年末に書いた簡単な隠し芸の記事が意外と受けてた。やったぜ。
検索ワードに急に「隠し芸 簡単」とかが増えてたから一定のニーズはあったらしい。
今回は2匹目のドジョウを狙っていくよ。
今回はそんなに簡単じゃないよ
前回書いた記事はこちら。
僕が今までにやってきた大道芸のうちで一番簡単なやつ3つを紹介した。
今回紹介するのは前の記事の道具ほど簡単じゃないよ。
ちゃんとした練習が必要。
練習っていっても何か月も必要なわけじゃない。
数週間くらいあればそれなりに形になるものをピックアップしたよ。
その道具がこちら
- ポイ
- ジャグリングスカーフ
- ダイススタッキング
どれも余興や隠し芸で役に立つ優秀な道具だよ。
じゃぁそれぞれについて紹介していくよ。
その1:ポイ(できれば3人以上で)
この道具は振り回して演技するタイプのジャグリングだよ。
適当に振り回すだけでもそれなりにきれいに見える。
ポイで演技するうえでマスターすべき技が5つある。
1.シンクロナイズドループ(前後)
2.オルタナティブループ(前後)
3.2ビートウェーブ
4.バタフライ
5.ターン
それぞれの技に関してはここのサイトを見てみるといいよ。
動画を踏まえてあるのでとても分かりやすい。
ここで解説するのはステージの組み立て方。
ポイのいいところは複数人でやればかなり見栄えがするパフォーマンスができる。
もしポイだけで1人のステージを盛り上げようとすると、上の5つの技だとちょっと物足りない。
少なくとも3人、欲を言えば5人でパフォーマンスをしたい。
もちろん、何らかの音楽を流すとして、パフォーマンスの基本としては、
1.横一列に並んでシンクロorオルタナティブループ
2.一斉ターン&ループ切り替え
3.サビでバタフライor2ビートウェーブ
で、なんとなく1コーラスは出来上がる。
あとはターンを一人ずつやるとか、バタフライとウェーブを交互に織り交ぜるとかの工夫でパフォーマンスの幅はかなり広がる。
ポイのいいところは曲に合わせて回転速度を合わせられるので音楽に乗ってる感を醸しやすいところ。
おすすめのポイはナランハから発売されているインフィニットポイ。
これと言った特徴もないけどすごく使いやすいポイだよ。
テールが2つに別れているからバタバタとなびいてとても迫力がある。
見てる側からしてもかなり見栄えがするので結婚式や新入社員の余興なんかでかなり役に立つ。おすすめだよ。
その2:ジャグリングスカーフ
ポイと比べてダイナミックさはないけど、こっちには優雅さがあるよ。
ジャグリングって普通ボールを使うけど、こちらはスカーフを使う。
ひらひらで滞空時間が長いから初心者でも3スカーフジャグリングができる。
ジャグリングの方法を知らなくても落ちてきたスカーフをとにかく投げ上げるだけでそれっぽい動きができるよ。
なんといっても、ふわふわ浮いているスカーフには優雅さがある。
Learn 3 Scarf Juggling (Beginner) - YouTube
ただ、ジャグリングスカーフ1本で余興を乗り切るのは難しい。
ポイの合間に入れてみるとか傘回しの途中にやってみるとか、つなぎ的な役割が強いかも。
でもいくつかトリックをマスターしてみるとまた見栄えが変わって、一人でもステージを乗り越えられるくらいの実力がつくかもしれない。
Scarf Juggling - 1Up 2Up (Beginner) - YouTube
おすすめは2up1upとか2イン1ハンドとかをおりまぜてみよう。
その3:ダイススタッキング
これはかなり異色。どちらかといえば大道芸というよりかは手品に近い。
でも見た目のインパクトはポイくらいデカい。
口で説明するのは難しいので動画を見てみよう。
Dice Stacking - Coolest Thing Ever - YouTube
ね、すごいっしょ。
カップの中に入れたダイスが塔みたいに重なって出てくるんだから。
このトリックのコツは手首の回転。遠心力でダイスをカップの底に押し付けていないと失敗する。
そのために人差し指をカップの底に置かないで真横から鷲づかみする。
そうすると手首が左右に自由に動くので遠心力を保ちやすい。
もう1つのコツがダイスのピックアップの仕方。
十分にカップを斜めにしておかないとダイスを拾いそこねてダイスをふっ飛ばしてしまう。
カップとダイスの角度をできるだけ浅くしてテーブルを削るような勢いでダイスを拾っていこう。
最後の一つのコツはカップの止め方。
勢いよくカップを止めたら必ずダイスは倒れちゃう。
カップを止めるときは30センチくらいは使ってゆっくり減速しよう。
減速に失敗してダイスが倒れた時は「カラン」って音がするので、もうひとシェイク加えよう。
詳しいやり方はこの動画を見れば何となくイメージできると思う。
ダイススタッキングの難点はステージではできないこと。
バーカウンターとか広めのテーブルじゃないとパフォーマンスできないってのも痛い。
でも見た目のインパクトと手品的な不思議さはほかの道具にはない利点だよ。
1日練習していたらかなりの確率でできるようになるので習得もそこそこ簡単なのもうれしい。
練習は必要だけど見栄えは抜群によくなる
前に紹介した簡単な道具と比べて難易度は格段に難しくなってる。
その分練習は必要になってくるけど、客受けも格段に良くなってくるよ。
今回紹介した道具の中で一番おすすめなのがポイ。
一人でステージを任されるのであれば厳しいけれど、人数を集められるのならポイ一択で間違いない。
youtubeなんかでポイのステージ動画を見て「なんかできそうかも…」ってルーティンを見つけて真似してみよう。
これでダンスのマンネリから脱却できることを切に願います…