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【音楽レビュー】The Darkness:Permission to Land

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空に落ちていく浮遊感

Permission to Land(2003)

一体どこでどうやって知り合ったのか、全く覚えていないイギリス出身のアーティスト。でも10年以上たった今でもお気に入り。

 

1stトラックのBlack Shuckは新しいんだか、古き良きロックンロールなのか、最初に効いた時はちょっと混乱しましたけど、クセと迫力のあるファルセットに圧倒されてしまいました。

 

前回紹介したAerosmithなどの70年台ロックバンドの影響を受けていて、The Darknessから往年のAC/DCやKISSやQueenなんかを聞きだすリスナーもいるのではないでしょうか?そういった意味では過去と現在を繋いでくれる貴重なバンドだといえます。

 

他にもThe Darknessのボーカル、Justin Hawkinsは一度、薬物等の健康障害でバンドを脱退してしまいます。その時バンドは事実上の解散・低迷。数年後、ジャスティン・ホーキンスが健康状態を取り戻した時に見事バンドは再結成されています。

 

これって何処かで聞いたことがあるお話ですよね。そうAerosmithとおんなじです。Steven TylerはAerosmithを脱退しませんでしたけど、人生をSteven Tylerに変えられた豪語するJustine HawkinsはSteven Tylerのように、このバンドをリードしていくのではないでしょうか。

 

収録曲とおすすめ曲

全部おすすめ!って言いたいところですけど、一番を決めるとしたらやっぱりこれ!”Growing on me”

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イギリスではめったに見られないだろう、青空が似合うトラックです。まるで空に落ちていく浮遊感。別の言い方をすると、空に大穴が空いてそこに吸い込まれていくかのよう。

 

リードシングルである”I believe in a thing called love”の一つ前なのに存在感を示すこの”Growing on me”  必聴です。

  1. Black Shuck
  2. Get Your Hands Off My Woman
  3. Growing on Me
  4. I Believe in a Thing Called Love
  5. Love Is Only a Feeling
  6. Givin' Up
  7. Stuck in a Rut
  8. Friday Night
  9. Love on the Rock With No Ice 
  10. Holding My Own

4曲目の「愛ってヤツを信じる」から直後の5曲目「愛なんてたかが感情だ」このトラック間に一体何があったの…

 

Permission to LandをAmazon Music Unlimitedで!

洋楽のコレクションが豊富なAmazon Music UnlimitedにはもちろんPermission to Land配信されています。この1stアルバムから最新作のPinewood Smileまで聴き放題です!

なお、The Darknessの音楽は非常にクールですが、PVはと言えば…紅茶成分をきっと音楽に振り切っちゃったんでしょうね。先に紹介した”Growing on Me”のPVもあれですし、最新作のPinewood Smileにも精神状態を削られるPVも含まれています。楽曲は本当におすすめですよ!

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