前回の記事ではジャグリング初心者が最初に押さえるべきトリックである、ワン・ハイ・アップとオーバー・ザ・トップを紹介しました。今回はオーバー・ザ・トップから派生するジャグリングのトリックを紹介していきます。
基本は押さえたか?!
ジャグリングの基本は3ボールカスケードです。カスケードが20キャッチは楽に続けられるくらいになってから、これらのトリックを練習していくのをおすすめします。
また、オーバー・ザ・トップってなに?って人はこの記事をチェックしてオーバー・ザ・トップをマスターしちゃいましょう!
では、オーバー・ザ・トップ系の技を紹介していきましょう。オーバー・ザ・トップをどのボールに適応するかでなんと3つの技をマスターすることが出来ます。その詳細は
- 一つのボールに適応すると”ジャグラーズ・テニス”
- 片手に適応すると”ハーフ・シャワー”
- すべてのボールに適応すると”リバース・カスケード”
となります。まずはそれぞれについて見ていきましょ!
ジャグラーズ・テニス
ジャグラーズ・テニスはオーバー・ザ・トップを1つのボールに適応することで完成するトリックです。まずはどんなものか見ていきましょう!
Juggling tutorial, 3-ball over the top and tennis [beginner trick] - YouTube
いかがでしょうか?1つのボールが左右にウロウロしていますよね。まるでテニスボールがラリーを繰り返している様に見えることから、ジャグラーズ・テニスと呼ばれるようになりました。
これは視覚的にも特徴があるので客受けしやすいトリックでもあります。ちょっと難しいのは、どのボールにオーバー・ザ・トップを適応するのかを追いかけるのと、左右に振られるので空中衝突とトスミスが起きやすいってところですね。
練習方法はオーバー・ザ・トップを安定させるところから始まります。1つだけ色を変えたボールを使えばどのボールにオーバー・ザ・トップを適応させるかがわかりやすいですよ。
ハーフ・シャワー
今度は片手にオーバー・ザ・トップを適応しましょう。つまり右手で投げるボールは全部オーバー・ザ・トップでトスするってことです。こうするとボールが一方通行になります。
ボールがスイスイと一方通行しているのがわかりますか?これはいずれシャワーというトリックにつながるのですが、シャワーよりもゆっくりなトリックなので初心者にもやりやすいといえます。
ちゃんと右回りと左回りをマスターしましょう。右回りのハーフ・シャワーをしながらステージ右側に移動すると「コイツ、出来る!」感がでて客受けも良いでしょう。
練習方法はオーバー・ザ・トップを安定させる以外にないのですが、右利きの人ならまずは右回りのハーフ・シャワーから始めてみましょう。右回りが安定したら左回りを行うことで感覚はつかみやすくなりますよ。
リバース・カスケード
最後に紹介するのがすべてのボールにオーバー・ザ・トップを適応すると完成するリバース・カスケードというトリックです。このトリックは今までに紹介したトリックとくらべて少々難しいかもしれません。
Juggling 3 Balls Basics : Juggling 3 Balls: Reverse Cascade Outside Throws - YouTube
このトリックはオーバー・ザ・トップの練習に持って来いなのですが、残念ながら客受けはそこまで…って感じです。
やっぱり見た目が通常の3ボールカスケードとあまり変わらないってのが一番ですね。その割に結構リバース・カスケードは難しいのであえてステージで敢行するメリットはあまりないかもしれません。
すべてのボールにオーバー・ザ・トップを適応するのでオーバー・ザ・トップの練習には非常に良いトリックなので、オーバー・ザ・トップの特訓に使ってみるのはいかがでしょうか?
簡単だけとステージでも使えるトリック!
ここで紹介してきたトリックは割りと簡単目のトリックです。その割に客ウケさせやすいトリックなので覚えておいて損はありません!
もちろんジャグリングの世界大会などでは用いられることのないトリックですが、普通に大道芸をする時には非常に役に立つトリックたちです。オーバー・ザ・トップを習得したら自然と出来るようになるトリックでもあるので、ぜひともマスターしておきたいトリックたちですよ!