ギターを買ったその日からしっかり練習できる!
Fender Playとは?
Fender社から公開されているFender Playというのはギター練習アプリです。
動画を見ながら実際にフレーズを演奏することでステップ・バイ・ステップで自分のレベルに合ったギターやベースの練習を楽しむことができます。
ギターを一度も触ったことのない本当に初心者の人、ある程度コードも知っていて曲もちょっとは演奏できるよって人が対象です。
ギターを買った人の90%は一年以内に演奏するのをやめてしまうという調査結果から”ギターを続けられる手助け”として、このFender Playはリリースされています。
現状、動画を含めた言語はすべて英語となっていますが、日本からでも利用可能です。
もしアメリカ・イギリスに住んでいるのであれば、Fender製品が10%割引で購入できるおまけ付きです。
わたしは数ヶ月ほどこのFender Playを使っているのですが、非常に楽しくギターの練習をすることができています。
最初は簡単すぎてあくびが出るほどでしたが、徐々に骨のある内容になっていき、楽譜の読み方や休符、全音半音の関係などの音楽理論の知識も得ることができます。
Fender Playのすべての練習をやっているわけではないのですが、Fender Playがどんな風なのか紹介していきます。
まずは無料でお試し
Fender PlayはスマホアプリやPCのブラウザから利用できます。
月額課金制で単月払いでは880円で、年間利用では8,800円とややお得になります。
2週間の無料のお試しプランがありますので、まずはそちらから試してみましょう。
お試しが終わったら自動的に課金されてしまうので、そこだけ注意です。
Fender Playを使うにはこのサイトへアクセスするかアプリをインストールします。
わたしはiOSのアプリから登録しました。
登録に必要はメールアドレスとパスワードです。他のSNSとも連携が取れるようです。
ユーザ登録するとプラン選択の画面に移動します。
2週間のお試しで続けるかどうかわからないのであれば、左側のプランを選びましょう。右側は先に紹介した1年間通してのプランです。
どちらのプランを選んでもポップアップが出てきます。
これは「10%割引はアメリカかイギリスでしか受けられませんからね」という表示です。
値段が変わるわけではありませんので、OKを押してます。
購入価格が0.00円になっていることを確認して”Subscribe Now”を押せば完了です。
登録が終わると学びたい楽器の選択に入ります。
選べる楽器は4つ。アコースティックギター・エレキギター・エレキベース・ウクレレです。
楽器は上のタブから選択します。
それぞれの楽器には、どんなジャンルの音楽を弾きたいかというMusic Path(パス)が設定されています。
例えばエレキギターであれば下記の通り。
ロック・ブルース・フォーク・カントリー・ポップが選択できます。
もちろんこれらのパスは後からでも変更が可能ですので、最初は自分の好みに一番近いものを選べばいいでしょう。わたしはブルースを選択しました。
ちなみにアコースティックギターのパスはエレキギターと同じです。
ベースギターはファンクとロックがあります。
ウクレレはパスは1つしかありませんでした。
ここまで設定すれば楽器の練習に映ることができます。
実際の練習風景
Fender Playの開始画面はこんな風になっています。
レベル1の最初のレッスンは”What to Expect”といものです。
このレッスンを受けるには赤枠の”Go to Lesson”というボタンを押してレッスン画面に移動します。
これはどのレベルのレッスンでも同じです。
レッスンの内容はレベルに応じて変わるのですが、大体はこんな画面です。
アプリでは上下に画面が分割されています。上半分では先生の演奏と解説が、下半分では演奏中のタブ譜が表示されます。
もっとタブ譜を大きく表示させたいときは、フルスクリーンボタンを押せばタブ譜が全面に表示されるようになります。
どのレッスンも英語で行われるのですが、英語がほとんどわからなくても、なんとなく身振り手振りでわかると思います。
個人的には日本語字幕くらいはあってもいいのかなとは思いますが、今の所は英語でつまずくことはありませんでした。
レッスン動画で素晴らしいところがギターを構えている姿を正面からだけではなく、左手を後ろから狙う画角でも撮影しているところです。
これでどんな風にコードを押えているのか、手首の角度はどうなっているのかなどを確認しながら練習することができます。
ある程度慣れている人ならばレベルを飛ばすことも可能です。
レベル1は本当にギターを触ったことがない人向けに作られているので、いくつかコードを知っていたり、タブ譜が読める人はとっとと次に進んでもいいでしょう。
レッスン以外のコンテンツ
Fender Playのコンテンツの70%ほどはレッスン動画ですが、残りの30%は楽曲練習になっています。
好きなアーティストの曲をステップ・バイ・ステップでじっくり練習できます。
収録されているアーティストはこのような感じ。
BeatlesやGreen Day、Oasisなどの超有名アーティストが中心です。
洋楽好きなら一度は聞いたことのあるアーティストが必ずいるはずです。
残念なところが一曲まるっとのカバーレッスン講座ではなく、有名フレーズだけなどの部分レッスンになっている所ですね。
じっくり一曲のカバーレッスンをしていたら、とんでもないレッスン分量になってしまうからかもしれませんが、タブ譜くらいは載せておいてくれてもいいのに…と思います。
Fender Playに必要なもの
Fender Playを最大限楽しむためにはいくつかの道具が必要です。
いちばん大事なのがアンプ。
エレキギターは生音だと小さな音しか出ません。だからハンマリングやプリングの音がほとんど聞こえなくて効果的な練習になりにくいです。
またFender Playにはアンプの音作りのレッスンもあるので、アンプはあったほうがいいでしょう。
おすすめはFender Mustang GT40です。
レッスン中にも同じ型(出力が高いGT100ですが)が出ていますので、先生と同じ音が出せるのでおすすめです。
アンプとしては少々お高めになっていますが、使い切れないくらいのプリセットが入っていますので、購入して損はありません。レビューも書いています。
あと必要なのはアンプとギターを繋ぐシールドとピックくらいのもの。あとはお手入れ用のクリーニングブラシがあれば完璧。
これでギターの練習を開始できます。
ギター挫折をなくすアプリ
最初に書きましたが、ギターを購入しても1年以上続ける人の割合はわずかに10%です。残りの90%はギターを弾かなくなってしまいます。
早い人だと数週間で挫折してタンスの肥やしになってしまうそうです。
このアプリはそんな挫折を少しでも減らそうとしているアプリです。
最初のレッスンなんて開放弦を鳴らすだけだし、レベル2くらいまではコードもC・G・Dの3つくらいしか出てきません。
それくらい初心者に優しい設計になっているんです。
最初に覚えさせられるコードが”Gコード”と”Cコード”とやや難しいのが玉に瑕ですが。
どちらのコードも非常によく使われるコードなので最初に覚えておいて慣れさせるという目的があるのかもしれません。
コードの押さえ方はいろいろな角度から見せてくれますが、基本的には「たくさん練習したら(コードを押さえるのが)楽になるよ」というスタンス。甘くはありません。
コードがきれいにならなくても、それっぽくなってたらOKと割り切って進むのもありです。
レッスンを進んでいくうちに慣れてきてしまうくらいレッスンの進みはゆっくりです。
とにかく挫折させない。という意気込みがあります。随所に楽曲を使ったレッスンがあるので意地でもモチベーションを維持させようとしてきます。
もしギターを始めたいけど、続けられるかどうか不安という人は是非、このアプリを使ってみてはいかがでしょうか?
ギターを始めるのは一回だけですが、続けるのは大変です。そんな大変なことを少しでも楽にしてくれるのがこのFender Playでした。
Keep practicing!!