今までのジャグリングの記事では両手を使ったジャグリングを紹介してきましたが、今回は片手で2つのボールをジャグリングする2イン1ハンドを紹介します!
カスケード同じくらい重要!
2イン1ハンドって片手で2つのボールをジャグリングするという地味なトリックなんですが、3ボールカスケードくらい重要なトリックなんです。2イン1ハンドから別のトリックに展開することもあれば、トスミスなどのリカバリーの時間をかせぐことだってできます。
片手で行うトリックというだけあって、最初は利き腕から練習することになるのですが、最終的には両手で2イン1ハンドができるようになりましょう。2イン1ハンドを両手でできるようになったら、コラム系のトリックや、4つのボールでジャグリングするファウンテンというトリックに繋がります。
2イン1ハンドのやり方!
まずは2イン1ハンドの動画を見てみましょう。
ボールが体の外から内側の方向にクルクル回るように動いていますね。これを内回り2イン1ハンドと言います。内回りの他にも、逆方向の外回り2イン1ハンドやボールを回転軌道に動かさないコラム2イン1ハンドがあります。最初は内回りの2イン1ハンドが簡単なので、まずは内回りから練習しましょう。
2イン1ハンドは3ボールカスケードをマスターしていると特に苦労せずに習得できるレベルのトリックなのですが、注意すべき点がいくつかあります。まず1つ目がボールの軌道です。ボールの円形の回転軌道と体が水平になるようにしましょう。
よく独学で2イン1ハンドを習得した人でボールの軌道と体の向きが垂直になっている人がいます。要は手が体に対して横に動かず、押したり引いたりするような縦の動きになってしまってるんです。こうなってしまうとお客さんからボールがどんな軌道を描いているのかわかりにくいですよね。だから必ずボールの軌道がわかりやすい様に軌道と体を水平にしましょう!
次にボールトスのタイミングと高さです。3ボールカスケードと比べて、ちょっと高め・ちょっと早めにトスしましょう。慣れてしまうとなんてこと無いのですが、練習したての頃は結構あわてます。空中にあるボールが頂点に達する直前に投げるとトスに余裕が生まれます。
最後にリズムです。一定のリズムでトスとキャッチを繰り返すようにタン・ タン・ タン・ タンと2イン1ハンドをできるように練習しましょう。
2イン1ハンドのバリエーション
先に書いたように2イン1ハンドは内回り、外回り、コラムです。最初に内回りをマスターしたら今度はコラムを練習してみましょう。
コラム2イン1ハンドはボールが円軌道を描かずに独立した上下運動をするような軌道になります。ボール同士が空中衝突しないように気をつけて練習してみましょう。
次に外回りです。体の外側から投げて内側でキャッチするのですが、これが結構難しいです。リバースカスケードのような内側に吸い込まれるような軌道でボールをトスするのってちょっとクセがあり、最初の方は安定しないでしょう。
ですので、最初は内回りとコラムの2イン1ハンドをマスターしましょう。これらのトリックで2イン1ハンドのリズムや高さに慣れたら外回りににチャレンジするのでも遅くはありません。
必ず両手でマスターしよう!
2イン1ハンドは片手で行うトリックの内もっとも単純で基本的なものです。だからこそ必ず両手でマスターしましょう。両手で2イン1ハンドができないと後々のトリックでつまづきます。
2イン1ハンドの派生技として1アップ2アップや441につながっていきます。最終的に両手で2イン1ハンドを行うファウンテンという4ボールトリックの基本トリックにまでつながるので、是非両手で2イン1ハンドができるようにマスターしましょう!