時短トレーニングに一役買います。
社会人ランナーにおすすめ!
社会人ランナーの悩みってのがトレーニング時間がない、作りにくいってところですよね。多少無理して早めに帰宅してもランニングウェアに着替えて「さぁ走ろう!」ってのは結構なハードルです。家に帰っちゃうと一息付いちゃいますもんね。
そんな社会人ランナーにおすすめなのが「帰宅ラン」です。帰宅ランってのは会社からお家まで走って帰るランのことです。帰宅ランだと帰宅ラッシュの電車に揺られることなく、通勤時間をトレーニングに当てることができます。帰宅時間+ランニング時間をまとめられるので時短トレーニングができるわけです。しかも夜景などの景色を楽しみながらトレーニングを楽しむことができます。
しかもお家に帰るまでランニングをやめられないので、必然的に決まった距離を走ることになります。これが非常に有効でお家の周りをグルグル回るランだと「もうだるいなぁ…もうやめたろ!」ってサボれるんですけど、帰宅ランだとそうはいかない。お家でひとっ風呂浴びるにはなんとしても帰宅ランを完走する必要があり、意志の弱いランナーでも確実にトレーニングを完了することができます。
こんな時短トレーニングができるんですけど、いくつかのポイントに気をつけないと帰宅ランが地獄ランになりかねないのです…そんな帰宅ランを100%楽しむためのポイントを紹介していきますよ!
Mapで適正距離を設定しよう!
たとえば会社から自宅まで20km以上あるって人は帰宅ランはやめておきましょう。当間ですが、自宅から10km以上ある場合はランニング経験がある人じゃないと厳しいでしょう。
自宅から会社までどれくらいの距離があるのかどうかはGoogle Mapで調べることができます。ルート検索で自宅住所と会社住所で検索すると100m単位で距離が計測できます。ただしGoogle Mapは最短距離を優先するのでわかりにくいルートを設定することがあります。できるだけ大きな道を選ぶとラン距離が数キロ伸びる時があるので注意しましょう。
会社から家までが遠い人は途中駅まで電車移動して、その駅からランってのも良いでしょう。もちろん途中駅までランニングして電車移動ってのもOKなんですけど、汗だくのランニングウェアで電車に乗るは結構恥ずかしいので、途中駅まで電車移動して近くのランステーションなどで着替えて帰宅ランを開始するのが良いでしょう。
装備は厳選しよう!
帰宅ランで重要なのが装備。重たければ重たいほど走るのが辛くなります。いつも会社に持っていっているモノは前日から会社に残置したり、帰宅ランの日は荷物を会社のロッカーに置いておくなんかの工夫が必要です。
あと重要なのが帰宅ランの日の靴。普段ビジカジの人だとランニングシューズでもそこまでミスマッチ感はありませんが、ビシッとスーツの人はアンバランス感まるだし。スーツに派手派手のランニングシューズってびっくりするくらい似合わないんですよね…
そういうミスマッチを防ぐために通勤時は革靴で出社して、シューズバッグでランニングシューズを持っていって会社で履き替えて帰宅ランの荷物を減らしましょう。おいていった革靴は翌日回収すれば良いでしょう。
リュックは15Lで十分!
革靴や荷物を会社に残置することをすれば、荷物はググッと減ります。必要なのはランニングウェアくらい。そうすると持って帰るのはシャツとパンツだけになります。そうなるとバッグに入れる荷物はすごく少なくてすみます。
携帯電話や補給食をプラスで入れるにしても帰宅ランに使うバッグは10L位で十分です。余裕を見て15Lあれば全く問題ないでしょう。もちろん仕事の内容によっては20Lほどある方が良いでしょうけど、ランニングにおいては「大は小を兼ねない」って言葉があるくらいなんので、ちょっと小さめのリュックを選んだほうが無難です。
大きくて重いリュックを使ってしまうと荷物の揺れとバッグの重さで鎖骨あたりが擦れて痛みが出ることがあるので、小型軽量を意識しましょう。バッグが擦れて痛い!って人は鎖骨付近にワセリンを塗っておくと、かなり擦り傷が緩和されます。
着替える場所を確保しよう!
帰宅ランを楽しむために必要なのがランニングウェアに着替えるスペースです。ランステーションなんかが近くにあると最高ですね。ぱぱっと着替えて帰宅ランに出発することができます。
でも近くにランステーションがない場合は会社のトイレとかで着替える必要があります。快適さで言えばランステーションが圧倒するのですが、一回利用に500円ほどかかるのがネック。どうせ退社するだけなので会社のトイレの個室でぱぱっと着替えて帰宅ランを開始するのが経済的です。
おすすめ帰宅ランニングシューズ&バッグ
帰宅ランをやってみてだんだんと最適な装備とシューズが見えてきました。私のおすすめランニングシューズとバッグを紹介していきます。
まずはシューズ。私は会社で靴を履き替えるのが面倒なので帰宅ランをするときは出社の時点でランニングシューズを履いています。でもカラフルなランニングシューズで出社るのは恥ずかしいので、ブラックメインのシューズを履いて出社します。
一番オススメなのが黒一色のこういうシューズ。アディダスやアシックスから発売されています。
アシックスだとこういうシューズがあります。
アディダスだとこういうシューズがおすすめ。
こういうシューズは割とカジュアル目の作りになっているので、ハードなトレーニングには不向きかもしれません。私は10km以上走るのでミッドソールだけ白いシューズを使っていますが、そこまでスーツとミスマッチしません。
次にランニングバックです。これまた荷物を減らすため、帰宅ランをする日はランニングバッグで出社します。これまた真っ黒なランニングバックだと悪目立ちしません。おすすめのランニングバックはこちら。
最後に重要なのが視認性。できるだけ蛍光色のランニングウェアを着て走るようにしています。都内だと夜でも眩しいくらい街灯が充実していますが、人通りが少ない道や街灯が少ない道では防犯対策の意味もあるのでライトや反射板をつけて帰宅ランをするのをおすすめします。
帰宅ランのすゝめ
帰宅ランでは信号待ちや歩行者を避けたりすることが頻発します。普段のランコースと比べて快適にはランニングできないかもしれません。だから帰宅ランはトレーニング、練習ランとわきまえることが重要です。
歩道を猛スピードで駆け抜けるのは歩行者にとって危険ですし、横断歩道を信号ギリギリで渡るのも自殺行為です。こういった行為で怪我をしちゃって本番のレースなんかに影響したら本末転倒です。帰宅ランはスピードや時間を競わない、練習ランだと思って心に余裕を持ちましょう。
家に帰ってからランニングをするのは結構面倒なのに、帰宅ランだと夜景や街の景色を楽しみながらトレーニングができます。時間がない社会人ランナーにはスキマ時間を利用したトレーニングとしてとても有用なので、ぜひ帰宅ランを検討してみてはいかがでしょうか?