言葉にしないと伝わらない。文字にしないと残らない。

4つの学問を黒猫で例えたBlack Cat Analogyが秀逸だった。

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最近ネットで見かけた画像にBlack Cat Analogyというものがありました。
日本語で言うなら黒猫の比喩ですね。
この比喩の中で黒猫は「宇宙の真理」的な存在として見られています。

実際のBlack Cat Analogyはこちら!


The Black Cat Analogy.
より

英語なので翻訳してみると、こんな感じになります。
哲学とは、暗い部屋で黒猫を探すようなこと。
形而上学とは、暗い部屋で本当はいない黒猫を探すようなこと。
神学とは、暗い部屋で本当はいない黒猫を「見つけたぞ!」と叫ぶようなこと。
科学とは、暗い部屋で懐中電灯を使って黒猫を探すようなこと。
なかなか考えさせられる言い回しですね。
 
形而上学という学問は聞き馴染みがないですね。「けいじじょうがく」と読みます。
この学問は、この世に存在する全ての物が、なぜそんな形で、なぜそんな風に存在しているのか、また、その物の存在の意味を考える学問です。
意味がわかりませんね。
ざっくりと言ってしまうと「宇宙はどうしてあるんだろう」とか「私は死んだらどこに行くのだろう」とかを考える学問です。
そういう疑問に答えなんてありませんよね。だから黒猫もいないんです。
そうしてみると、形而上学と神学との違いが皮肉になって味が出ています。
 
オチになっている科学は哲学とすごく似ていますね。
哲学と科学は道具を使うか使わないかの違いだと言うわけです。
その道具っていうのが数字だったり文字だったりする違いなのでしょう。
 
 考えさせられるのがこの比喩の暗い部屋ってどれ位の大きさなのでしょうか。
きっと恐ろしいほど広い部屋なのだと想像してしまいます...