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1ヶ月長期レビュー iPhone11とカメラの良かった所・残念な所を紹介!

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買ってよかったが完璧とは言い難い。

3年ぶりの新型iPhone

今までは小型のiPhone SEを使っていたのですが、あの液晶のサイズでは表示が崩れたり、見にくくなるウェブサイトが増えてきました。

iPhone SEのバッテリーも膨らんできたので思い切ってiPhone11に機種変更しました。

最初こそ本体サイズやホームボタンがないことに戸惑っていましたが、1週間も使えばすんなりとなれてしまいました。

 

iPhone SEからのハードウェアの進化は凄まじいはずなのですが、わたしのiPhoneの使い方がほとんど進化していないので劇的な変化はあまり感じることができませんでした。

画面サイズは格段に大きくなったので、表示できる情報量が増えています。

逆にキーボードのフリックがギリギリ届くか届かないかのサイズになっているので、手の小さい人だとやっぱり苦しいと思います。

 

そしてカメラ!カメラの進化は本当に凄まじいと感じます。

正直な感想ですがカメラのためにiPhone11にしちゃってもいいんじゃないか?ってくらいの進化っぷりでした。

逆に言うとカメラくらいしか特筆するところがないとも…(ゲフンゲフン

 

1ヶ月じっくりiPhone11を使ってみて、良かったこと微妙だったことを紹介していきます。

カメラ!カメラ!カメラ!

一番衝撃的だったのがやっぱりカメラ。

超広角レンズで幅広の写真が撮影できるってのは本当に素晴らしい体験。

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画像は表示用にやや低画質にしています。

こんなふうに自分が見ている視界とほとんど同じような画角で空間を切り取れます。

上記の写真は広角率最大(0.5倍)で撮影していますが、あまりにも便利なので基本的に広角率最大にして撮影しています。

 

広角撮影って想像以上に便利です。

いままで集合写真のとき「もうちょっと寄って!」とか「もっと後ろで撮らないとだめ…」とかの経験ってありませんか?

そんな経験から一気に開放してくれるのがこのカメラなんです。

 

集合写真で広角撮影をすると周囲が空きすぎて「もうちょっと広がってもいいよ?」って言ったのは初めての経験でした。

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空に吸い込まれるような写真も何も考えずに撮影できます。

外周がやや歪みますが、それすらも気にならないくらいの迫力ある写真が誰でも取れるようになります。

逆に歪みを強調することで、素人でもちょっと洒落た味のある写真を取ることが出来ます。

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ただの雨の路地裏も遠近感が強調されています。

広角レンズの歪みが強調されて、路地裏に吸い込まれるような雰囲気のある写真になっていると思いませんか?

今までに撮影した写真が5,000枚以下のわたしでも、こんな写真が撮れるのってのは純粋に写真を取るのが楽しくなりました。

 

素人のわたしでも写真が撮るのが格段に楽しくなるのがiPhone11の買ってよかったポイントになっています。

意識低いラーメンもポートレート撮影(後述)できれいに撮影できます。

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写真を撮った後もやしが山体崩壊しました。

ナイトモードは予想以上の明るさ

暗いところでも明るい写真が撮れるナイトモードという機能があります。

 

これはほとんど使わないな…と思っていたのですが、実際に使ってみたら驚きの結果となりました。

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照明があると思いますか?ほとんど真っ暗でした。

これは天王寺動物園で撮影したキーウィの写真なのですが、かなり明るく写っていると思いませんか?


実環境はもっと暗かったんです。

写真を撮ったあとに確認してみるとくちばしが写っている!肉眼でも見えなかったのに!

それくらい暗い場所でもそこそこ明るく撮影することができます。

 

わたしの隣にいた親子連れは「なに?この展示室空っぽなん?」と言うほど真っ暗だったんです。

こういう暗い環境でカメラを開くと自動でナイトモードがオンとなり、最大3秒間の露光時間で撮影してくれました。

もちろん露光時間も自動で調整してくれます。

 

露光時間が長いのでブレるかな?と思っていたのですが、普通に手持ちでもきれいに撮ることができました。

そのへんは画像処理の後加工で修正しているのかもしれません。


3秒という露光時間なので、ナイトモードで動くものの写真を撮るのは苦手。キーウィが急に鳴き出したときの写真ではキーウィの首がブレブレになってしまっています。

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キーウィちゃん!3秒じっとしてて!

おいポートレートモード…

超広角レンズについて絶賛している一方、がっかりしている部分があります。

残念ポイント、それはポートレートモードです。


被写体はくっきり、背景をきれいにぼかした写真が撮れるってのがポートレートモードのいいところなんですが、被写体と背景の境界の識別がとても雑なのです。

 

例えばこのハンバーガーの写真。

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うまく背景がボケているように見えますが…

一見ハンバーガーにピントがあっていて、背景のポテトがボケている…ように見えるんですが、ハンバーガーと同じ位置にある串までボケてしまっています。

左側ハンバーガーの串にはピントがあっているのに、右側だけボケているってのはかなり違和感です。


他にも生牡蠣の写真を撮ったのですが、やっぱり牡蠣の殻部分の境界をうまく認識できていません。

ボカしてほしいところがボケず、ボカしてほしくないところがボケてしまっています。

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メニューにピントが合って奥の牡蠣がボケっちゃってます。

人物やぬいぐるみなど、形が比較的シンプルな形状のものだとうまく境界を認識してくれます。

先に紹介した二郎系ラーメンもうまく被写体と背景の境界を認識してくれていました。

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簡単な形の被写体はそこそこ上手く境界認識してくれます。

ギザギザしたものや、細長いものに関しては非常に苦手なようで、がっかりした結果になるでしょう。

やっぱデカイよ。このサイズ

購入してちょうど1ヶ月ですが、すでに2回もiPhoneを落っことしてしまいました。

iPhone SEのときは3年で2回だったのに、もう落下回数が並んでしまいました。


やっぱりこのサイズ感にまだ慣れていないのが原因なのかもしれません。こりゃケース必須だと心から思いました。

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ケースが落下の傷から守ってくれました。

幸い液晶割れなどはなかったのですが、落ちる姿勢によってはバキバキ液晶になっていた可能性は十分あったでしょう。

裸派のわたしでもケースは購入すべきだと感じました。

ちなみに買ったケースはこちら。

なんでProにしなかったの?

高いから。

って理由だけではありません。そこまで必要性を感じなかったためです。


Proと11で大きく違うのが液晶と望遠レンズが付いているカメラ。


Proの液晶は有機ELで黒の沈み込みが非常に綺麗に映ると言われています。

とはいえわたしはiPhoneで色を見分けるようなことはしませんし、11の液晶も十分綺麗に見えます。

だから液晶に関しては11でも十分かなと。


次に望遠レンズ。

正直わたしにはほとんど無縁のもの。

だって今までiPhoneで写真を撮っていて「もう少し寄れたらなぁ~」なんて思ったことがなかったから。

圧倒的に「もう少し幅広く撮りたい!」とか「あと少し大きい画角で撮りたい」ってことのほうが多かったんです。


実際にお店に行ってみてProの望遠を試してみたのですが、かなりズームは効きますがやっぱりガビガビ。

しっかりと望遠をやりたいのなら一眼レフカメラなどに投資したほうが満足できるかもしれません。

むしろ望遠ならばPixel4を購入すべきでは…

買って満足iPhone11

iPhone11を購入して1ヶ月ほど経ちましたが、今の所、満足しています。

一度だけBluetoothに接続しようとしたら、うんともすんとも言わなくなり、強制再起動がかかりました。

 

旅行中で、路線図を確認しようとしていたので、非常に困りました。

肝心な時に使えないのはapple製品あるあるですね。


とはいえSEから11というのは大幅で意味のあるアップデートでした。

撮れる写真も劇的に変わりました。

画面サイズやCPUアップデートの他にこんなにわかりやすい進化ってのはカメラ以外に無いのは否めませんが、購入してよかったと思えるデバイスでした。

 

そして、ありがとう、さようなら。iPhone SE…

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3年間頑張ったiPhone SEの有終の美