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楽器に触れたことがない超初心者がRockSmithに手を出してみた。〜演奏編〜

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f:id:Ziddorie:20160911210704j:plain前回の記事でRockSmithを遊ぶために必要なものやあったほうがいいものを紹介しました。
今回はいよいよ実際に遊んでいきます。

RockSmithは本当に初心者に優しいのかい?

私はRockSmithを遊ぶ前までは友人の家でギターを触ったことがあるくらいの超初心者でした。
今でも初心者の域を脱していると胸を張って言えるわけではありませんが、RockSmithは、そこそこ初心者向けの配慮がなされていると思いました。
特にチューニングからピックの構えかた、ストラップの付け方など、かなり細かく動画で説明してくれます。

ただし、運指までは教えてくれません。
例えば3弦3フレットを人差し指で押さえていて、次のノーツが3弦5フレットだったすると、楽器経験者だと自然に薬指が出てきますが、楽器初心者だと人差し指をスライドさせて押さえてしまいがちです。

そういった運指はやっているうちに自然と身につくものかもしれませんが、1フレット1フィンガーという言葉を知らないような初心者にとっては戸惑うポイントかもしれません。

実際にプレイして…なんだか「練習」って感じじゃない!

RockSmithを最初に立ち上げると「おまえの楽器のレベルを申告せよ」と言われるので、正直に自分のレベルを選びましょう。
レベルの区別は「今はじめて楽器に触った人」「初心者」「中級者」「プロ並み」という具合でした。

実際のプレイ動画はこちらを見てもらえればイメージが付くかと思います。

www.youtube.com見た目はまんま音ゲーですね。
音ゲープレイヤーならピンとくるかもしれませんがRockSmithにはnormal hyper anotherなどの難易度を選ぶオプションがありません。

最初はnormalくらいの超簡単な譜面が流れてきて、そのセクションを上手く演奏することができたら次のセクションから徐々に譜面が難しくなっていきます。
これがなかなか良く出来ていて、最初は「なんだ、結構簡単じゃん」と思わせておいて曲終盤になってくると、自分の指がどこを押さえているのかすら分からない状態になります。

この徐々に難しくなっていく仕組みが「だんだん上手くなっていってる」感を盛り上げてくれます。
もちろん、そのセクションがボロボロで全く弾けなかった場合は、次のセクションで難易度が下がります。
急に譜面が簡単になると「あっごめん、まだむずかったよね」と言われたような気がして、なかなか悔しい思いをしますよ。
こういう段階的な難易度設定があるので、曲を練習すると言う感覚が少なく、気がついたら上手くなるというゲームデザインのようです。

実際の楽器をコントローラとしたのは素晴らしい!しかしその弊害も…

実際の楽器を使ってプレイするという今までにないゲームなので当然難易度は高いです。
ギターフリークスやギター・ヒーローでいくらハイスコアを記録できるプレイヤーだったとしてもおそらく簡単にはハイスコアを記録することはできないでしょう。
なんといってもギターは22フレット6弦あるわけですから132個のボタンがあるようなものです。(実際には異弦同音があるので鳴る音はもっと少ない)

そんな実際の楽器を元にプレイするわけなので、実際の楽器の扱いも上達します。
最初の1週間は画面とフレットを交互に見ながら「ここが5フレット…こっちが9フレット…」と首振り運動を繰り返していたのですが、2週間くらい経つとほとんど画面から目を離さずにフレットを押さえることができるようになりました。
「この辺押さえれば5フレットだろ」という感覚が自然かつ素早く身につくのはこのゲームの非常に良い点です。

ただし、実際の楽器を使っているだけあって困った点もあります。
それがノーツの判定が結構ガバガバだということです。

コードなどの和音が綺麗になっていなくてもルート音(そのコードで一番低い音)がなっていたらOK判定になってしまうことがあります。
また、ノートを弾くタイミングが結構ずれていても何故かOK判定が出たり、タイミング通りノートを弾いてもNG判定が出たりします。

そのへんはどうしても実際の楽器をつかってセンシングしているのでしょうがないところなのかもしれません。

実際に遊んでみてどうだった?

RockSmithを遊べる環境が整った日は一日中プレイして指が痛くなりました。
それくらい初めての人でも楽しめるよく出来たゲームでした。
購入して1年以上たった今でもクリアできない(曲は遊べるけれど評価が超低い)曲もありますし、長く遊べることには違いないゲームです。

ですが最近はRockSmithを起動する機会がだいぶ減りました。
それは一体なぜなのか?次回の記事〜1年後編〜で触れていきたいと思います。