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【音楽レビュー】Santana:All That I Am

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濃厚ハニーマスタードギター。

All That I Am(2005)

Santanaのアルバムジャケットにしてはかなり落ち着いた仕上がり。

暑くなってくるとどうしても聞きたくなってくるのがこのアルバム。そして初めて買ったSantanaのアルバム。初めて聞いたときの衝撃よ。ギターがギャンギャンにボーカルに絡みつくようにフィルインしてきます。

 

メキシコのカラッとした暑さ(想像)っぽくなく、もっとネバッとジトッしたギターサウンドにドハマリしました。食べ物で例えるならハニーマスタードみたいなギターが食欲をそそります。

 

このアルバムっていろんなアーティストとコラボしてるのが良いんですよね。そしてコラボ曲ほどギターがネトネトに絡みつきます。ゲストアーティストは「えっ?!」って思わなかったのでしょうか?ボーカルとギターのフィルインが同じくらいの割合で聞こえます。 

収録曲とおすすめ曲

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まず初っ端なの"Hermes”。このアルバムの中だと一番ギターがカラッとした印象。ラスサビへむけた「ふぁいやー!」が地味にツボ。

 

アーティストとのコラボ楽曲で言えば”I'm Feeling You”。波打ち際で夕日を眺めているようなオレンジ色が思い浮かびます。ちなみにこの曲のコラボアーティストはデビューシングルがEverywhereのMichelle Branchです。Everywhereが流行っていたときは文字通り色んな場所で聞いた気がします。

 

そしてAerosmith好きとして外せないコラボ曲が”Just Feel Better”。Steven Tylerとのコラボ曲です。Stevenのあの大きな口から出てくるシャウトに負けないくらいギターがネットネトに絡みついてきています。ちょっと黙ってて!

  1. Hermes
  2. El Fuego
  3. I'm Feeling You
  4. My Man
  5. Just Feel Better
  6. I Am Somebody
  7. Con Santana
  8. Twisted
  9. Trinity
  10. Cry Baby Cry
  11. Brown Skin Girl
  12. I Don't Wanna Lose Your Love
  13. Da Tu Amor

そしてこのアルバムで一番好きかもなのが”Trinity”。ボーカル抜きのギターだけの楽曲です。特徴のあるイントロとギター同士が交互に歌い合うような素晴らしいハーモニーを奏でています。

 

やっぱりSantanaがメキシコ出身てことなのでラテンっぽい空気が強いので、暑い時期に聞きたいですね。でもこのアルバムはネトネトギターが多いので、梅雨時期のジメジメで厚いときなんかにピッタリな気がします。

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2018年で70歳のおじいちゃんなSantanaですが、このハニーマスタードなギターは特徴ありますね…半世紀以上ギターに捧げた人生から滲み出す甘さと辛さがきいています。こういったギターの音を出したい!って憧れた人もきっといたはず。

 

その特徴のあるギターはどんな曲もSantanaがプレイするとSantanaフィルタに染められてしまうことでしょう。曲調もかなり最近目なので、きっと楽しめることでしょう。