ぎっくり腰。怖いですよね。
ぎっくり腰とは急性の腰痛でちょっとしたきっかけで発症します。
多くの場合は重たいものを持ち上げるなどですが、癖になっている人はくしゃみで発症します。
この記事では私自身がぎっくり腰になってから日常生活に戻るまでの顛末を紹介していきます。
ぎっくり腰発症から帰宅まで(0日目)
ぎっくり腰を発症したのはちょうど日曜日の昼下がりでした。いつものようにジムでデッドリフトのトレーニングをしていました。
発症した瞬間、誰かに腰をポンと叩かれたような感触がありました。
その後もトレーニングを続けようとしたのですが、腰が曲がらないし力も入らない。
「なんかいやな予感がする…」と思いながらウェイトを片付けているうちに立っているのも不可能なくらいの痛みに襲われ、ベンチの上にうつ伏せに倒れこんでしまいました。
うつ伏せのまま、ジムのトレーナーに事情を説明したところ、明らかにぎっくり腰の症状なので、まずは患部を冷やして立ち上がれるまでうつ伏せでその場から動くなと言われました。
息をしているだけでも腰がズキズキと痛み、脂汗もダラダラとかいていたのですが、2時間ほど腰を冷やしているとなんとか立ち上がることができるようになりました。
腰が炎症を起こしている状態なので冷やすと痛みを感じにくくなるためだと教わりました。
なんとか電車に乗って帰って、その日はシャワーをさっと浴びるだけで眠りました。
痛みに耐える日々(1日〜4日目)
発症したその日は夜中に何回も痛みで飛び起きました。
朝になってもベッドから立ち上がれない。会社にも行かなきゃ行けないので1時間位早起きしていたのですが、ベッドから起き上がるのに5分位かかりました。
スーツもなかなか着られないし、何より靴下を履くのが不可能なくらいの難行苦行に思えました。腰を曲げずに靴下って履けないんだなぁ…
会社の帰りにボルタレンテープとロキソニンを買いました。
ボルタレンテープとは高級湿布みたいなもので、24時間効果が持続するのとぎっくり腰に効果があるということで購入しました。結構高かったです。
その分効果はあるようで貼っておくことをおすすめします。
ロキソニンは言わずと知れた万能痛み止めですが、ボルタレンテープと長期間併用するのはあまり良くないとの事(胃が荒れる)だったので、朝と昼過ぎに飲むだけにしていました。
2日目になっても痛みは引きません。
1日目と同じようにできるだけ安静にして過ごしました。
3日目になって、ようやく痛みが少し引き始めました。
椅子から立ち上がる時のこつを覚えてきて、唸り声をあげる回数が減りました。
4日目になって腰の緊張をほぐす体操をゆっくりと取れるようになりました。
相変わらず起き上がるのもまだ痛いですが、1日目、2日目程の痛みはなくなりました。
3日間で腰をいたわって起き上がったり椅子から立ったりするムーブを自然と覚えたようです。
小康状態(5日目〜10日目)
5日目は金曜日の夜とあって久々にぐっすりと眠ることができました。
腰をいたわるムーブも寝ている状態でできるようになったようです。
6日目になってロキソニンを飲まなくなりました。
相変わらずボルタレンテープは貼っています。
7日目、発症から一週間目です。
今まではしゃがみ込むのも痛いので立ってシャワーを浴びていたのですが、いい加減に湯船に浸かりたいなと思い、湯船にお湯を張りました。
ぎっくり腰は発症して0日目〜3,4日目までは温めることを避けたほうが良いとのことです。
患部が炎症を起こしていて熱を持っている状態なので、患部をたためることは治りが遅くなってしまうそうです。
炎症が収まって、そこまでの痛みがない場合は温めて患部の血流を活性化させることで治りを速くすることができます。
とは言え、体操座りができないので湯船には正座して浸かりました。
お風呂にあるような小さな腰掛けにはまだ座れません。
8日目は自転車に乗れるようになりました。
ぎっくり腰も一週間たつとかなり良くなり、けがをする前のような日常生活に戻ることができました。
9日目から10日目は日に日に痛みがなくなっていって、お風呂の小さな腰掛けにも吸われるようになりました。
発症して10日〜
10日を超えたあたりからほとんどぎっくり腰になる前と同じ生活に戻れるようになりました。
2週間たてば、ほとんど今までと同じ生活を遅れるようになり、軽いジョギングくらいならこなせるようになりました。
3週間後にようやくジムに戻ることができました。
ジムトレーナーの方も「おぉ〜良くなったんですね!」と喜んでもらえました。
その頃には腰の痛みなど全く感じなくなっていました。
学んだ教訓
ぎっくり腰はくせになりやすい怪我なので、半年くらいはデッドリフトは行いませんでした。
ぎっくり腰は本当に痛いです。
その年の出来事TOP10に間違いなく入るくらいの出来事でしたし、一番肉体的に痛い怪我だったと思います。
ぎっくり腰にならないためにも、ぎっくり腰になってしまったときにも、この記事が少しでも役に立てばと思います。