Happy Hacking Keyboard、略称HHKB。その特殊なキー配列によって「興味あるけど…ちょっと躊躇しちゃうな…」って人は多いかも。いや、きっとたくさんいるはず!だって僕もそうだったし!でも躊躇するくらいなら買っちゃいなよ!
HHKBの特殊配列
オーケー、まずはHHKBの配列を見てみよう。
う〜ん…なかなかに特殊。何と言ってもキーが少ない。カーソルキーすら無い。
HHKBと言えば超有名な高級キーボード。1度使えば2度と普通のキーボードに戻れないという中毒性を持つ危ないキーボード。そりゃ抵抗感を持つ人もあるのは頷けます。
でも大丈夫!HHKBはそんなに怖いキーボードじゃないんです。この記事でHHKBを買おうかどうか迷っているHHKB予備軍の背中をドロップキックします。
まずはディップスイッチを調整!
工場出荷状態ではFnキーが1つしか設定されていません。生粋のHHKBerはディップスイッチをいじるのは邪道!と思われるかもしれませんが、まずはFnキーを複数設定してHHKBの操作感に慣れましょう。
ディップスイッチの説明はこちらからどうぞ。
Happy Hacking Keyboard | 背面スイッチの説明 | PFU
おすすめのディップスイッチの設定はこの写真の通り。
ぶっちゃけどっちがオンとかオフとか分かりにくい。だからディップスイッチをこんな風な形にすればOKです。
こうするとwinキーが1つになるかわりにFnキーが2つに増えるのでファンクションキーやカーソルキーの呼び出しが楽になるのでHHKBerニュービーにはおすすめ。こんな風にFNキーが2つになります。
なんだかんだでこの配列に親しんでしまう人も多いのでは?ちなみにwinキーは右下のHHKBロゴ横のAltキーになります。
カーソルキーが無いのが怖い!
まず何よりこれ!ほとんどすべてのキーボードに準備されているはずのカーソルキーが無い!ナンデ?!HHKBでのカーソルキーはFnキー+[;'/とのコンビネーション入力が必要となっています。
カーソルキーが無いなんてHHKBを使いこなせるかな…?と不安になる人も多いでしょう。でも大丈夫!カーソルキーがないからこそHHKBはホームポジションから指を動かさずにカーソルを自由に操れるんです!
カーソルキーって基本的に右下にありますよね。だからカーソルを動かそうと思うと必然的に右手がカーソルの位置まで移動しなきゃいけないんです。文字を入力するときって指はきっとこんな感じに配置されていますよね。通称ホームポジション。
人差し指がFとJにある状態。これがホームポジション。で、もしHHKBにカーソルキーがあればこんな風に右手が大移動しなければ行けません…
HHKBerからしたらこんな大移動はアンクール。クールなHHKBなら、わずかこれだけで移動は済むんです。
これでも大げさに移動しているので人差し指がFとJキーから離れていますが、普通ならホームポジションからほとんど移動せずにカーソルキーを操ることができます。
もしエクセルなどでカーソルキーを多用する場合はこの構えだ!
ホームポジションから右手が大きく離れていますが、右手薬指でFNキー押しっぱなしで右手人差し指で自由にカーソルキーを操れます。
Fnキーが複数あることでカーソルキーがなくても全く不自由しませんよ。もうHHKBは怖くありませんね!
ファンクションキーが無いのが怖い!
見ての通りHHKBにはファンクションキーがありません。
ファンクションキーを呼び出すにはFnキーと1〜+までの最上段のキーとのコンビネーション入力が必要です。でもカーソルキーの入力に慣れてしまえばファンクションキーの入力なんて朝飯前。
macbookやsurfaceでもファンクションキーは他のキーとのコンビネーション入力が必要な場合も多いので、これはあまり気にならないかもしれませんね。
Ctrlキーの場所が違うのが怖い!
世界で最も不要なキーNo.1なCapsLock。このゴミを排除しただけでもHHKBの功績は余りあるでしょう。Aキーの横というキーボード上での一等地を無駄に使っているCapsLockがHHKBではCtrlキーになっています。Ctrlキーが普段の左下に無いことを怖く思う人もいるかもしれませんね。
でもHHKBを使い始めるとCtrlキーはAの横にあるべきだと確信すると思いますよ。だってこんな便利な場所にCtrlキーが有ることでホームポジションからほとんど動かさずにコピペや全選択ができるのですから。
CapsLockが必要な場合はFnキーとのコンビネーション入力で呼び出せるのCapsLockが日常的に必要な人にも安心な設計になっています。
BackSpaceの場所が違うのが怖い!
地味にBackSpaceキーの位置も違います。エンターキーの上です。エンターキーと誤爆しそう…って思うかもしれませんが、誤爆した記憶はありません。逆にどうして今までここにBackSpaceキーが無かったのか不思議に思うくらいです。
小指をほとんど移動させずにBackSpaceキーが押せるのはほんとに便利。こういった配列は少ないのですが、一度慣れてしまえば他のキーボードを使ったら逆に誤爆すること請け合いです。
2万弱という価格が怖い!
うるせぇ!買え!!
買うのは一度だけだ!これを買ってしまえばキーボードの買い替える気持ちがすごく減ります。正妻を持った感じ。え?HHKBを買った後にanne proなんて買ってるじゃないかって?HHKBを買うことによってキーボード沼にハマることもあるよね!