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【白色申告】ブログの経費って?因果関係を把握して適切に申告しよう!

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ブログにも経費はあります!

確定申告する前に経費をまとめよう!

確定申告書を作成するときに必要なのが使った経費の合計です。この経費をまとめるのが非常に大変で、多くの人が「確定申告って大変だ!」って言っている所以です。経費計上することで納税金額が多少は少なくなります。

 

もちろん、不必要だったり、架空の経費を計上しちゃうと後から怖い人が来るのでやめておきましょうね!

 

ブログの経費は因果律

経費と一言で言ってもよくわからないですよね。特にブロガーだと「そもそもブログに経費って必要なの?」ってなりがちですけど、経費として計上できるものはたくさんあります。

 

慣れていないと「これって経費なの?違うの?」と判断に迷ってしまうかと思います。支払ったお金を経費と計上できるかどうかの判断の一つとして「これを買ったからブログが書けた」っていう因果関係を意識する考え方をおすすめします。

 

具体例を出しましょう。例えば、はてなブログProの料金。これはブログを書くために必要な経費ですよね。だってはてなブログの料金を支払わないとブログの運営ができませんものね。同じ理由で他にもサーバを借りている人や独自ドメイン代なども経費として計上できます。

 

ブログ運営の勉強のために買った書籍やセミナーの参加費。そのセミナーへの交通費だって経費として計上できます。

 

これらに共通する考え方が「〇〇を買ったからブログが書けた」という因果関係です。こういう考え方を持っていれば、ブログの経費について大きく間違うことはないでしょう。

 

按分という考え方

先に上げたサーバや独自ドメイン代、勉強のための書籍、セミナーなどは完全にブログ運営だけに必要な金額ですよね。だから特に迷うことなく経費計上できるかと思います。

 

じゃあ、こういうのはどうでしょう?「個人的に購入した商品だけどブログでレビューとして紹介した」これは微妙ですよね。もともと「ブログを書くぞ!」って思って買ったものではないという点では経費ではないでしょけど、結果として記事がかけたという因果関係が成り立っていますね。

 

他にも電気代とか通信費とかも同じことが言えますよね。お家でブログを書くからには電気が必要ですし、ネットワークに接続するための通信費だって必要です。でも電気代はブログを書くためだけに使っていませんよね。

 

こういう「全部はブログのために使ってはいないけど、一部はブログに使ってるよ」っていう商品・サービスには按分という考え方が必要になってきます。ここで言う按分とは商品やサービスの〇〇%は経費として計上しますよっていう考え方です。

 

例えばスマホの通信費。LINEやTwitterやゲームなどの個人的な用途をしているけれど、ブログのPVや更新・編集にも使っているのだとしたら、通信費の一部を経費として計上できます。

 

問題はその割合です。スマホを使っている間、どれくらい経費として計上できるような使い方をしているのかなんてわかりませんよね。実は公的な基準となるような指針も公表されていません。だから自分でこれくらいかな?って決めなきゃいけません。現状と大きく乖離していなければOKですので、1日あたりの使用時間を計測したりして適切な按分割合を割り出しましょう。

 

半分を大きく上回るようでしたら「それ個人用じゃなくて事業用だよね?ほんとに正しいの?」って突っ込まれたときに「ぐぬぬ」ってなっちゃうので正直な按分割合をだしましょう。

 

自分で調整できない客観性

按分で経費計上する時、重要なのが自分で好き勝手に経費率を左右させる事ができない客観性があるか?ってところです。要は「今月は通信費がかさんだから今月だけ按分割合を50%にしよ!」ってのはNGです。

 

経費には通信費や交通費、図書購入費などいろいろありますが、それぞれに対しての按分割合はコロコロ変えていいものではなく、一度決めたらその年の確定申告はその按分割合で行いましょう。

 

自分で好きなように経費按分を調整できるのは適正な経費計上を妨げてしまうので、一度按分の割合を決めたら少なくとも一年はその比率で計算するようにしましょう。

 

最重要!証拠はとっておくこと!

最後に重要なのがこれ!証拠!「経費はこれくらいかかりました!」って言うのは自己申告ですけど嘘はいけません。後から「ほんとに?内訳見せてよ!」って税務署の人が来たときに「ないです…」だと脱税になっちゃいまいます。

 

証拠として一番有効なのが「領収書」。なんで領収書が有効な証拠なのかってのは「誰が、何に、いつ、いくら使ったか」というのがわかるからです。逆にこれらがわかるものであれば証拠として使うことができるってわけです。

 

インターネットの通信費などはクレジットカード決済にしておくと毎月領収書なんてもらえませんよね?そういうときはクレジットカードの明細書なんかも証拠になります。もちろん、領収書のほうが好ましいですがクレジットカードの明細書でも「誰が、何に、いつ、いくら使ったか」ってのがわかるので証拠として主張できます。

 

ブログの経費まとめ!

ここまでに紹介してきた経費の考え方をまとめます。

経費の考え方!因果関係が成り立つか?「これを買ったからブログが書けた!」ってのは経費計上する。

次に按分!どれくらいブログに使っているか?個人でも使うけどブログにも使うってのものは何%くらいブログに使っているか正直に割り出してその分を経費に計上する。

最後に証拠!「誰が、何に、いつ、いくら使ったか」がわかるものを残しておく。

 

これだけ押さえておけば確定申告書と一緒に書く収支内訳書ってのが書けます。ちゃんと適正な経費を計上することで節税にも繋がりますので、ぜひこの経費の考え方を覚えておきましょう!

 

でも…これが経費だって自信を持って言えない!ってこともありますよね。そういう人たちのために税理士っていう人達がいるわけです。正直、個人で白色の確定申告をする分には必要ないとは思いますが、確定申告時期は無料の相談所などが開かれたりするのでこまめに区役所のチェックしてみるのも手です。