最近のクラウドストレージって大容量で便利ですよね。でもそれを同期させるのに必要なローカルストレージが無い…なんてこともありがち。今回は大容量のクラウドストレージを外付けHDD感覚で使えるサービスを試してみました!
メジャーな2つのソフトウェア
こういうクラウドストレージをマウント出来るサービスってあんまり多くなくて、調べた感じだとこの2つがメジャーなソフトっぽい。
1つ目がExpandriveというソフト。
2つ目がCloudMounterというソフト。
両者ともWinでもMacでも使用可能。ちなみにCloudMounterの方が後発っぽい。
それぞれのソフトは1週間程度の試用期間が設定されていますので、それぞれについて試してみました!
Expandrive
Expandriveはここからダウンロード出来ます。
初回起動時にはこのようなダイアログが表示されました。ライセンスを持っていないので「Start Free Trial」をクリックして次に進みます。
使えるクラウドストレージサービスはこれらのようです。僕的にはGoogle Driveさえ使えれば良いのですが、かなり豊富なサービスを利用可能なようです。
一番よく使うGoogle Driveを選択して次に進みます。するとGoogleの認証画面が表示されるのでログインしていきましょう。
無事認証が通るとこのような画面にたどり着きます。Remote Pathの設定もあるようですが、任意なので何も入力せずにConnectをクリックしました。
するとMacではこのような表示が…どうやらPCの管理者権限の認証が必要なようです。他にも「このソフトウェア開発会社のソフトを実行しますか?」みたいな認証も求められました。
そうするとすんなりとマウント完了。
あとは普通の外付けHDD感覚で使うことが出来ます。ちなみに僕は1TBのプランに契約しているのですが、その残りの容量も表示されていて、まさに外付けHDD感覚で使用できるのが良いところですね。
現在マウントしているクラウドストレージはこのように表示され、アンマウントも個々の画面から出来ます。
CloudMounter
続いてCloudMounterを試してみます。ダウンロードはこちらからどうぞ。
ちょっと分かりにくいのですが、かなり下の方に小さく試用版のダウンロードリンクがあります。Win版もちょっと下のリンクに表示されているので、そこから入手可能です。
インストール簡単に終了し、起動すると暗号化を有効にするかどうかを聞いてきますが、今回はチェックを外しました。
続けるをクリックすると「15日残り」と表示され、試用期間の残りがわかるようになっています。
使えるサービスはこの通り。今回もGoogle Driveをマウントしてみます。Expandrive
と同じく認証プロセスがあり、すんなりとマウンド出来ました。
が、Expandriveのように左カラムにGoogle Driveが出てきません!どうやらMacデバイス直下にマウントされるようです。
Macでは/User/ユーザ名/.CMVolumes/Google Drive/の下に配置されるようです。これが悪影響を及ぼさなければ良いのですが…
仮想Winではどうなるの?
手元にはWin機が無いので、完全な検証は出来ませんでしたが、Parallels13で確認してみました。
結果としてはMacで見れてもParallelsからではディスクを確認することが出来ませんでした…
だがしかし!Parallelsの共有設定を下記のように「すべてのディスク」にすればリンクをたどることでローカルマウントしているクラウドストレージにアクセスする事ができました。
ただしリンク先は隠しファイルとされているので、フォルダオプションで隠しファイルを表示するにしておかないとクラウドストレージにはアクセスできないってことには注意しておいてくださいね。
なお文字化けも特に無く、普通に使えました。
気になる速度!
先に書いておきますが、ローカルディスクと比べてとても遅いのはご承知おきください。特に僕はWiFi環境でアップロードをしていますのでかなりスローです。
今回は1.71GBの動画ファイルをアップロードして速度をテストしました。
- Expandrive→4分28秒
- CloudMounter→3分43秒
どうも1GBくらいまでは結構な速度でアップロード出来るんですが、途中から急に速度が悪化します。
ExpanDriveもCloudMounterも数百MBほど進んで数数秒ほどフリーズ。ちょっと進んでフリーズ。を繰り返してとても時間がかかりました。
気になる価格!
速度と同じように気になるのが価格。
- Expandrive→1年49.95ドル、無期限74.9ドル(約8,397円)
- CloudMounter→3,663円 5,106円(2017年12月追記価格変更があった模様)
となっています。
Epandriveはローカルディスクのようにマウント出来るのが便利ですが、2年以上使おうとすると、CloudMounterの倍以上の価格がするというなかなか強気のお値段です。
環境によってはCloudMounterよりも速度が出るとも言われているので、まずは試用版をダンロードしてみてはいかがでしょうか?
使ってみての所感
大きなムービーファイルを日常的に使うのであれば、ローカルストレージの方が便利です。速度も容量も格安です。でも、大事な写真・データならクラウドストレージにアップロードしたほうが絶対に安心です。
今回のアップロードテストでは普段使わない大きなファイルをアップロードしましが、普段使うような100MB程度のファイルなら何の問題も感じない思います。何と言ってもネットワークに繋がっていれば、何時でも同じファイルにアクセスできるってのは超便利です!
僕の感想としては使用感と値段面からCloudMounterを使ってみようかな?と思っています。Expandriveではドライブレターを張れるのは便利だと感じました。
なお、環境によっては文字化けの可能性もあると言われているので、試用はマストですよ!