私の大好きなバンドであるOKGO。
彼らがまたぶっ飛んだMVをリリースしました。MVの大部分がたった4.2秒で収録されたというから驚きです。
The Moment(その瞬間)という曲名にふさわしいMV
これがそのMVです。
MVの収録は最初の4.2秒間で終わってしまいます。そう、こんな風に。
Image:OK Go – The One Moment – Official Video - YouTube
ボガガガズドドドドポシャシャシャキィイイイーンバシャシャボーン!!!!
えっえっ?何が起こったの?!ってなるかと思います。
たったこれだけの映像で3分43秒のMVがどうやってできるのでしょうか?
その結果はぜひYoutubeで確認してみてください。
一体このMVはどうやって作ったの?
ネタバレになるので先にYoutubeでOKGOのMVを楽しんでから読み進めてくださいね。
このMVは以前リリースした”End Love”の発想の真逆になっています。
Image:OK Go - End Love - Official Video - YouTube
End Loveは通常速度で収録した映像を早回しで再生することで不思議な映像を作り出していますが、今回のThe Momentはその逆で4.2秒の出来事をスローモーションで再生することでこの映像美を生み出しています。
4.2秒の間にこれだけの映像を詰め込むのですから大掛かりな設備が必要です。
特にカメラが大変です。
素早いアングル変更、ズームなどと的確に被写体を追わなければ行けませんよね。
いったいどんなカメラを使っているのでしょうか?
そのヒントがMV終盤に写ったレールです。
Image:OK Go – The One Moment – Official Video - YouTube
このレール、カメラマンが乗るにしては少々大きすぎです。
でもこのレールに沿って映像が撮影されているのには間違いないようです。
いったいどんなカメラが使われているのでしょうか?
この映像を取ったカメラマンの正体、それは…
もうお気づきかもしれませんが、この映像を取ったのは人間ではありません。
人間の反応速度であれらの出来事を追いかけるのは不可能です。
だからロボットが撮影していたのですが、その正体がこれです。
Image:OK Go - "The One Moment" - Behind the Scenes - YouTube
まさかのロボットアーム!
水に濡れないようにビニールでぐるぐるまきにされているのが可愛らしいですね。
このBoltと呼ばれるロボットアームの先端にハイスピードカメラが取り付けられているからあれだけ高速な撮影ができたのですね。
このロボットアームは撮影専用に作られており、MOCOという技術が使われれているそうです。
詳しくはこの記事に詳しいです。
ハイスピードカメラとハイスピードアームを組み合わせた動画 « PhotoAndMovie.com
いやはや、OKGOの技術への貪欲さは目をみはるものがありますね。
今回のMVの収録アルバムはこちら!
相変わらずおもしろいMVを作っているOKGOの楽曲ですがイマイチ日本では知名度がないように思います。
以前、PerfumeとコラボしたMVが取り上げられていましたが、日本ではそれっきりです。
楽曲も素晴らしいので是非聞いてみてくださいね!
その他のMVはこちらからどうぞ。