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【音楽レビュー】Lady GaGa:Born This Way

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今の若者の演歌(欧米風味)。

Born This Way (2011)

タワレコでこのジャケットを見た時に吹き出しそうになった思い出。

2010年前半にやたら流行ったLady GaGa。当時の私の印象としてはファッションがぶっ飛んだセレブってイメージしかなかくて、音楽だってお察しクオリティなんでしょ?って思ってました。代表曲のPoker FaceとBorn This Wayだけ聞いておけばOKって。

 

が、その認識を改めるのに余りあるパワーを持っていたのがこのBorn This Wayというアルバム。どうしてこのアルバムを買ったのかあまり覚えていませんが、2016年頃にまとめ買いでお得になるってことで買ったんだと思います。ワゴンにインしてた記憶。

 

あのぶっ飛んだファッションに隠れてしまいがちですが、純粋に音楽が好み。後から調べてみたらQueenやMichael Jacksonなどのアーティストに影響を受けていたとのこと。なるほど、彼女の好みの音楽が私と似ていたわけですね。どおりで気に入ったわけだ。

 

収録曲とおすすめ曲

www.youtube.com

私が思うベストナンバーは"Yoü and I"ですね。uじゃなくてüなのが肝心。このuの上についた点と点の意味が歌詞から伝わってきて私は好き。ドンドンチャっていうリズムがどこかで聞いたことがあるなぁ…って思ったらQueenのWe are the Championのサンプリングでした。歌詞と言いタイトルと言い、芸が細かいね!彼女ほどになるとライブでもピアノ一つのバックトラックを奏でることができます。

 

次に”Hair”。EDMっぽい音楽ばかりだと思いきやこういう、苦しい歌詞の音楽を明るく歌うんだっていう発見がありました。コーラスに向けてのお約束なコード進行が超好み。

  1. Marry The Night
  2. Born This Way
  3. Goverment Hooker
  4. Judas
  5. Americanol
  6. Hair
  7. Scheiße
  8. Bloody Mary
  9. Bad Kids
  10. Highway Unicorn (Road to Love)
  11. Heavy Metal Lover
  12. Electric Chapel
  13. Yoü and I ←ベストトラック!
  14. The Edge of Glory

”Born This Way”はあまりにも有名なので触れませんが、あの当時TVで死ぬほど流れていましたよね。なにかのCMソングだったのでしたっけ? アルバムを締めくくるにふさわしいのが、”The Edge of Glory”。次回作を匂わせる終わり方が素晴らしい。日本語版のボーナストラックは蛇足。

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今回紹介したアルバムでのベストトラックは”Yoü and I”って書きましたけど、これには個人的な理由もあったりします。それが私がカバーできた曲ってところ。リズムギターのカバーがしやすいんです。リズムもゆっくりなのとメインがEコードとDコードなので初心者にも安心。

 

ファッションばかりに目が行ったLady GaGaでしたけど、いろんな苦悩をそれを匂わせないメロディで歌ってます。ある意味、今の若者の演歌です。