前回紹介した足の下を通すアンダー・ザ・レッグはとても見栄えがするおすすめのトリックです。今回紹介するのは見栄えはアンダー・ザ・レッグほどではないのですが、非常に汎用性の高いアンダー・ジ・アームというトリックです。
テクニック系の入門トリック
Under The Arm - Free Juggling Trick How-To's & Tutorials - HD Slow Motion Replay - YouTube
アンダー・ジ・アームはアンダー・ザ・レッグと比べてダイナミック感は控えめです。やはり客受けすのはアンダー・ザ・レッグなどの体の動きが大きいトリックなのかも知れません。
だからといってアンダー・ジ・アームがしょぼいトリックというわけではありません!アンダー・ジ・アームを派生として様々なトリックが存在します。
その中でも特に有名なのがメルズ・メスやバークス・バラージなどです。これらの複雑なトリックはすべてアンダー・ジ・アームから派生しています。
メルズ・メスは客受け抜群な技なのでマスターしたいですが、非常に難易度の高い技です。その前にアンダー・ジ・アームをしっかりとマスターしましょう!
これがアンダー・ジ・アームだ!
もう一度、アンダー・ジ・アームの動きを見てみましょう。
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なるほど、腕の下を通すボディースロー系のトリックであることがわかりますね。
アンダー・ジ・アームの難しい所はボールを投げるべき手とボールを受け取るべき手の向きがごっちゃになっちゃうところですね。
また、手を大きく動かすのでキャッチに間に合わなくなるという問題も発生します。
でも大丈夫!ちょっとしたコツを覚えればアンダー・ジ・アームも恐くはありません。
アンダー・ジ・アームのコツ!
アンダー・ジ・アームを練習する頃にはオーバー・ザ・トップやリバース・カスケードなどの基本的なトリックをマスターしていることが前提です。
もしオーバー・ザ・トップなどが怪しければ一度、基本に戻って練習し直しましょう。あくびをしながらでもオーバー・ザ・トップが出来ないとアンダー・ジ・アームをマスターするのは難しいかもしれません。
で、アンダー・ジ・アームのコツなのですが「両腕を動かす」というのが非常に大事です。まるで両手で☓を作るように腕をクロスさせるのです。
例えば左手でアンダー・ジ・アームをやろうとする時、右手を動かさないでいると左手の移動距離が増えます。移動する分の時間が余計にかかるわけです。
そこで右手を少しでも左側に寄せることで左手の移動距離が少なくて済みます。それだけ時間的余裕ができるわけです。
もちろん大きく動くのはアンダー・ジ・アームをする方の手(ここでは左手)なのですが、サポートとして反対側の手を寄せてあげるとアンダー・ジ・アームがぐっと楽になりますよ。
アンダー・ジ・アームの練習方法!
やっぱり最初は2ボールでアンダー・ジ・アームの練習をしましょう。こんな感じです。
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文章でこの動きを表現するのは非常に難しいので何度もこの動画を見てボールの動きと手の動きを暗記しましょう。
普通のカスケードと比べてリズムもちょっと変調してるのにも気をつけましょう。腕が動く時間を考慮して待ちの時間が発生しているのがわかるでしょうか?
2ボールでのアンダー・ジ・アームの動きをマスターしたらいよいよカスケードしながらの練習です。
最初はどのタイミングで腕を動かすのかわかりませんよね。そんなときは少し大きめにカスケードをするとタイミングをつかみやすくなります。
普段は顎の高さでカスケードをやっているのなら頭の高さくらいでカスケードをやるようにすれば時間的猶予が生まれて腕を動かす余裕が生まれます。
両手でマスターすると…
アンダー・ジ・アームに限ったことではないのですが、特にアンダー・ジ・アームは両手でマスターすべきトリックです。
何故かと言うと、アンダー・ジ・アームはもっと高難度のメルズ・メスやバークス・バラージなどのトリックの基本となるからです。ちなみにメルズ・メスってこんなトリック。
メルズ・メスでつまづく原因の多くはアンダー・ジ・アームを利き腕と反対側の腕でしか練習していなかったことが上げられます。
メルズ・メスは非常に複雑なトリックに見えますが、本質的にはリバース・カスケードしながら、両腕・交互にアンダー・ジ・アームを行うというトリックです。
こういった高難度のトリックは片腕だけマスターしている様な状態では決して完成しません。
まずは低難易度のトリックから練習して、必ず両手でトリックが出来るようになりましょう!