言葉にしないと伝わらない。文字にしないと残らない。

魔法の杖はない!体脂肪が燃える理由

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体脂肪が燃えるという言葉をよく聞くため、汗は脂肪が溶けたものなんじゃないかと勘違いしている人がいますが、これは間違いです。
ホットプレートの上で溶けていくラードをイメージしてしまうのもうなずけるのですが、汗の大部分は水分なので脂肪が溶けて液状になったものではないと確認しておいてください。

じゃあどうやって脂肪は燃えるのか?

脂肪が燃えるためにはいくつかのステップがあります。
まず、脂肪は手で触れる形「中性脂肪」という名前で体内に貯蔵されています。
これが運動によって分泌されるホルモン(インスリン)によって「遊離脂肪酸」という形で血液中に流れ出します。
繰り返しになりますが、汗はこの遊離脂肪酸が出ているわけではないので注意してくださいね。
血の流れに乗った遊離脂肪酸は筋肉の細胞に運ばれます。
筋肉の細胞内にあるミトコンドリアにたどり着いた遊離脂肪酸は酸素(燃焼)と結びつきエネルギーを生み出します。
このエネルギーが筋肉を動かしているのです。

魔法の杖はなかった!

ダイエットの紹介などで〇〇ダイエット!などいろいろ言われていますが脂肪が消費される方法はたったひとつです。
上に書いた通りの中性脂肪→遊離脂肪酸→酸化(燃焼)のフローでしか脂肪は消費されません。

楽なダイエットを期待している人には残念な結果になってしまうかもしれませんが、楽して太ったのなら苦しんで痩せるしか無いのです…