
- iPad Pro 1st Gen
- デバイスポーチ(詳しくはこちら)
- 財布、キーケース
- ボディーシート、フェイスシート、マスク、耳栓
- コンタクトレンズ、メガネ拭きシート、目薬
- モバイルバッテリー、充電ケーブル
- 名刺、メモ帳、印鑑
- ハンドクリーム、リップクリーム
- ほぼ日手帳、ボールペン2本
- ジーンズ2着、Tシャツ3着
- 折りたたみ傘
これだけのものを収納していきます。
まずはMacbookとSurfaceは再背面のスリーブゾーンに入れていきます。
続いてハンドクリームなどをメイン収納上部のポケットに入れていきます。
メイン収納にはジーンズとTシャツを適当にぶち込みます。圧縮袋を使用せずとも余裕で入ります。最上部にはデバイスポーチを収納します。
壊れやすいコンタクトレンズや眼鏡はハードシェルの収納部分に丁寧に収納していきます。
メガネなんかはケースなくてもポンと入れだけで大丈夫でした。
その他の小物は再背面のポケットにまるっと収納できます。
左右のポケットに手帳や折りたたみ傘を入れてもメインの収納にはまだ若干の余裕があるほどでした。
衣類圧縮袋を利用すればもっともっと収納できることでしょう。
関連するバッグ
今回紹介したのは30リットルのタイプですが、やや小型の20リットルのものあります。
旅行や出張はそこまで多くないってひとはこちらの方が適していると思います。
左右のポケットが小さくなっていたりと若干のポケットは少なくなっていますが、それでも十分なポケットが用意されています。
もちろん特徴的なハードシェルポケットが用意されています。
横持ちも可能なタイプのコンバーチブルタイプもあります。
ポケットの数は少なくなりますが、ややビジネスよりな使いみちができますね。
最後にボストンバッグタイプもあります。
こちらはポケットが大幅に省略されていますが、その分衣類などを収納しやすくなっており、旅行向けの仕様となっています。
出張にも旅行にも活躍するバックパック!
デバイスをたくさん詰め込めるし、着替えもバッチリ収納できる非常に優秀なバッグだと感じました。
大きなものは収納しにくいですが、小さくて薄いものであれば、バッグインバッグを使用しなくても整理して収納できました。
普段使いだけでなく旅行や出張にも使いやすいバッグでとても気に入っているバッグとなりました。