まずは自他の安全を確保するものから。
スポーツバイクに必須なアイテムたち
スポーツバイクはママチャリとは違います。スピードも段違いに出ますし自転車に乗っているときの姿勢も異なります。
ほとんどメンテナンスせずに乗れていたママチャリとは違います。
スポーツバイクはスピードのために省略したパーツがいくつもあります。
実はスポーツバイクは単体で完結する存在ではなく、必要に応じてパーツを付け足して上げる必要があるのです。
優先度はありますが、絶対に必要な街乗りスポーツバイクの3つの神器がライト・ロック・ポンプです。
- スポーツバイクに必須なアイテムたち
- 絶対必要!ヘッドライトとテールライト
- 絶対必要!ロック
- 絶対必要!フロアポンプ
- 購入推奨!ヘルメット
- 購入推奨!グローブ
- あれば嬉しい!アイウェア
- あれば嬉しい!フェンダー
- あれば嬉しい!スマホスタンド
- あれば嬉しい!ドリンクホルダー
- あとはご趣味で!サイクルコンピュータ
- あとはご趣味で!スタンド
- あとはご趣味で!ベル
- ライト・ロック・ポンプだけは買おう!
絶対必要!ヘッドライトとテールライト
都会で夜道も明るから…なんて無灯火で走るのは当然道交法違反です。ライトは自分が道を確認するためにあるものではなく、他人が自分を確認してもらうためにあります。
ちゃんと前後につけるようにしましょうね。
最近はUSB充電式のものもあり、ランニングコストが低く抑えられるのでおすすめです。
ヘッドライトには青っぽいものや黄色っぽい色がついたものもありますが、自他の安全のため、必ず白いライトを使いましょう。
青や黄色いライトが「自転車のどっちについているのか?」ってのはすぐにはわかりませんよね。
人によっては暖色だからテールライトにしたりとかするかもしれません。
その点、白いライトなら一発で前照灯ってのが察しが付きますからね。
たまにいるのですが、赤いテールランプをフロントにつけている自転車乗りがいます。
これはまじで危ないのでやめましょう。無灯火より危ないレベル。
右側通行、左側通行、世界にはいろんな交通ルールがありますが、赤いランプはテールランプというのは万国共通のルールです。
自分と同じ方向に走っているかと思いきや、実は対面していたなんて自ら事故りに行くようなもんです。
必ず前には白色のライト、後ろには赤色のライトを使うようにしましょう。
絶対必要!ロック
悲しいかな自転車泥棒はそこら中にいます。
彼らが盗んでいく自転車の多くは無施錠の自転車であるそうです。5万円ほどのスポーツバイクではパーツやホイールを取るだけでは大した儲けにはなりません。
要はちょっとそこまで勝手に借りちゃおっていう泥棒が多いわけです。
そこで重要になるのが泥棒から見て面倒くさいロックを掛けることです。
一番は小さめのU字ロックで構造物と一緒にロック(地球ロック)してしまうこと。自転車が動かせなくなるのでどこかに持っていかれることもなくなります。
次に強力なのが多関節ロック。
多関節ロックのほうがU字ロックよりも長いので複数台一緒にロックしたりホイールとフレームを一緒に地球ロック出来たりして便利です。
その分重たく、強度もやや低いですが、十分有効なロック手段です。
最後にワイヤーロック。
強度は最も低いですが、持ち運びが簡単でロックも手軽に出来ます。
軽量で価格も安いのが魅力ですね。
ワイヤーロックをU字ロックと一緒にかけることで防犯能力が一気に上がります。
自転車のロックには1万円を超えるものから千円くらいのものまで価格帯が幅広いです。
どれくらいのロックを購入すべきかってのは自転車の価格の1割をロックにかけることをおすすめします。
つまり5万円のスポーツバイクなら5千円くらいのロックがいいよってことです。
ちょい乗り目的の自転車泥棒の被害から愛車を守るためには、隣にある自転車よりも盗むのがめんどくさそうだなって思わせることで自分の自転車を守ることが出来ます。
絶対必要!フロアポンプ
フロアポンプとは要は空気入れのことです。スポーツバイクのタイヤはママチャリと比べて高圧の空気圧を必要とします。
そのため、ママチャリに使われているバルブを使用しておらず特別仕様のバルブを使用しています。このバルブに適合する空気入れはスポーツバイク専用のものでなければいけません。
常に適正な空気圧であればパンクの可能性を減らしてくれます(パンクは低空気圧のときに起こりやすい)のでフロアポンプは必ず購入しておきましょう。
できれば毎週空気圧をチェックしてほしいところですが、最低でも2週に1回は空気を入れるようにしておきましょう。
購入推奨!ヘルメット
もしものときの怪我を減らすためのマストアイテムです。
ちょっとそこまでってときはヘルメットをしませんが、1時間以上自転車に乗るようなときはヘルメットをしています。
自転車に乗る時間がながければ長いほど、事故の確率は上がりますからね。
転ばぬ先の杖。いずれ本格的にスポーツバイクを乗るつもりなら早い段階からヘルメットを購入しておきましょう。
なお、海外から個人輸入したヘルメットには日本特有の技適マーク的なシールが貼られていません。
そういうヘルメットはスペックは全く同じなのにレースイベントに参加できないことがあります。
シールが貼ってあるか無いかの違いだけなのに不思議ですね。
購入推奨!グローブ
スポーツバイク初めてだと路面からの振動や衝撃で手のひらが痛くなってしまうことがあります。
ママチャリでは体重のほとんどをサドルが支えてくていましたが、スポーツバイクでは前傾姿勢がキツく、腕でも体重を支えます。
腕に荷重がかかっている状態で路面からの突き上げがするので、手が痛くなってしまう人が多いです。
自転車用グローブは手のひら部分がふわふわのクッション素材で出来ているので長く自転車に乗っていても手のひらが痛くなりにくくなります。
軍手などの普通のグローブとは全く異なる作りなのでちゃんと専用のものを買いましょう。
あれば嬉しい!アイウェア
自転車に乗っていると常に風を受けます。目玉に常に風を受けるので目がバシバシに乾いてしまいます。
コンタクトレンズなんてしていたら目玉に張り付いちゃうんじゃないか?って感じになります。
普通のサングラスや眼鏡でも目の乾燥は防ぐことが出来ますが、専用のアイウェアであれば空気抵抗などの面からも快適にサイクリングが楽しめます。
いきなりトップブランドのものは必要ないのでジョギングなどにも使える汎用型がいいでしょう。お値段も手頃です。
あれば嬉しい!フェンダー
要は雨よけです。ママチャリには標準装備ですがスポーツバイク軽量化のため標準装備されていません。
雨の日に自転車に乗るって人は相当物好きなのでフェンダーの出番って無いんじゃないかって思うかもしれませんが、フェンダーが必要なのは雨が降っている時だけではなく、雨上がりの路面が濡れているときにこそ必要なのです。
ママチャリの速度では跳ね上がらない路面の水がスポーツバイクの速度ではバシャバシャに跳ね上がります。背中や顔面が砂混じりの水でジャリジャリになっちゃうので余裕があれば購入しておきましょう。
あれば嬉しい!スマホスタンド
ながら運転は無しで。移動のときに困るのが自転車にはカーナビが無いこと。
ポケットに入れたスマホをチラチラ気にしながら走るのは大変危険。スマホ片手に走行なんてもってのほかです。
そんなときにスマホスタンドがあれば便利です。自転車にカーナビが付いたみたいですごく感動しました。
スマホアプリには走行距離や消費カロリーを計算してくれるものもありますので、サイクルコンピュータの変わりもしてくれるというすぐれものです。
あれば嬉しい!ドリンクホルダー
スポーツバイクにはドリンクホルダーを取り付けられるネジが備え付けられています。ドリンクホルダーを取り付けるだけで一気にスポーツバイクっぽくなるのでおすすめです。
いつでもドリンクが飲めるという便利さもありますしね。
できれば専用ボトルも一緒に購入しましょう。ペットボトルでは蓋を開けるときにどうしても手放し運転になってしまいますからね。
専用ボトルは飲み口を歯で引っ張ることで簡単に開閉が可能ですので走行中の水分補給が簡単になります。
あとはご趣味で!サイクルコンピュータ
サイコンとも呼ばれるサイクルコンピュータがあると走りが変わります。
自分が走っている速度や走行距離、平均速度などが手元に表示されるので自分の走りを客観的に見ることができます。
「速度や距離がわかって何が嬉しいの?」って思うかもしれませんが、思った以上にスピードが出ていたり、その逆にスピードが出ていなかったりと自分では気づかない変化を数値として表してくれるのはロングライドのときなどには絶対に必要です。
レースに出るつもりが無いのであればケイデンスセンサーなどがないものでも十分役に立ちます。
あとはご趣味で!スタンド
スポーツバイクにはスタンドが付属していません。走行に必要ないからです。
スポーツバイクに乗ったことがない人なら「自転車にスタンドがないなんてどうやって自転車を止めるの?」って思いますよね。
実は自転車って後輪さえ支えれば自立するんです。前輪にスタンドが付いている自転車を見たことがありますか?
そういったわけで壁やフェンスに後輪を軽く触れさせるだけで自転車は自立します。
スタンドは走行中に全く必要のないパーツですので、つけない方が快適です。
10年以上スポーツバイクに乗っていますが、スタンドを付けていたのは3ヶ月もありません。
あとはご趣味で!ベル
公道走行する自転車にはベルの装着が義務付けられています。サーキット内を走る自転車は知りませんが。
ほとんどの人は公道を走行すると思うのでベルはちゃんとつけましょう。
でもサイクルコンピュータやらスマホスタンドやらをつけているとハンドル周りに余裕がなくなってきます。
そんなときに小型のベルに交換すると便利です。
見た目もスタイリッシュで知らない人が見るとベルだと気づかないかもしれません。
ライト・ロック・ポンプだけは買おう!
ここに紹介した以外でもアーレンキー(六角レンチ)やタイヤレバー、スペアチューブなどを挙げだすとキリがありません。
だから選ぶなら3つ!ライト・ロック・ポンプです。
これさえあればスポーツバイク人生のスタートは出来ます。
これだけ買ってしまえば後は自分が必要だと思ったものから買っていけばいいのです。
でもライト・ロック・ポンプだけは街乗りするスポーツバイクで欠くことが出来ないスターターキットです。
スポーツバイクを買って満足するのではなく、ライト・ロック・ポンプを購入するようにしましょう。
全部で1万円ほどで十分な性能のものをそろえることができますよ。