アパレルバイヤーが明かす、おしゃれに見せる方法とは?
最速でおしゃれに見せる方法
おしゃれに見られる人は一体どこがどう違うのか、どこがどうなれば”おしゃれ”と言われるのか。
”街着とはミックスの文化”という1つの原則に則って説明してくれています。
そもそもどうしておしゃれは定義できないのでしょうか。
一つ面白かったのが、おしゃれを定義してしまうとビジネスとして成り立たなくなってしまうから。ってところです。
こうやればおしゃれです!と一つ固定した基準を固定してしまうと、それ以外のものが売れなくなってしまう。
だからアパレル業界はおしゃれの基準を曖昧にしておしゃれ迷子を量産しているという筆者の主張です。
この本ではそんなおしゃれ迷子に一定の指針を与えてくれる本です。
それが先に紹介した”街着とはミックスの文化”という原則です。このような言葉で表現されています。
街着とはミックスの文化です。スポーツ用につくられたジャージや、軍用につくられたミリタリージャケット、ワーク用につくられたジーンズなど、それらを織り交ぜたミックススタイルこそが「街着」なのです。
MB. 最速でおしゃれに見せる方法 【電子限定特典付き】 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.105-107). Kindle 版.
誰がこういう風に言いだしたのかわかりませんが、この原則は筆者が体験的に体得した法則だといいます。
ではどうやってミックスさせるのか?どれくらいの比率なのか?
ということが詳しく紹介されています。
ミックスはフォーマルとカジュアル
先に街着とはミックスの文化と紹介していました。
ここでいうミックスとはフォーマル(ドレス)とカジュアルのミックスだといいます。
カチッとしたフォーマルとカジュアルのヌケ感が”おしゃれ”と言われる要因だといいます。
いくらいい服を買ったとしても組み合わせが命。どういう組み合わせがいいのかが紹介されています。
ミックスの比率は本書の核心に触れますので、比率を明かすことは出来ませんが、おしゃれとは無縁なわたしでも(だからこそ?)「なるほどねぇ〜」と感心してしまいます。
フォーマルとカジュアルのミックスのいいところは、カチッとした緊張感とカジュアルの余裕感をまとうことができるってところらしいのです。
ビジカジすぎず、カジュアルすぎない服装が大切だということらしいのです。
確かにそう言われると説得力があるように思います。
全身スーツに革靴だとそりゃ通勤途中のサラリーマンですし、ジーパン・Tシャツ・スニーカーだとコンビニに行くときの部屋着の延長になってしまいます。
どちらもおしゃれか?と言われるとちょっと違いますよね。
フォーマルとカジュアルのバランス。それが大事なのです。
具体的に何を選べばいいのか?
フォーマルとカジュアルのバランスが大事ってのはいいけどさ、具体的に何を選べばいいのさ?ってこの本を読んでいて思いました。
どうやらそういった疑問は筆者の織り込み済みだったようです。
なんとこの本の中には〇〇ブランドの✕✕という商品がいいという超具体的な指定があります。
これなら迷うことはありませんね。発売年が遅いので今では売っていないものもあるかもしれませんが、参考になるのは間違いありません。
もちろんハイブランドばかりではありません。むしろ安いところが多いです。
よく出てくるのがユニクロ。
ユニクロはファストファッションの一つとして数えられますが、バイヤーからするとむしろ熟考を熟考を重ねたスローファッションなのだといいます。
そんな安めの服装でも十分おしゃれに見せることができるんだよって、むしろハイブランドのぼったくり感が強調されるようです。
この本を読んでみて
普段着が無課金アバターのわたしが、ちょっとはおしゃれになろうと思って買ったのがこの本。
かなり具体的な指定があるので、わたしみたいなファッション迷子子羊にはぴったりです。
ことあるごとにメルマガ登録してね!って文言が少々ウザいですが、十分参考になる内容でした。
特に「これを買えばOK!」ってのが 心強かったですね。
とりあえずこういう風にすればいいよっていう原則が語られているので、ファッションのことがよくわからないって人はこの本を買ってみるのはいかがでしょうか?
きっと参考になると思いますよ。