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水風呂の攻略法とは?水風呂が苦手だけどサウナトランスで"ととのい"たい

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銭湯やホテルにあるサウナ。あのサウナって僕はずっと苦手としていました。入るのももちろん、存在価値を見いだせない水風呂。でもとある漫画を読んでサウナに興味を持ちました。

ととのいたい!

それがこの漫画「サ道」。
マンガ サ道?マンガで読むサウナ道?(1) (モーニングコミックス)

マンガ サ道?マンガで読むサウナ道?(1) (モーニングコミックス)

 
サウナの仕組みや歴史を紹介している漫画ではありません。サウナにハマりすぎてサウナ中毒になってしまった人達を紹介する漫画です。
 
この漫画によるとサウナと水風呂を交互に服用(?)することで体がジーンとしびれてくるような感覚の後に、圧倒的な多幸感に襲われるそうなのです。その感覚は「宇宙と繋がったみたい」とか「全人類に感謝したくなる」というほどの強烈なドープが作中では描かれています。

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サ道 第1巻 13ページより ”激しくととのっている人の図”

この感覚を「ととのう」と言うらしく、そんなに言うなら…ってことでサウナに行ってみることにしました。
 

水風呂…

サ道によると「ととのう」ためには水風呂を服用することが必須なようです。単にサウナを浴びて帰るのは「ただ体をボイルしただけ」とのこと。
 
つまり水風呂は避けて通れないと…
 
で、サウナにつきました。サウナに入ってみると結構な混みっぷり。この人達は皆、「ととのい」に来ているのだろうか…といつもとちょっと違う目で先客たちを見てしまいます。
 
サウナの中はもちろん高温多湿で数分で出たくなります。そこは「整う」ためにぐっと我慢して6分ほど(サウナの時計が半周するくらい)で退散しました。汗をシャワーで流していよいよ水風呂へ。
 

18度の暴力

水風呂の設定温度は18度。そんな水風呂には肩まで浸かっている猛者共がうじゃうじゃしていました。「あっなんだ、18度って結構暖かいのかな?」と思いつつつま先を付けてみると「エ”ッッンッ」って声が出ました。クッッッソ冷たいやんけ!
 
水風呂に片足を浸している僕の横を頭から水風呂にダイブしているサウナ狂いがザブザブしています。これが「ととのう」を欲する人間の鋼の意志か…
 
首まで浸かるときっと心臓が止まってしまうと判断した僕は水風呂の端っこに腰掛けて膝下だけ冷水に浸していました。それでも段々と慣れてきてちょっとずつ冷水に浸す部分を増やしていきました。
 

お湯の羽衣

3回もサウナと水風呂を繰り返していると段々と水風呂に入れるようになってきました。それでもお腹までですけど。
 
水風呂の段差になっているところに腰掛けてじっとしていると、段々と水風呂の冷たさを感じなくなってきます。最初は体の感覚が失われていくのかと思っていたのですが、どうやら体に触れている水が体温によって温まり、ウェットスーツみたいな働きをするようなのです。

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 サ道 第1巻 29ページより ”お湯の羽衣の錬成に成功した人の図”

なるほど…これがお湯の羽衣か…と思っていると、他のサウナ狂いが勢い良く水風呂に飛び込んできます。その水流で僕がせっかく編み上げたお湯の羽衣が散り散りになります。「グオッ…」と唸るほどの冷たさが再び僕を襲います。
 
それにもめげず、4回目のサウナと水風呂の服用を経て休憩スペースに向かいます。
 

ととの…わない!

ととのうためにはサウナ後の休憩が必須らしいです。そういうわけで休憩スペースで横たわり、体がジーンとしてくるのを待ちます。
 
ベンチに横たわり数分…なんだかつま先がじんじんして来ました。「おッ来るか?!」思っていたら段々とふくらはぎのところまでじんじんが登ってきました。「ととのうッ!」と思ったのも一瞬。じんじんは膝にも届かずにどこかへ行ってしまいました。
 
どうやら一番水風呂に浸かっていた足先だけととのうことが出来たようです。
 

水風呂攻略法!

結局、その日はととのうことが出来ませんでした。最初から覚悟を決めて水風呂に肩まで浸かっていれば全身にじんじんが行き渡って整うことが出来たかもしれません。
 
そのためには水風呂を克服しなければいけません。初心者なりに水風呂の攻略法を考えました。まずは膝下に水をかけ10秒ほど慣らします。この時、肘くらいまで水風呂にひたしてみるのも良いでしょう。次に水風呂の端っこに腰掛けたままで水風呂に入ります。
 
端にに手をつき、ディップスをするように徐々に体を水風呂に沈めていきます。
太ももまで入れば水風呂の底にお尻をつけて三角座りをしてお湯の羽衣が形成されるのを待ちます。こうすれば比較的苦しまずに水風呂に浸かることができました。
 
コツはゆっくり急ぐってことでした。水風呂が冷たいからってゆっっっっっくり水風呂に入るといつまでたってもお湯の羽衣が形成されないので30秒ほどで三角座りするように無理します。そうすればお湯の羽衣が形成されるので後はサウナ狂いが飛び込んで来ないことを祈りつつ1分ほど耐えるだけです。
 

ととのいいたい!

ジーンとしてくる感覚は血管が広がって血流が良くなる感覚を言うそうです。血行が良くなると脳にも酸素がいきわたり多幸感が味わえるらしいです。
 
血行をよくするには冷たいと暑いを繰り返さないとダメらしく、結局サウナ・水風呂コンボが必須らしいです。
 
もっと詳しく整う方法を知りたい方はこちらの本をどうぞ。書いて有ることは「サ道」とあまり変わりないので、買うとしたら漫画か書籍かのどちらかで大丈夫ですよ。
サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫)

サ道 心と体が「ととのう」サウナの心得 (講談社+α文庫)