飲み会の場で「えー、今日は〇〇(←自分の名)に締めてもらおうかな?!」という無茶振りを何度か経験してきました。
初めての時はあわあわして「とりあえず一本締めで!」と10秒で締めのスピーチを切り上げたことがあります。
そういうのも若手らしくていいよ!と言われたのですが、何回もこういうことを繰り返すことはできません。
そこで、急なスピーチでも及第点をもらえる無難なスピーチの組み立て方を4段階に分けて紹介していきます。
1.何はともあれ挨拶!
「おう、おまえスピーチやれや」となった場合、舞い上がってしまいがちですが、まずは挨拶からはじめましょう。
飲み会などでは「みなさん、おつかれさまです!」という形でもいいでしょう。
結婚式などのフォーマルな場では「ご紹介に預かりました〇〇です。」とでもはじめましょう。
その後に簡単な自己紹介でも挟むとなおいいでしょう。
2.今自分が置かれている状況を話す
これは時間稼ぎとして有効です。
「いきなり指定されてビビっています!」とか「突然の依頼に驚きつつも、この場を与えてくれたことに感謝します」など場に応じて使い分けましょう。
「係長にいきなり指定されて、なんにも決めていないんですが、とりあえずこの場を任されました!」とか「私は彼との高校以来の友人でこの場に招待されています」というのがテンプレです。
3.この場はどのような場なのかを話す
これは締めへの行動の布石です。
飲み会にしろ何かのスピーチにしろ、何らかの目的があって皆がその場に集まっているのでその目的を明確に話しましょう。
えぇ、中身なんて関係ありません。すべては時間稼ぎと「こいつなんかいいこと言ってるな感」を出すためのものです。
飲み会や送別会では「今日は僕のために歓迎会を開いてくれてありがとうございました!ただ酒をたらふく頂きました!」とか「〇〇さんの送別会ということで皆さんここに集まっていただきました。〇〇さんにとはあまりお話する機会がなかったのですが、今日お話してもっと早くからお話しておくべきだったと公開しています」が有効です。
結婚式ではいうべきことは一つですね「〇〇さんと△△さんのご結婚を祝うべくしてこのように皆さん集まられました。〇〇さんと△△さんは素晴らしいご友人をお持ちだったことを改めて知ったのと、〇〇さんと友人であることを誇らしく思います」とテンプレで覚えましょう。
4.行動でその場を締める!
最後の締めです。
ここをミスると今までの時間稼ぎと空気作りがグダグダになってしまうので、ここだけは気合を入れて行きましょう。
「と、いうわけでこの会なのですが、残念ながらお開きの時間となりました。ここはぜひ一本締めでお開きとしたいと思います!」
何も一本締めでなくても構いません。なにか特定のアクションがあればOKです。
「ここで、〇〇さんと△△さんのご多幸を願って拍手を送りたいと思います。」
結婚式などでは拍手か乾杯が安定です。
ただ、会の途中だと飲み物があったりなかったりするので拍手のほうがインパクトも大きく失敗もしにくいです。
おわりに
実際の場に立ってみるとアワアワしがちですので、下記のようにスピーチの組み立て方を思い出してください。
指名される!
↓
えっと、僕は誰なのかをはっきりさせないと!
↓
あぁそうだ、僕がここにいるのはこういう理由なんだった。
↓
この場所っていうのはこういう集まりだよね?そうだよね?
↓
じゃぁこれ(拍手や乾杯)で終わりにしましょう!
という流れを頭のなかに入れておくとなんだかんだで急なスピーチにも対応できます。