ギターもベースも使える、小さいけど便利なやつ。
Fender Mustang Micro
Fenderから発売された最新のMustangシリーズがこのFender Mustang Microです。
ギターやベースに繋ぐだけで12のアンプと12のエフェクタを再現できるという優れもの。
わざわざ自分でかっこいい音をセッティングせずとも最初から完成度の高いギターサウンドがプリセットされているので、ギターに繋いだ瞬間からかっこいい音が鳴らせます。
ギターに繋いでイヤホンを装着すればもう完全な練習環境が手に入れいます。
しかも外に聞こえるのはエレキギターの生音だけ。めちゃ静かです。
ギターやベースを買ったけど、どんなアンプを買えばいいかよくわからん…という人はこれを買っておけば絶対間違いない!とオススメできるミニアンプでした。
いいところ
- 多彩なサウンドと簡単操作
- BluetoothでスマホやPCと接続可能
- 静かに練習が可能
微妙なところ
- UIが(死ぬほど)わかりにくい
- 細かい音作りができない
- アプリ連携ができない
12種類の個性豊かなアンプ
Mustang Microには12ものアンプとエフェクターが内蔵されています。
どういうことかというと、電子的にそのアンプをシミュレートしているのです。
本物のそのアンプとは微妙に異なるかもしれませんが、普通に使っている分には全くわかりません。
クリーンなサウンドからゴリゴリに歪ませたメタルなサウンドまで、代表的なサウンドを12つ厳選しています。
さらに12種類のエフェクターを内蔵しており、リバーブやフェイザーなど一通りの音作りが可能となっています。
しかしMustang Microには画面のようなUIがありません。
どうやって今のアンプやエフェクタを確認するのかというと、このランプ。
12ものアンプやエフェクタがあるくせに、このランプで今使っているアンプやエフェクタを判断するので、めちゃくちゃにわかりにくいんですよね。
このUIの貧弱さがMustang Microの最大の欠点。
付属しているカードに「このアンプはこの色のランプだよ!」ってわかるようになっているんですが、かなりわかりにくいので覚悟は必要です。
なお電源を切っても最後のセッティングが呼び出されます。
アンプやエフェクタの選択ボタンの横にエコライザやエフェクタのレベルを選択できる+ーのボタンがあります。
これでゲインの深さやエフェクタのかかり具合を5段階で調整できます。
たった5段階かと思いきや、それぞれのアンプやエフェクタのちょうどいい味付けの部分を選んでいるのがさすがです。
地味に便利なのがBluetooth接続が可能ってところ。スマホやPCで再生している音楽に合わせて練習できますよ。
また、充電端子がUSB-Cなのですが、この端子とPCとを繋ぐことでオーディオインタフェースとして認識してくれるので簡単な宅録だってできてしまします。
これだけあればギターライフの第一歩は約束されたようなもんです。
関連する商品
Mustang Microによく似た商品はいくつかあります。
一つは10年以上ギターショップに並び続けている“Amplugシリーズ”です。
こちらは内蔵アンプは多くはありませんが、ゲインなどを自由に調整することができるのが特徴です。
ベース版にはメトロノームやドラムパターンが内蔵されています。
最後に“Mustang GT40”です。
こちらは普通のギターアンプのみた目をしていますが、Wi-Fiに接続して様々なセッティングをダウンロードできるハイテクアンプです。
「あの曲のあの音を出したいけど、アンプもエフェクタもわからん!」って人に向いています。
内蔵アンプもエフェクタも桁違いに多いのでMicroに物足りなくなった人はこちらがオススメです。
紹介記事はこちらからどうぞ。
とりあえずギターと一緒に買え!!!
エレキギターは単体では完成しません。
アンプと繋いで練習しないとパームミュートやハンマリング・プリングの練習が効果的にできません。
生音だと気づかなかったノイズやミュートできていない弦などがアンプに繋ぐことで気づくことができます。
エレキギター初心者セットについているアンプよりも何倍も高性能なアンプが1万円ほどで手に入るので、初めてのギターやベースを買ったら一緒に買っちゃうことをお勧めします。