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ありえぬコスパと走行性のクロスバイク。Giant Escape R3(2021モデル)レビュー

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最初のスポーツバイクにはこれが安牌!

Giant Escape R3 2021モデル

国からお小遣いをもらったのでGiant Escape R3を6月に購入しました。

大変人気モデルなため、入荷して即完売が当たり前のモデル。

わたしが訪れたお店も展示がなかったので、店員さんに聞いたところ、まだ展示してないものが1台だけあるとのことで即購入。

 

かなり暑い季節が続いていますが、数カ月間乗りこんでみて大体の感覚をつかみましたので紹介していきます。

総評としてはスポーツバイクの入門車として最適解であると感じました。

その理由として、質の高いフレーム、カスタマイズ性の高い構成、初心者にも安心な設計が挙げられます。

高品質なフレーム

Giant Escape R3で最も驚いたのがこのフレーム。

わたしがスポーツバイクを始めたのが10年以上前。当時もEscape R3はありましたが、その時とは比べ物にならないくらい進化していました。

5万円台のスポーツバイクでは、ただのパイプを溶接したようなフレームが当たり前でした。

 

ですがGiant Escape R3でフレームの断面が微妙に変化するような設計になっており、乗り心地の向上を図っています。

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トップチューブは徐々に扁平していきます。

後輪を保持するフレームにも扁平した加工が施されており、フレーム自体がサスペンションの役割を果たすようになっています。

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チェーンステーの加工もキレイです。

こういう技術は10万円以上するようなロードバイクなどに用いられる特徴です。

 

また、溶接も非常に丁寧で溶接面がなめらかに仕上がっているのも素晴らしいですね。

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溶接面も非常にキレイに仕上がっています。

どんなに良いパーツに交換したとしても、フレームだけは交換することはできません。

カスタマイズベースにするにしてもフレームが良くないとダメですので、フレームの品質というのは大変重要です。

カスタマイズ性が高い構成

Giant Escape R3をどのような使い方をするのかは人によって様々でしょう。

通勤や通学に使用したり、週末のサイクリングに使用したりと人によって目的は様々です。

Giant Escape R3はキャリアやカゴをつけられるようなダボ穴がついており、荷物を運ぶようにカスタマイズすることができます。

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シートポスト周りのダボ穴はゴムで蓋がされています。

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後輪周りのダボ穴は豊富です。

通勤・通学用に改造することも可能ってわけです。

キャリアを付けるとリュックなどを背負わなくて済むので汗対策にもなりますよ。

もちろん前輪側にもダボ穴が付いているので本格的なツーリング仕様にも改造できます。

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ライトやフェンダーを付けるためのダボ穴。

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前輪周りにも小さなダボ穴が付いています。

走行性のを高めようとするのであれば、ビンディングペダルをつけてみたり、ホイールを交換するなどのカスタマイズが考えられます。

2020年現在スポーツバイクの主流はディスクブレーキですが、Escape R3のようなカジュアル向けの自転車にはちょっとやりすぎ。

2万円も出せば中古のスポーティなホイールが買えるので、交換してみましょう。

楽天ならば中古ホイールがたくさん販売されています。

hb.afl.rakuten.co.jp

ホイールを交換すると、まるで別の別の自転車になったかのように感じることができますので、最初のカスタマイズとしてはホイールがおすすめです。

スポーツバイク初心者にも乗りやすい設計

スポーツバイクは基本的に前傾姿勢がキツい乗車姿勢になるので初心者にとってはハードルになります。

Escape R3の乗車姿勢も前傾姿勢になっているのですが、あまり深い前傾にならないのでスポーツバイク初心者でもあまり負荷には感じないでしょう。

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それでもママチャリと比べたら、かなり深い前傾姿勢なので最初の100kmくらいはしんどく感じるかもしれません。

もちろんハンドルやサドルの高さで前傾を浅くすることも深くすることもできるので、なれに応じて乗車姿勢を調整できるのはありがたいです。

スポーツバイク経験者には逆に前傾をかなり深く取るような設定もできるので、決戦用バイクを他に持っている人ならば普段乗りにもピッタリの選択肢となります。

ここは残念…ってところ

べた褒めでしたが、残念なところが無いわけではありません。

 

まずひとつ目がクイックレリーズが付いていないところ。

クイックレリーズとはホイールを工具無しで外すことができる機構のことです。

この価格帯でのクロスバイクでは標準装備となっているのですが、Escape R3ではなぜか工具が必要なホイールの着脱となっています。

クイックレリーズを別途購入することも出来ますが、せっかくなら最初から搭載してほしかったところですね。

 

次にとにかくよく被るというところ。

人気車種だからしょうがないとはいえ、本当にEscape R3に乗っている人をよく見ます。

わたしが使っている駐輪場なんて3台以上のEscape R3が停められていることなんて日常。

遠目で見て自分のEscape R3かと思い近づいたら違った…なんてしょっちゅうです。

 

他人との被りをとても気にする人は別のスポーツバイクを購入したほうが無難です。

正直、これで5万は破格中の破格

わたしが最後に買ったクロスバイクが10年以上前だったので、その進化に驚きました。

10年前のアルミロードくらいの品質くらいは十分にありそうです。

 

何度も繰り返しますが、Escape R3のフレームは本当に素晴らしいの一言。

改造ベースにしても、ドノーマルで乗るにしても期待に答えてくれるフレームですので、スポーツバイク初心者の人にも経験者の人にもおすすめできる貴重なクロスバイクです。

よく人と被りますが、それを許容できるのであれば最初に検討すべきスポーツバイクとなっています。

記事サムネイルは商品ページより引用しました。