言葉にしないと伝わらない。文字にしないと残らない。

【強烈な地元愛】北海道に4年間住んでみて気づいた4つのこと

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強烈な地元愛と自尊心。そしてその押し付け。

1つ!思ったよりみんななまってない

TVや映画のイメージだったのですが、北海道の人たちは「なまら」とか「わや」とかバンバン使うのかと思ったらそんなに使っていませんでした。あと「なまら」はどちらかと言えば「なんまら」と発音していました。


逆に地元の福岡訛の「〇〇しちゃってん」とか「〇〇しよ〜と?」とかのほうが北海道の人には伝わりませんでした。

独特だと思ったのが「押ささらない」とか「積まさる」などの「〇〇さる」の言い回しです。言いたいことはわかるのですが、とても独特だと思います。


「ボタンが押ささらない」は「ボタンを押せない」という意味なのですが、両手が塞がっていてボタンを押せないのではなく、機械的な故障によって押せないというニュアンスがあるように感じました。


ローカルニュースのキャスターもそう発音していたので、きっと北海道では一般に認められた表現なのでしょう。

函館という土地柄、青森の年配の方とお話する機会が多かったのですが、こちらは95%意味がわかりませんでした。「さすがに95%はないだろう」と思われるかもしれませんが、本当にほとんどわかりません。


函館~青森間の連絡船に乗ったことがあるのですが、ロシア語のアナウンスが流れていました。「さすがロシアに近いとロシア語のアナウンスもかけるんだなぁ」と思ったら「~以上↑です↓」と最後に日本語が。ロシア語だと思っていたら津軽訛りの日本語のアナウンスだったということがありました。

 

2つ!強烈な地元愛はどこまでも

誤解を恐れずに言うと道民は日本人全員が北海道を自分と同じかそれ以上に好いていると思っているようです。「俺は道民だけど違うぞ!」とお思いの人、ごめんなさい。

北海道の一般的なイメージは大自然や美味しい食べ物、豊富な観光資源…など、とてもポジティブです。そういうイメージがある以上、「あれ?日本人全員が北海道好きなんじゃね?」と思ってしまうのも仕方ないかと思います。


そういった中で生活していると「ほら、あなたも引っ越してきたくらいなんだから、北海道好きなんでしょ?!」という有形無形の圧力を感じることがありました。

この道民気質は北海道を出ても続き、北海道をテーマにした居酒屋なんかに入ったらもう大変です。
ザンギを出そうものなら「こんなのザンギじゃない」とザンギ警察が。
ホッケが出れば「北海道の方が安くて大きかった」とホッケ警察が。
寿司が出れば「北海道の100円寿司のほうがうまい」とサムズ警察が。
「うるせぇなぁ、それなら頼むなや…」とは言いませんが、非常にめんどくさいものです。

単にその道民が極端な例だったのかもしれませんが、「俺たち道民!」の押し付けは外様にとっては息苦しいものでした。

 

3つ!気候は極寒なのに意外と寒がり

当然北海道は寒いです。その分寒さ耐性があるかと言われれば、そうでもありません。
冬場の移動は基本、車ですし暖房のガンガンに効いていない場所にとどまることが無いので薄着です。真冬の暖房ガンガンのスーパーの中で半袖を着た人がいるくらいです。

道民の友人を自分の家に呼んだ時、開口一番「えっ?寒っ!」と言われたのを覚えています。普通室内では半袖で過ごせるくらいまで暖房は効かせませんよ…

逆に夏は涼しいのかと聞かれればそんなことはありません。普通に熱いです。問題なのが家屋の作りが冬基準になっているため、夏の室内は灼熱です。また、アパートによってはエアコンがなく、強力なストーブしかない賃貸物件もあります。

 

4.大正義セイコマ

北海道のコンビニの王様はセイコーマート、通称セイコマです。ちょっと怖くなるくらい安いお惣菜なんかも売っていますし、私が住んでいた時はやたらとボジョレーヌーボーを押していました。品揃えとその価格の安さは他のコンビニの追随を許しません。

またセイコマの恐ろしいところは採算性が決して良くはないだろうところにも出店しているところです。インターネットも来ているのか怪しい漁村にぽつんとセイコマがあったりします。セブンやローソンでは決して出店しない様な立地でもセイコマが進出しているのはきっと地元企業たる矜持があるためなのでしょうか…

ちなみに北海道の人達はセブンイレブンの事をイレ↓ブン↑と略してました。
こんなところにも地域性が…

 

なんだかんだで楽しんだ北海道暮らし

私の北海道暮らしは4年間だけでしたが、それなりに楽しかったです。異世界生活的な意味もあります。大雪は最初の年だけテンションが上がりましたが、それ以降はあと半年近く雪に埋もれた暮らしになるのか…と気が滅入っていました。

本州と陸続きになっていないけれど車で気軽に行き来できる九州や四国と違って強烈な地元愛が育っているように思います。それが良かれ悪かれ様々な流れで目に見えたり耳に聞こえる形となってにじみ出てきます。


私が育った福岡も割りと地元愛が強いと言われるらしいですが、道民の地元への愛着はおそらく福岡の比ではないのでは?ある種のプライドといったほうがいいかもしれません。

 

地元愛の押しつけが息苦しいと感じるときもありましたが、北海道では自然なことなのでしょうか…?