アガりきらないこの感じ
Weezer The Blue Album (1994)
泣き虫ロックというジャンルを切り開いたとされるWeezerの最初のアルバム。Weezerってしょっちゅうバンドとおんなじアルバム名をつけるのでファンからはThe Blue Albumと区別されています。
個人的には泣き虫ロックって言う表現はあんまり好きじゃないんですよね。Weezerのいい所ってロックスターに憧れたギターキッズの精神をそのままにアーティストデビューした所だと思ってるからです。
ジェフ・ベックやジョー・ペリーみたいな選ばれしロックスターになれなくても、なれないなれにロックをやっている。そういう姿にギターキッズにかっこよく映るんですよね。 「背伸びしなくていいぞ」って。
歌詞もそこまで泣き虫でも弱虫でもないってのに、なんでこういう名付けになっちゃったんだろう…って感じちゃいます。
収録曲とおすすめ曲
やっぱり超有名な”Buddy Holly” この曲で元ネタのバディー・ホリーを知りました。2分39秒という短めの曲ですけど、「おッ!」って感じたこの曲。Weezerの代表曲なので知っている人は多いハズ。
個人的思い入れがMAXな曲が”Only in Dreams” なんでかって言うと初めてベースカバーした曲だから。静かに始まり、大きく盛り上がり、そして静かに終わる…イントロのベースが流れたら「あぁ…Blue聞いてるわぁ…」って感じられる。そんな曲。
- My Name Is Jonas
- No One Else
- The World Has Turned and Left Me Here
- Buddy Holly
- Undone - The Sweater Song
- Surf Wax America
- Say It Ain't So
- In The Garage
- Holiday
- Only In Dreams
In The Garageもすごく好き。ギターキッズの精神をよく反映させています。Kissが好きなら是非どうぞ。
最後に触れずにいられないのが”Say It Ain't So” 初期Weezerの代表作とされる名曲。こっちもベースコピーしました。悲しく盛り上がれる楽曲。
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Weezerって聴いたこと無いけど、まずどんなアルバムからがいいかわかんない…って人にはこのアルバムはWeezerの一番あじの濃いところをおすすめするようで、Weezer初心者にはちょっと重いかも…
底抜けに明るい気分になりたいのなら他のアルバムを当たるべきですけど、こういったゆるくて厚い、パワーのあるような、音楽の波に身を委ねてみるのはいかがでしょうか?